2016年08月28日

ぶらり、ジャガーXFに乗って山形の酒蔵を廻ってきた【第六話】

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さて、西川町にあった設楽酒造(月山酒造)を出発。

今来た道を寒河江まで戻り、慈恩寺大橋を渡って月山酒造(工場)の前を通り国道287号線で西村山郡河北町を目指します。

が、その前にジャガーXFについて気がついた事を紹介します。

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今日も蒸し暑く、エアコンが欠かせませんが....。

エンジンを入れると(当然エアコンがオンになっているのですが)

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エアコンのエアベントが自動で開閉していたのです。

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まるで動物のまぶたのように。

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ああ、涼しい風が。

グルリと回転して目覚めるギミック。

エンジンもしくはエアコンを切ると自動で閉じてしまいます。

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あと、トランクも自動。

リモコンキーのボタンでも開け閉めできます。

何度か間違えて開けてしまった事がありました。

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トランクにもボタンがあります。

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静か〜に閉まっていきます。


では、閑話休題。

寒河江川の北側にあるので河北町(かほくちょう)。

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人口約1万9000人の町で、かつては最上川舟運による内陸地方の米、最上紅花の集散地として栄え、紅花で財を成した豪商の屋敷が今も残り往時の繁栄ぶりを伝えています。

日本の道百選にも選ばれている上工地区を抜ける「ひな市通り」には谷地を代表する細谷家・鈴木家の屋敷が並びます。

また約2kmほど離れた沢畑地区にある堀米家邸は河北町紅花資料館として保存公開されています。


ちなみに河北町は、山形県内で唯一「町」を「ちょう」と読む自治体です。

河北町の中心市街のメインストリートには2軒の酒蔵があります。

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江戸時代中期の寛政9年(1797)に創業した和田酒造は、同じ頃から呉服商、石油商など数多くの商売を手掛けていました。しかし和初期から酒造業を専業として今に至ります。

酒銘の『あら玉』は、和歌で歌われる新年の枕詞で、年が”あらたま"るという意味 に由来します。


『あら玉』
醸造元:和田酒造合資会社
URL:http://www.hinanet.ne.jp/~aratama/
住所:山形県西村山郡河北町谷地甲17
電話:0237-72-310
創業:寛政9年(1797)


和田酒造のすぐ先に重厚な佇まいの屋敷が見えてきます。

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朝日川酒造は和田酒造よりも約50年ほど遅い、江戸時代後期の嘉永元年(1848年)に創業。

酒銘の『朝日川』は朝日連峰を源に最上川に入る支流、朝日川(西村山郡朝日町を流れる一級河川)に由来します。

最近は特約店と企画した新ブランド『山吹極』も展開。これは上級者向けのお酒と謳われていますが、生もと造りの純米酒の原酒を2〜3年、熟成させた無濾過原酒シリーズです。

『朝日川』
醸造元:朝日川酒造株式会社
URL:http://www.oboshi.co.jp/kuramoto/asahikawa/
住所:山形県西村山郡河北町谷地乙93
電話:0237-72-2022
創業:嘉永元年(1848)


河北町を後に最上川を渡って東根市へと向かいます。

東根市(ひがしねし)は、人口約4万7000人の市。

サクランボの生産量は全国の市町村で1位、温泉の町でもあります。町の玄関口はJR奥羽本線(山形新幹線)のさくらんぼ東根駅です。

東根市と村上市の境界にまたがる六歌仙。

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15年ほど前の旅で初めて買ったのが六歌仙のお酒でした。

六歌仙は大きな工場でしたが、昭和47年(1972)に東根市の横尾新酒造店、村山市の高宮酒造と松岡酒造、尾花沢市の丸屋酒造場、大石田町の庄司酒造店が設立した共同瓶詰工場の山形銘醸が前身です。

平成4年(1992)株式会社六歌仙に社名変更。

この『六歌仙』とは『古今和歌集』のの代表的な六人の歌人(僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主)を指していった言葉です。


『六歌仙』
醸造元:株式会社 六歌仙
URL:http://www.yamagata-rokkasen.co.jp/
住所:山形県東根市温泉町3-17-7
電話:0237-42-2777
創業:昭和47年(1972)


村山市(むらやまし)は人口約2万5000人の市ですが、町の中心部を抜け、再び最上川を越えて北西端の富並地区へと車を走らせます。

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ここにあるのは、今や山形のトップブランド。

入手困難なお酒ベスト5に入る『十四代』の高木酒造です。

もともとは地元向けの『朝日鷹』というお酒を造っていました。

『十四代』という新ブランドで直接東京に打って出始めた頃に一度来たことがあります。

その頃は小さな、少し寂れた「酒造場」といった感じでしたが、久々に訪れて驚きました。

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「なんという事でしょう」めちゃくちゃ近代的な大きな酒蔵になっていました。

しかも敷地内には伝統的な佇まいの数寄屋造りの古民家や屋敷、煉瓦造りの煙突など、あれ?前からあったっけ?と思わせるような立派な施設が田園地帯の小さな集落の中に鎮座していたのです。

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高木家の先祖は京都の公家だったそうです。それが応仁の乱で負け東北のこの地まで落ち延びたといいます。戦前までは「高木山」とよばれる山林、森林、田畑すべてを所有し林業も営んでいた旧家だったのです。

現在でも酒蔵だけで3500坪を有しています。

う〜ん、前来た時は、まったく気がつかなかったな〜。

『十四代』
醸造元:高木酒造株式会社
URL:なし
住所:山形県村山市富並1826
電話:0237-57-2131
創業:元和元年(1615)


次ぎは本日最後、最上地方最後の酒蔵。

最上郡大蔵村(おおくらむら)にある小屋酒造です。

あまり聞かない酒蔵でしたが、調べるとなかなか元気な蔵ではないですか。
特約店向けのお酒も数多く造っています。

日がだいぶ落ちてきましたが、急いで向かいます。

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ナビは新庄市を経由する、ひたすら国道を走る安全ルートを提示してきましたが、せっかくなので最上川に平行して走る細い県道で行くことにしました。

その方が旅らしいし、景色もいいし、ショートカットにもなるので。

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これが大正解!!

道もそれほど悪くはないし、交通量は皆無。

自然の風景や集落の景色が心を癒やしてくれる。

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快走、快走!!

