前回のエントリーでは我が家のフロアポンプ『TOPEAK ツイスターデジタル・フロアーポンプ』(現在廃版)のヘッドを『ヒラメ・ポンプヘッド(横カム)』へと交換する作業過程の紹介でしたが、今回は実際に使ってみます。
このヒラメ・ポンプヘッド、改めて感じますが結構重いです。
まあ、それは削り出し金属の塊で質感にも通じるところがあるので許容範囲でもありますが。
それよりも、使ってみて初めて知ったのですが、万能のヘッドではありませんでした。
「万能のヘッドではない」と誤解を与える表現でしたが、実はバルブの形状に合わせてアジャスターでの調整が必要なのです。
ですので、使えないバルブがあるという意味ではございません。
仏式バルブはメーカーによってさまざまな形状があります。
溝が入っているものや、ロングバルブなど溝なしのツルツルのもの、そしてその径も変わってきます。
市販のポンプヘッドは、その辺の許容範囲が広くとっていて、調整が一切必要ないのですが、それはそれでいろいろな扱いづらさも合わせ持っています。
なので、今回ヒラメポンプヘッドに交換したのです。
ではさっそく。
ヒラメポンプヘッドをバルブに差し込みます。
上の写真の様にカムレバーを開いた状態でバルブに差し込みます。
そして、しっかりとロックさせます。
ヒラメ・ポンプヘッドの特徴は脱着が容易な事。しかし、その為にはバルブ側の径に合わせてヘッドの食い付きを調整しないと行けません。
ロックする際にカムレバーが硬くて完全にロックできない場合は当然空気が入らず。
または逆にスカスカして軽くロックしてしまう場合もポンプヘッドが圧力に負けて抜け吹き飛びます。

加圧調整ネジを締めたり、緩めたりする事でカムレバーを倒す力加減(バルブをロックする力)を調節します。
カムレバーを完全に閉じる時のチカラ加減の目安としては、ホイールのクイックリリースレバーを締める力より、少し弱いくらいです。
加圧調整ネジを「時計回り」に回すと、カムレバーが硬くなり、「反時計回り」に回すと緩くなります。
所有している自転車のバルブが一種類しかないのであれば、一度調整すると毎回調整し直す必要はありませんあが、複数の自転車・複数のホイールなどいろいろなメーカーのバルブを運用していると、ある程度毎度の調整が必要になります。
まあ、調整といってもヘッドをバルブに差し込んで、指先で加圧調整ネジを加減する程度ですから、それほど苦ではありませんが、オールマイティーな市販のヘッドに慣れていると、最初は少し面倒かもしれません。
我が家にあるチューブレスホイールのバルブです。
これは、チューブレスですので、自動車と同じようにホイール側に装着されたバルブです。
これが、なぜかやたらと短いのです。
以前のノーマルのヘッドでは短か過ぎて、全然食い付いてくれませんでした。
あと、このチューブレスホイールバルブは、普通のチューブのバルブよりは少しだけ径が大きいようなので、少しアジャスターを調整します。
カッチリとロックされました。
以前は、片手でタイヤ&ホイールごとヘッドを鷲づかみにして、片手で必死にポンプを押していましたが、もうその