予定よりも早く大蔵村に到着。

古くより湯治場として人気のある肘折温泉や霊峰月山の登山口でもある大蔵村は人口約4000人の村です。

その中心部である清水地区は、かつて最上川舟運の河港として大きな規模を誇り、中世には清水港の対岸に「清水城」が築かれ、最上地方南部における政治経済の中心地として栄えた町でした。

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『花羽陽』を醸す小屋酒造は参勤交代の大名や江戸幕府の巡見使が宿泊する本陣も務めた旧家で、最上川舟運業も行い、庄屋や問屋の他、米沢藩御手船の請負差配役も勤めていたそうです。

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現在は少量生産の小さな蔵ですが、徐々に県外にその名が知られるようになってきています。

注目の酒蔵でした。

『花羽陽』
醸造元:株式会社小屋酒造
URL:なし
住所:山形県最上郡大蔵村大字清水2591
電話:0233-75-2001
創業:文禄2年(1593)


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さて、あとは本日泊まる宿の問題が残されています。

一日目にしてまさかの達成率。

明日は庄内地方の酒蔵をゆっくり?と回れるかも知れません。

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日が落ち、雨が降ってきました。

なんか今日は海の幸が食べたい気分なので、少し距離はありますが日本海に面したJRあつみ温泉駅近くにあるビジネス旅館「三国屋旅館」にしようと、電話をしました。

宿の一階にこの宿が経営している寿司屋があるのです。

この三国屋旅館は電車旅で2度利用していて、いつも当日の直前に電話をして泊めさせてもらっていたのですが。

まさかの満室。

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やばい。

と、すると鶴岡市内か酒田市内のビジネスホテルに泊まるしか...。

一泊素泊まり六千円以上は覚悟が必要だ。

しかも、ホテルはやだな、旅館がいいな。

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ふと、そこで鉄道旅での勘がはたらきました。

そうだ、とりあえず余目に行ってみよう。

羽越本線と陸羽西線の接続駅。

交通の要衝。

きっと宿がある。

丁度そろそろ余目市街がその先に出てくる。

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余目駅到着。

ありましたね、旅館が何軒か。

しかも、みな良い感じの商人宿・ビジネス旅館ではないですか。

駅前には「余目ホテル」という古民家風の宿がある。

でも、ちょっと高そう。かも。

で、その先にある旅館の前に車を止めて急な電話をしてみました。

が、全て満室。

恐るべきお盆連休。

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と、言うことで最後の手段「余目ホテル」に電話。

「素泊まりならいいですよ」

「おいくらくらいですか?」

「税込みで4,320円です」

おお、リーズナブル。

最初から電話をしてけば良かった!!

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大正6年創業の老舗旅館です。
歴史を感じる雰囲気の良い宿です。
立派な和室です。

しかも、無線LANも飛んでいます。
座卓の上にさりげなく、SSIDとパスワードが置いてありました。(涙)

翌朝は5時には宿を出発するので、先に会計を済ませ、夜の余目の町に繰り出したのであった。

なんか、思った以上に良い旅になってきたぞ。

第七話につづく...



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2016年08月27日

ぶらり、ジャガーXFに乗って山形の酒蔵を廻ってきた【第五話】

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西置賜郡白鷹町を出発。

蛇行する最上川の渓流に沿って走る国道287号線を走る事約30分。

山間部の小さな町、人口約7000人の西村上郡朝日町(あさひまち)に到着。

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朝日町の中心部である宮宿は最上川の河岸段丘上にあり、古くは最上川舟運の取締所が置かれ、また街道の要衝として栄えた在郷町でした。
明治の養蚕業が盛んだった時期には桑市が開かれていました。

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その朝日町の中心部の宮宿にある鈴木酒造は江戸時代中期の元禄13年(1700)の創業。
酒蔵は旧家の佇まいですが、どうもお酒の直売はしてなさそう。

地元の酒屋さんを訪ねてみると、鈴木酒造のお酒は確かに売っていました。

しかし『豊龍』は普通酒の一升瓶のみ。

で、特定名称酒は『銀嶺月山』でした。

あれ....んん?

『銀嶺月山』って月山酒造では?と。

店を出てスマホで鈴木酒造を調べてみると...

なんと、月山酒造はこの鈴木酒造と設樂酒造店、そして八幡屋酒造店が昭和47年(1972)に共同で設立した酒蔵だったのです。

主力銘柄は『銀嶺月山』ですが、今もそれぞれの酒蔵のブランド『豊龍』『一声』『白菊』も販売しています。

『豊龍』
醸造元:鈴木酒造合資会社(月山酒造)
URL:なし
住所:山形県西村山郡朝日町大字宮宿1170
電話:0237-67-2345
創業:元禄13年(1700)


さて、ここからは今回初となる山間部越えで山形市へとショートカットします。

四ノ沢から県道18号山形朝日線を走ります。

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かつては離合困難で転落事故も多発した急峻な山道だったそうですが、現在は全線二車線で快走でした。

でも、ちょっと期待外れ的な。

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あっという間に反対側の山辺町に到着。

ここから山形市中心部にある男山酒造を目指します。

山形県の中心都市で県庁所在地の山形市は人口約25万3000人。連休中日という事もあって交通渋滞を心配しましたが、まあ、普通に都市部の交通量くらい。

奥羽本線を越えて八日町へ。

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山形の男山酒造も京都の男山八幡宮に因む、全国にある『男山』の一つ。

元々は兵庫県伊丹市にあった酒蔵の酒銘だった『男山』ですが、灘や京都の酒との競争に敗れ廃業。その際『男山』のブランドを全国の酒蔵に切り売りした。それで全国に『男山』が沢山あるのです。

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山形市の男山酒造もその一つ。

創業は江戸時代中期の寛政元年(1789)ですが、『男山』の正統本家といわれる北海道の男山酒造とはいっさい関係がありません。

『羽陽男山』
醸造元:男山酒造株式会社
URL:http://www.otokoyama.co.jp/
住所: 山形県山形市八日町2-4-13
電話:023-641-0141
創業:寛政元年(1789)

さて、山形市の中心市外から抜け、国道13号線に乗ってすぐ。

山家町(やんべまち)の秀鳳酒造場を目指します。

このあたりは山形市の近郊ベッドタウン。

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住宅街の中の細い路地の先に秀鳳酒造場を見つけました。

秀鳳酒造場明治24年(1891)に武田商店として創業します。

酒銘の『秀鳳』とは、中国の瑞鳥「鳳凰」にあやかり、心なごませる酒であるようにと命名。

『秀鳳』
醸造元:有限会社 秀鳳酒造場
URL:http://www.shuhosyuzo.com/
住所:山形県山形市山家町一丁目6番6号
電話:023-641-0026
創業:明治24年(1891)

次はどんどん郊外へと走っていきます。

「山寺」へ向かう途中の中里地区にある寿虎屋酒造。

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村山高瀬川沿いに大きな酒造工場がありました。

寿虎屋酒造は江戸時代中期の江戸享保年間(1715〜1735)に「虎屋」として創業。山形近郊にいくつもの酒造工場を持ちます。

当時「虎屋」第三酒造場であった寒河江工場を次男に分家して独立させ、現在の千代寿虎屋となり、本家は寿虎屋酒造と改めました。

やがて山形市中心部の七日町に大規模な工場を建設しますが、水質や醸造環境等のもんだいから平成元年(1989)に現在の場所へと移転したのです。


『霞城寿』
醸造元:寿虎屋酒造株式会社
URL:http://www.kotobukitoraya.co.jp/
住所:山形県山形市大字中里字北田93-1
電話:023-687-2626
創業:享保年間(1715〜1735)


さて、すでに13時近くをまわっていて、今朝からほとんど何も食べていません。

途中に良さそうな地ラーメン店を見つけたので、そこで昼食を取ることに。

結構混んでいます。

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とんとんラーメンのチャーシュー麺大盛り。いっちゃいました。

だいじょうぶか?

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店の名前からコッテリ系ラーメンを想像していましたが、透き通ったスープに縮れ麺。

ちょっとホッとした感じ。

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スープはあっさり鶏ガラベースに魚介類を煮込んだコクのある、飲んで体に優しいスープでした。

喜多方ラーメンに似ているかも。
ああ、これが山形ラーメンか。

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チャーシューは豚バラ肉のやわらかく、しっかりとした味でめちゃうまい!!

でも、やっぱりちょっと量が多かった....。

車で少し休憩しようかと思ったものの、あまりに蒸し暑いのでエンジン始動。

どの辺で睡魔に襲われるか、ちょっと不安をかかえての出発。

午後の部は山形市の次ぎ、将棋駒の町として知られる天童市。
人口約6万2000人の町です。

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天童市の中心市街に入る手前、山寺街道こと県道111号線天童山寺公園線沿いに蔵を構える水戸部酒造。

創業は明治31年(1898)で、代表銘柄は『山形正宗』。

『山形正宗』
醸造元:水戸部酒造株式会社
URL:http://www.mitobesake.com/
住所:山形県天童市原町乙7
電話:023-653-2131
創業:明治31年(1898)


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天童市中心市街の南側、山寺街道と羽州街道の交差点に出羽桜酒造はあります。

現在羽州街道は道路拡張と歴史的景観をイメージした街づくりの再開発中で、出羽桜も店舗の新築などが行われていました。

蔵元の仲野家は古くは近江商人で、この山形の地にやってきてから地主となります。かつては分家で3つの酒蔵を有していたそうですが、戦時中の企業統制令で残ったのは現在の蔵のみ。

県外にもその名が知られる『出羽桜』、山形の地酒を牽引した蔵でもあります。

『出羽桜』
醸造元:出羽桜酒造 株式会社
URL:http://www.dewazakura.co.jp/
住所:山形県天童市一日町1-4-6
電話:023-653-5121
創業:明治27年(1893)


天童市から西へ、奥羽本線や最上川を渡って約15分ほどで寒河江市(さがえし)の中心市街に到着。

寒河江市は人口約4万1000人の市で西村山郡の中核都市。最上川最大の支流寒河江川が町を取り囲むように流れ、市域の東で合流します。

寒河江市の中心部には2軒の酒蔵があります。

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まずは千代寿虎屋。

山形市の寿虎屋(こちらは本家)でも触れましたが、「虎屋」第3工場であった寒河江工場を分家独立させたのがこの千代寿虎屋になります。独立当時の社名は虎屋寒河江酒造場。

創業年の大正11年(1922)は本家虎屋が寒河江にあった酒蔵を買収した年となります。

現在は日本酒の他、本格的なワイン造りも行っています。

『千代寿』
醸造元:千代寿虎屋株式会社
URL:http://www.chiyokotobuki.com/
住所:山形県寒河江市南町二丁目1番16号
電話:0237-86-6133
創業:大正11年(1922)

続いて、メインストリートを挟んで北側の丸内(まるのうち)地区へ。

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中世に寒河江城があったこの場所で蔵を構える古澤酒造は幕末の天保7年(1836)に創業。

酒蔵資料館や自ら蕎麦を打って食べられる、そば打ち処紅葉庵などを併設。

酒銘の『澤正宗』は蔵元の古澤家から一文字取ったもの。

『澤正宗』
醸造元:古澤酒造株式会社
URL:http://www.furusawa.co.jp/
住所:山形県寒河江市丸内3-5-7
電話:0237-86-5322
創業:天保7年(1836)

本日、残る2軒は同じ蔵になります。

まずは、寒河江市の西郊外。

寒河江川に架かる慈恩寺大橋の麓にある月山酒造です。

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本日最初の西村上郡朝日町にある鈴木酒造でも触れましたが、月山酒造は鈴木酒造とこの後訪ねる設樂酒造店、そして八幡屋酒造店が昭和47年(1972)に設立した共同瓶詰め工場がその前身です。

現在酒造りを行っているのは、朝日町の鈴木酒造と西村山郡西川町にある設楽酒造店の2蔵となっています。

『銀嶺月山』
醸造元:月山酒造株式会社
URL:http://www.gassan-sake.co.jp/
住所:山形県寒河江市大字谷沢769-1
電話:0237-87-1114
創業:昭和47年(1972)

国道112号線・六十里越街道を鶴岡方面へ。
山形自動車道の高架を越えたあたりが西村山郡西川町です。

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古くから最上地方と庄内地方を結ぶ六十里越街道の要衝として栄えた町で、月山の麓、山形自動車道・西川IC近くの山の斜面に設楽酒造店はあります。

この設楽酒造店がイコール月山酒造そのものと言えます。

広大な敷地内には酒造蔵を初め酒蔵資料館、直売所も併設。

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昭和49年に廃線となった山形交通三山線のモハ103が静態保存されていました。

また月山の酒蔵資料館内には三山線の資料コーナーが設けられ、当時の写真や資料等が展示されています。

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旧家の佇まいの母屋と社屋。


『一声』『銀嶺月山』
醸造元:株式会社 設楽酒造店
URL:http://www.gassan-sake.co.jp/
住所:山形県西村山郡西川町大字睦合丙674-2
電話:0237-74-2020
創業:明治29年(1896)

本日はここまで。

第六話に続く...。



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2016年08月26日

ぶらり、ジャガーXFに乗って山形の酒蔵を廻ってきた【第四話】

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さて、米沢市の酒蔵を終えて、今度はJR米坂線に沿って米沢盆地の西側を北上します。

最初の町、東置賜郡川西町(かわにしまち)には4軒の酒蔵があります。

町の玄関口はJR米坂線の羽前小松駅。

駅周辺が川西町の中心市街地です。

町の名の由来は最上川の西側に位置することに由来します。

古くは中世に伊達氏の家臣原田氏が城を構えて置賜地方を支配した政治の中心地で、越後街道の宿場町という機能も合わせ持った在郷町として賑わい、町にはいくつもの市が立ったとされています。

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最初の蔵は町の中心市街から東に少し離れた田園地帯の中にある福牡丹酒造へ。

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歴史の古い豪農を思わせる佇まいでしたが、門にはかつてあった福牡丹酒造の社名が外されていました。

どうもお酒を造っている様子がありません。

このあと地元の酒屋さんで伺ったところ、昨年廃業されてしまったとの事。

残念でした。

次は羽前小松の駅前商店街へ。

この界隈にはポツポツと古い町並みが残されていました。

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その商店街の一角に建つ嵐山酒造。

蔵元の姓は田畑ですが、嵐山という社名は出羽の国で「京の都の酒」に負けない酒を造るという意気込みを込めたもの。京都の嵐山に由来します。

創業は江戸時代中期の享保2年(1717)と歴史があります。

酒銘の『花娘』とは、ろみの醗酵の最後の段階で米粒が浮いた状態から「酒米桜花の如し」とイメージした事にちなむと、なんとも酒造りのロマンを感じさせる銘です。

『白銀蔵王』は純米吟醸酒と純米酒のブランド名です。

『花娘』『白銀蔵王』
醸造元:嵐山酒造株式会社
URL:なし
住所:山形県東置賜郡川西町大字上小松3182
電話:0238-42-3040
創業:享保2年(1717)


川西町の中心部から少し北へ。

最上川の支流・犬川が市街地の北端となりますが、この街の外れの丁字路に蔵を構えるのが県外にも名の知られる樽平酒造です。

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樽平酒造の創業は江戸時代初期の元禄年間(1688〜1704)という400年近い歴史を持ち、上杉家から苗字帯刀を許された家柄でした。

この樽平酒造のお酒はそれほど有名ではありません。

ただ、昭和3年から東京神楽坂に数奇屋造りで日本の居酒屋の中では元祖となる郷土料理の店、酒場「樽平」を開店。

酒銘『樽平』もこの時誕生したそうです。

その後、居酒屋「樽平」を都内に展開していきました。

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樽平酒造の社屋の母家・中蔵・東蔵・西蔵・土蔵・前蔵・樽蔵と掬粋巧芸館の本館並びに別館が文化庁指定の登録文化財に指定されています。

映画やドラマのロケでも使われています。

中でも築400年のかやぶきの母屋の茅葺き屋根は毎年吹き替えられているといいますから、すごい事です。

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ちなみに『樽平』という酒名は山形の古い方言で、気持ちよく酒に酔った状態を「たるべい」と言ったことに由来するとか。

『樽平』
醸造元:樽平酒造株式会社
URL:http://www.taruhei.co.jp/
住所:山形県東置賜郡川西町大字中小松2886
電話:0238-42-3101
創業:元禄年間(1695年頃)


この樽平酒造から北東郊外、犬川が最上川と合流する付近の大塚地区に最後の1軒があります。

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『羽陽一献』という銘のお酒を造る中沖酒造店です。

田園地帯の中に構える小さな農家の酒蔵という感じです。

創業はだいぶ若くて大正12年(1923)です。

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酒銘の『一献』は、まさに一献酌み交わす、一献差し上げるなど酒を楽しく和やかに飲んでもらいたいという気持ちを込めて銘々。

最近では「酒の華」「国の華」「京の華」など幻の酒米を復活させて酒造りを行っています。


『羽陽一献』
醸造元:株式会社中沖酒造店
URL:なし
住所:山形県東置賜郡川西町大字西大塚1792-3
電話:0238-42-4116
創業:大正12年(1923)


さて、次ぎはこのまま北上して長井市に向かいます。

が、その前にちょっと寄り道。

手前にある飯豊町(いいでまち)にある酒蔵を目指します。

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西置賜郡飯豊町は人口約8千人の町で、朝日連峰を背後とした散居集落の農村風景で知られています。

蔵は長井市との境界に近い中地区にある若乃井酒造です。

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蔵はほんとうにのどかな農村集落の一角にありました。

若乃井酒造の創業は明治33年(1890)で、若宮八幡宮のそばを流れる野川の下流に酒造りに適した井戸を掘り当てた事に由来する『若乃井』という銘。

町内に日本酒を貯蔵する「雪室」を確保し、造ったお酒をここに寝かせて出荷していることです。

地元の特約店に限定酒を出荷しているほか、飯豊町のの駅「道の駅・いいで」で主要ラインナップを取り揃えているそうです。

『若乃井』
醸造元:若乃井酒造株式会社
URL:http://www.wakanoi.jp/
住所:山形県西置賜郡飯豊町中947-3
電話:0238-72-2020
創業:明治33年(1890)

今回のお酒は蔵で教えてもらった長井市内の特約店で購入しました。

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長井市内の「あやめ公園」近くにある「まるはち酒店」さんです。

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さて、長井市は人口約2万8000人の町で、現在は山形鉄道の長井駅が街の玄関口です。

古くは最上川舟運の港町として栄えた商工業都市で、日本海に面した一大海運港であった酒田から最上川を経由して米沢に至る舟運ルートの終着港として繁栄しました。

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今も街のあちこちに、往事を忍ばせる町並みが残ります。

長井市には3軒の酒蔵がありますが、中心市街地にあるのは2軒。
もう1軒は郊外の田園地帯の中にあります。

まずは郊外の寺泉地区へ。

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のどかな田舎の農村の酒蔵といった感じの寺島酒造本舗は明治34年(1901)の創業。

酒銘の『朝瀧』は朝日連峰より流れ落ちる滝の音があたかも酒樽を打つ音のように聞こえたことから命名。

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お盆休みだったので、市内で取り扱っている酒販店を紹介してもらおうと電話をしたら、蔵の方(老夫婦)が快く対応してくれました。

作っている銘柄は3種類ほど。
結構高めの価格設定。
純米酒を買って蔵を後にしました。

『朝瀧』
醸造元:寺島酒造本舗
URL:なし
住所:山形県長井市寺泉3496
電話:0238-84-5388
創業:明治34年(1901)

さて、長井市の中心市外に入ります。

立派な家が沢山あります。

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十日町地区にある長沼合名会社は大正5年(1916)に酒造業を創業しますが、それ以前は呉服屋や養蚕業をやっていたそうです。

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現在の蔵元は12代目ですが、酒造業としては3代目とか。
蔵元は代々「惣右衛門」を名乗ります。

典型的な地元密着の酒蔵でしたが、特定名称酒の『惣邑』は市外そして県外に幅広く知られるようになり、現在は山形県を代表する銘柄の一つに成長しました。


『惣邑』『誉小桜』
醸造元:長沼合名会社
URL:なし
住所:山形県長井市十日町一丁目1-39
電話:0238-88-2007
創業:大正5年(1916)

そして市内最後は鈴木酒造店長井蔵となります。

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鈴木酒造店長井蔵の醸すお酒は『磐城壽』、そう福島県浪江町のお酒です。

浪江町といえば、東日本大震災と福島第一原発の被災によって避難地域に指定された町です。もっとも沿岸部の町も津波によって消滅しました。

鈴木酒造店も全てを失いました。

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しかし福島県の試験場に預けてあった酵母を使って鈴木酒造店は再起をはかります。

最初は会津の酒蔵から施設の一画借りての酒造りの再スタートでしたが、その後長井市の「東洋酒造」が後継者不在の為に廃業する事になった為、これを買い取り鈴木酒造店長井蔵としてスタートしたのです。平成23年の事です。

東洋酒造は最上川舟運で栄えた町の有力者が出資して昭和6年(1931)に創業。主力銘柄の『一生幸福』は鈴木酒造店が引き継ぎました。


『磐城壽』『一生幸福』
醸造元:株式会社鈴木酒造店 長井蔵
URL:なし
住所:山形県長井市四ツ谷1-2-21
電話:0238-88-2224
創業:昭和6年(1931)東洋酒造


次ぎは長井市の隣、人口約1万5000人の白鷹町にある加茂川酒造へ。

白鷹町は長井盆地の北端、廻りを白鷹山などの白鷹丘陵や朝日連峰に囲まれた町です。
江戸時代には最上川舟運の河港として発展し、近代には養蚕の町として栄えました。

山形鉄道フラワー長井線の終点、荒砥駅は白鷹町の中心市部ですが、かつての旧市街は最上川左岸でした。

鮎貝駅や新設された四季の郷駅のあたりが旧市街だそうです。

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その商店街の一角に建つ加茂川酒造は江戸時代後期の寛保元年(1741)の創業。

初代蔵元が鶴岡にあった酒蔵「加茂川」に奉公に出て、そこからのれん分けされたことから『加茂川』という銘が使われています。

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地元の米を使い、伝統的な生もと造りを行う蔵として知られています。


『加茂川』
醸造元:加茂川酒造株式会社
URL:http://www.kamogawa-syuzou.jp/
住所:山形県西置賜郡白鷹町大字鮎貝3258
電話:0238-85-3151
創業:寛保元年(1741)


さて、次ぎは最上川に沿って北上し、西村山郡朝日町(あさひまち)へと向かいます。

第五話に続く。


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2016年08月25日

ぶらり、ジャガーXFに乗って山形の酒蔵を廻ってきた【第三話】

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時刻は7時を廻って朝陽が昇ってきました。

さて、いよいよ酒蔵巡りを始めます。

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エンジン、スタート!!

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ニョキッとダイヤルシフトが起き上がります。

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3台目なので

もう、すっかり慣れました。

さて、米沢市内の中心部へと車を走らせます。

米沢は福島県と接する山形県最南端に位置する人口8万5000人の中核都市です。
そして上杉家米沢藩15万石の城下町としても知られています。

米沢市内には現在4軒の酒蔵があります。

まず最初は本町にある小嶋総本店が醸すお酒は『東光』です。

ここは言わずと知れた、米沢を代表する有名なお酒です。

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小嶋総本店は江戸時代前期の慶長2年(1597年)創業という、実に400年以上の歴史を持つ蔵です。

藩政期は米沢藩上杉家の御用酒屋であり、江戸時代において頻繁に「禁酒令」が出された中でも、小嶋総本店は特別に酒造りを許されていたといいます。

酒銘は所在地の旧称「東町」から「東」をとり、朝日のように光り輝けという願いを込めて「光」を合わせて命名したもの。

かつての酒蔵は1,200坪の敷地に500坪の重要文化財クラスの建物を残した酒蔵資料館「東光の酒蔵」は必見です。

まあ、お盆連休なのと、こんな早朝なのでお店は閉まっています。
もっとも、小嶋総本店には3度ほど訪れています。

『東光』
醸造元:小嶋総本店 株式会社
URL:http://www.sake-toko.co.jp/
住所:山形県米沢市本町2-2-3
電話:0238-23-4848
創業:慶長2年(1597年)


続いて進路を北へ。

まだ町の中心部です。

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中央七丁目にある香坂酒造は大正12年(1923)の創業で、『香梅』という銘のお酒を醸します。

一見大きな酒蔵に見えますが、仕込み米を素手で洗う作業から始まり、瓶詰めしたお酒に手でラベルを貼る作業まで、全て手作業で行いるそうです。

『香梅』
醸造元:香坂酒造株式会社
URL:http://www.ko-bai.sakura.ne.jp/
住所:山形県米沢市中央七丁目3-10
電話:0238-23-3355
創業:大正12年(1923年)

さて次ぎは中心市街から東郊外へ。

最上川、奥羽本線を越えて田園地帯の竹井地区。

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のどかな田園地帯の中に旧家のような大きな屋敷と酒蔵を構える新藤酒造店。

創業は明治3年(1870)で、主力銘柄は『羽陽 富久鶴』でしたが、近年は高品質の特定名称酒にウェイトをシフトし県外にも精力的にその名が知られるようになってきました。

新ブランド『九郎左衛門』シリーズ
地酒専門店・特約店向けの『雅山流』と『泉氷艦』
業務用・店舗向けの『千山万水』シリーズです。

『羽陽 富久鶴』『九郎右衛門』
醸造元:有限会社 新藤酒造店
URL:http://www.kurouzaemon.com/
住所:山形県米沢市大字竹井1331
電話:0238-28-3403
創業:明治3年(1870年)


続いて、米沢市の北東に接する東置賜郡高畠町(たかはたまち)は人口約2万4000人の町。

この高畠町には3軒の酒蔵があります。

まず最初は米沢市から高畠町に入ってすぐ、田園地帯の東端に位置する元和田地区へ。

のどかな田園地帯の先に蔵がありました。

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造りの規模は僅か1000石ほどで、ほとんどが地元で消費されあまり町外にも出回らないお酒。

しかし蔵元は高品質の酒造りにこだわり、最新鋭の精米機や麹室を導入して地道に納得のいく酒造りを行っています。

ほんとうに個人宅の様で、お盆休みの為にお酒の小売りも行っていないそうでしたが、蔵元自慢の庭を見せてもらいました。

ちなにみに、後藤康太郎酒造店は江戸時代中期の安永年間(1772〜1780)頃の創業です。

『羽陽錦爛』
醸造元:後藤康太郎酒造店
URL:なし
住所:山形県東置賜郡高畠町大字元和田732
電話:0238-56-3120
創業:安永年間(1772〜1780)


さて、来た道を少し戻り進路を北へ。

高畠町の中心部に入ると、今度は路を東へ。

米沢と宮城県の白石を結ぶ七が宿街道(別名・羽州街道)の宿場町であった二井宿へは、バイパスである国道113号線では無く、市街地から続く旧道を走りたい。

宿場町「二井宿」は「新宿」から転じたもので、「上宿」と「下宿」二つの地区からなります。
かつて防災の為にそれぞれの宿に井戸を設けたことから「二井宿」となったといいます。

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この二井宿で初代・梅津伊兵衛が江戸時代中期の元禄年間(1688〜1704)に創業した米鶴酒造。

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大きな酒蔵です。

梅津家は江戸末期には地元を治める上杉家の御用酒蔵を務めた旧家です。

酒銘の『米鶴』は明治に入ってから9代目の時代。
お辞儀をするような稲穂の姿と地元に伝わる「鶴の恩返し」の民話に由来するとか。

ちなみに9代目梅津伊兵衛氏は村議会議員や村長を務めています。

大きな酒蔵故に苦労もあったそうですが、今は県外にも知られる蔵になっています。

『米鶴』
醸造元:米鶴酒造株式会社
URL:http://yonetsuru.com/
住所:山形県東置賜郡高畠町二井宿1076
電話:0238-52-1130
創業:元禄年間(1688〜1704)


さて、高畠町にはもう1軒酒蔵がありますが、効率的な旅程の為に一旦隣の南陽市へと目指します。


南陽市は人口約3万2000人の市で、昭和42年(1947)に宮内町、赤湯町、和郷村が合併して誕生しました。

町の中心は...と言うと。

これがビミョ〜で、「東北の伊勢」と称される日本三熊野の一つ、熊野大社の門前町として発展した宮内地区と山形有数の温泉地として知られる赤湯地区の2つに別れています。

「南陽市」という市名も、合併後の新市名に揉めに揉めた為に、当時の県知事の仲裁案として中国の故事である「南陽の菊水」から引用したもの。

ちなみに市役所は二つの市街地の中間のへんぴな場所に作られました。


で、めざす酒蔵は熊野大社の門前町、宮内地区にあります。

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古い町並みが残る宮内地区の町の一角に建つ東の麓酒造は創業が明治29年(1896)としていますが、江戸時代に米沢藩宮内地区で特権を得ていた在郷商人・酒田屋利右衛門の酒造部門を、遠藤栄次氏が引継いだもの。

酒銘の『東の麓』は蔵がある宮内が吾妻連峰の東麓に広がる置賜(おきたま)盆地に位置することに由来。

小さな酒蔵ですが、今や県外にも名が広がり始めた新進気鋭の酒蔵です。

『東の麓』
醸造元:東の麓酒造有限会社
URL:なし
住所:山形県南陽市宮内2557
電話:0238-47-5111
創業:明治29年(1896)


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ちなみに宮内市街には古い町並みが所々に残されていました。


さて、再び南下して、高畠町・米沢市を目指します。

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高畠町の糠野目(ぬかのめ)地区。

旧道沿いに街村の形で古い佇まいの民家が残る集落。

かつては今よりも密度の濃かったというこの集落は武家集落でした。

領地を半分以下にされても藩士達をリストラしなかった米沢藩の財政は常に苦しく、下級武士たちには原野を開拓させ半農半士の生活をさせた郷士集落が藩内の各所に形成されました。

糠野目集落もその一つ。

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その中に蔵を構える後藤酒造店は実に江戸時代中期の天明8年(1788)に創業。

年間石数700石ほどの小さな酒蔵ですが、そのハイスペックなお酒は注目度上昇中。
新進気鋭の酒蔵の一つです。

『羽陽辨天』
醸造元:合資会社後藤酒造店
URL:http://www.benten-goto.com/
住所:山形県東置賜郡高畠町大字糠野目1462
電話:0238-57-3136
創業:天明8年(1788)

そして、米沢市内へ。

と、いっても郊外に広がる田園地帯の窪田地区。

その中にひっそりと....

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まあ、近代的な酒蔵というか工場を構える浜田株式会社です。

幕末に近い慶応2年(1866)に濱田五左衛門金吾と弟の徳翁が酒造業を当時の地名である藤泉沖に創業。
酒銘は地名の「沖」にちなんだもの。

大正5年には工場を米沢3箇所・山形3箇所・河北1箇所の計7工場を持つに至りましたが。戦時中の企業統制令や戦後の日本酒不況の中で、現在は本社工場に統合。

早くからワイン醸造に力を入れ原材料のぶどうの栽培から行っている蔵でもあります。

『沖正宗』『濱田』
醸造元:浜田株式会社
URL:http://www.okimasamune.com/
住所:山形県米沢市窪田町藤泉943-1
電話:0238-37-6330
創業:慶応2年(1866年)

と、いう感じで山形の酒蔵巡りは始まります。


第四話につづく...



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2016年08月21日

ぶらり、ジャガーXFに乗って山形の酒蔵を廻ってきた【第二話】

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出発前にもう少し、ジャガーXFの紹介をさせてください。

今回は内装編です。

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真面目な硬派なインテリア。

英国っぽいて言うのかな?
でも好きですよ、ジャガーの内装。

そして乗り込んで最初に思ったのが

センターコンソールでか!!

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運転席と助手席の距離が少し気になるほど大きく鎮座していました。

ある意味窮屈に感じるかもしれませんが、私的には好きです。

コックピットのように包み込まれる感じが好きです。

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相変わらずドリンクホルダーはシンプル。

ゴムの出っ張りでしっかりとホールドしてくれるのですが、入れるボトルのサイズに制約があります。

ドリンクホルダーの横にあるのが、パーキングブレーキスイッチ。

でも、まあエンジン切ると自動的にパーキングブレーキ入るし、アクセル踏めば自動で解除されるのであまり使用する頻度は少ないです。

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アームレストを上げると中にはちゃんとUSB端子が2個用意されていました。

iPodを接続しました。

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本革シート。

やっぱりヨーロッパのシートは作りが違いますね。

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電動リクライニングシート。

ランバーサポート機能もちゃんと付いています。

シートヒーターはオプションです。

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シートポジションは3つまで記憶できます。

パワーウィンドウスイッチのすぐ下にあるので、間違って押してしまう事があり、その都度シートやステアリングの位置が動いてしまう事が多々ありました。

車内のスピーカーについているメーカーロゴ「MERIDIAN(メリディアン)」は英国の音響機器メーカー。

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助手席もちゃんと電動です。

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ステアリングの握り心地はやっぱり良いですわ。

電動式パワステの感覚もすっかり当たり前になってしまいました。

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ステアリングのチルト&テレスコピック機能も電動です。

これもシートと合わせて位置を記憶してくれるらしい。

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パドルシフト。

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ウィンカーレバーとヘッドライトスイッチ。

やっぱりヘッドライトスイッチはウインカーレバーにあった方が使い易いですね。

先端のシルバーのスイッチは、メーターパネル内の表示情報を操作するためのもの。

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ワイパーレバー。

こちらの先端のスイッチはダミー。

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ステアリングスイッチ。

左側は情報パネルの操作、各種設定の操作を行います。

あとは、オーディオの音量や曲の選択などなど。

反応は今ひとつワンテンポ遅れますが、XEよりは大分良くなっています。

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右側のスイッチはクルーズコントロール。

結構使い易かったです。

アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)といいます。
自動緊急ブレーキはもちろん、前走車が減速するとそれに合わせて減速します。

さらに前車が停止すれば、ドライバーがブレーキを踏まなくても停止する運転支援機能。

なんか、すごい時代になりましたね。

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ヘッドレストは調べていませんが、むち打ち防止機能付きなのかな?

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室内灯。

ボタンが無い...。

って、ライト部分に手をかざすと点く仕組みのようでした。

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さて、後席。

まあ、いう事ないでしょう。

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後席用にも充電用のUSB端子かACが付いていても良いかなと思うのですが。

まあ、これからでしょうか。

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ジャガーXFの流れるようなデザインのために犠牲になっているのが後方視界。

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電動のサンシェード付きです。

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ナビは10.2インチの横長液晶モニター。

「InControl Touch Pro」と言う名の新インフォテインメント・システム。
スマートフォンのように画面を指でタップ、スワイプ、ピンチなどで操作することができる優れもの。

後述しますが、行き先設定などナビとしての使い勝手は格段に良いです。

輸入車、いや国産車と比べてもベストな操作感でした。

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ギアをバックに入れると後方画面に切り替わります。

アドバンスドパークアシストパック+サウンドカメラ(37万円)のオプションです...。

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そして、メーターパネル。

こちらも詳細は後述しますが、12.3インチのTFT液晶パネルです。

つまりメーターが液晶パネルに画像として表示されるのです。

そして、液晶にはナビの画面を表示させることもできてしまうのです。

さて。

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と、いうわけで。
そろそろ出発します。

山形の酒蔵巡りスタートです。

第三話につづく...



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2016年08月20日

ぶらり、ジャガーXFに乗って山形の酒蔵を廻ってきた【第一話】

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今年のお盆は年始の1月に乗ったジャガーXEに続いて2台目となるXEの兄貴分のジャガーXFに乗ってきました。

XFは長兄のXJと末っ子のXEの間に挟まれた次男坊。
って言うか三男のXEはBMW3シリーズやメルセデスのCクラスに対抗して最近生まれた新カテゴリーの戦略的モデルでしたので、当初はXJとXF兄弟の弟。

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6月に乗ってきたランドローバー・イヴォークもジャガーランドローバーという会社が造っているので、今年は3台連続「英国車」続きですね。

最もジャガーランドローバーの親会社は現在インド最大の自動車メーカー・タタグループです。もっとも「金は出すけどクチは出さない」理想のパトロン。しかも多額の開発費まで出してくれて、「伝統」を超えた「進化」をしています。

今回のXFはメルセデスのEクラスやBMW5シリーズ、アウディA6をライバルに持つグレード。

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XEよりも一回り大きいのだけど、そのラウンドフォルムのデザインから、めちゃめちゃ大きく見えて最初はちょっとビビった。

でも、運転してみると結構取り回しも楽で、驚き関心した。

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前に乗ったXEと比べると、全長が30cm近く長い分、より大人っぽく見える。

ちなみに全長4965×全幅1880×全高1455mmである。


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グレードは『XF 25tプレステージ』

2リッター直4ターボエンジンで、最高出力は240ps(177kW)、最大トルクは340Nm(34.7kgm)これにジャガーのスタンダード8速ATが組み合わされています。

さて、今回はこのジャガーXFに乗って、山形の酒蔵を巡ってきました。

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東京から約300km。

廻る酒蔵の数は山形の全酒蔵52蔵目標。

走行距離はおよそ1000kmを超える事が予想される為、シリーズ初となる24時間レンタルの一泊二日の旅となります。

近県だったら2回に分けて、また別の車種を借りて臨んだりしたのですが、今回は到達距離があるので、思い切った試みでした。

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お盆休みという事もあって、ほとんどの酒蔵は休日だったりしていたのですが、それでもかなりの数を廻る事になるため、今回は「前編・中編・後編」という括りでは収まりそうも無いため、シリーズものとして展開します。

何話になるかは不明。

その日の執筆気分です。

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お盆連休のある日の朝に、ダメ元で営業所に電話をしたらタイミングよく予約ができたジャガーXFを夜8時にピックアップ。

自宅に戻って荷物を積みこみ、さあ出発。

外環自動車道の川口ジャンクションから東北道に入り、ひたすら北上。

山形県へは最南端の都市である米沢からアクセスします。

なので、宮城県経由の山形自動車道ではなく、ずっと手前の福島飯坂ICから一般道で峠を越えて米沢入り。

途中、渋滞もなくおよそ4時間・深夜1時に米沢市内に到着。

よさげな道の駅やドライブインらしきものも無かったので、広いコンビニの駐車場で仮眠。

この時期日が昇るのは4時半から5時なので、3時間ほど寝られます。

が、ふと気が付くと太陽がかなり昇っている。
といっても5時過ぎなのだが。

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あわてて、運転席に飛び乗り、国道13号を福島方面に戻って、途中見つけたスキー場の駐車場でジャガーXFの車両撮影を行いました。

以前に乗ったジャガーXEよりも一回りボディが大きい分、デザイン的にも余裕があって、ラインが大胆で優雅で、正直、めちゃカッコいいですな。

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ヘッドライトのデザインはドイツや北欧の主要輸入車の中では一番カッコいいと思います。

英国テイストかどうかは分りませんが、気品がありますね。

すばらしい。

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ただ、昨日東北道を走っていて気になったのが、ハンドリング。

前に乗ったXEではBMW以上に安定して、かつ路面追随性の極めて高い走りに感動を覚えたのですが、今回のこの車は正直国産車レベルに不安定な走りでちょっと疲れた感じ。

もっとも最近の国産車は昔に比べるとかなり安定したハンドリングや足回りになってきているのですが、求めるレベルが高いので、余計にそう感じた。

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なんだか走りが「ふわふわ」しているのである。

そしてハンドルが中心で安定しない。

舵を安定させようと小刻みにステアリングを修正させる。

XEはある意味武闘派の印象でしたが、このXFはより武闘派っぽい見た目のデザインとは対照的に、かなりゆったりと穏当な味付けになっているようだ。

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タイヤのサイズは245/45R18とジャガーにしては偏平率45という少し厚めのタイヤも影響しているのかもしれませんが、サスペンションによるものかな?

サスペンションはフロントがダブル・ウィッシュボーン、リアがインテグラル・リンクを採用。

重量配分は前後50:50という素晴らしい値です。

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これが一般道、山間部のワインディングでは高いボディ剛性と相まって、良く走ってくれます。

走行モードは4種類選べるらしく、ダイヤル式シフトの手前に並んだスイッチで「ダイナミック」「ノーマル」「エコ」「ウインター」と選べる。

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もっとも、足回りに関しては可変ダンパーはオプションらしく、ここはこの車の味付けに従うしかなさそうだ。

あと、高速道路では『レーンキープ・アシスト』(車線逸脱防止機能)が働いていて、これがステアリングに影響を与えているのかも知れない。

つまり、センサーがレーン左右の白線を監視していて、クルマがラインに近づくと、それを感知してステアリングが勝手に修正させるのだ。

慣れもあるかもしれないが、そういうのも最近の車は付きはじめているのである。


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と、いう分けで第一話はこの車の紹介でした。

が、第二話は、内装の紹介になります。

第二話に続く...。


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『ジャガー XF 25tプレステージ』

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4965×1880×1455mm
ホイールベース:2960mm
車重:1720kg
駆動方式:FR
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブターボ
トランスミッション:8速AT
最高出力:240ps(177kW)/5500rpm
最大トルク:34.7kgm(340Nm)/1750rpm
タイヤ:(前・後)245/45R18 100W
燃費:11.4km/リッター(JC08モード)
価格:668万円(ベース価格)



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2016年08月08日

ぶらり、虎ノ門の『味覚』で石焼麻婆豆腐を食べてきた【麻婆豆腐16】

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久しぶりに激辛麻婆豆腐に挑戦してきました。

しかし、まあこの麻婆豆腐シリーズ。

別に「激辛」企画ではなく、あくまでも本格的な四川麻婆豆腐をもとめての食べ歩きなのですが、今日はある意味ちょっと道を外れました。

でも、中国人の経営する本格中華のお店です。
店員もみな中国の方です。

【続きを読む】ぶらり、虎ノ門の『味覚』で石焼麻婆豆腐を食べてきた【麻婆豆腐16】

2016年08月07日

ぶらり、ごはんを冷蔵庫で保存しレンジで温められる『伊賀焼おひつ』を買ってみた

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たまたまテレビ番組でやっていて、思わず「これいい!!」とポチッとしてしまった。

ごはんを「冷蔵庫」で保存して、電子レンジで温める事ができる『伊賀焼』のおひつ。

伊賀焼というのがいいですね。こういうの大好きです。

そしてごはんの保存で「冷蔵庫」というのが飛びついたポイント。

ごはんの保存は普通「冷凍庫」で行います。

「冷蔵庫」で保存すると、硬く干からびてしまい、食べられたものではありません。

【続きを読む】ぶらり、ごはんを冷蔵庫で保存しレンジで温められる『伊賀焼おひつ』を買ってみた

2016年08月06日

ぶらり、ADEPT(アデプト)のチェーンロック「C311」を買ってみた

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今まで軽量で携行性の高いコンパクトなワイヤー錠を我が家の各車で使用していましたが、やはり安全性に不安があったのでチェーン錠を導入する事にしました。

大口径のワイヤー錠は重量もサイズも大きく、チェーン錠の方が携行性が高いと感じていたので。

できればファブリック(布)カバーのオシャレなやつがいいな。

あと、ロックはダイヤル式。

【続きを読む】ぶらり、ADEPT(アデプト)のチェーンロック「C311」を買ってみた
posted by 太泉八雲 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 道具・工具&小物・油脂類

2016年07月29日

ぶらり、In Design(印デザイン)のKeyCaseを買ってみた

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キーケースを探していました。

キーホルダーではなく、キーケース。

本当は革製のものを探していたのですが、たまたまMONO心をくすぐるカッコいいデザインのキーケースを見つけてしまいました。

で、思わずポチッと。

【続きを読む】ぶらり、In Design(印デザイン)のKeyCaseを買ってみた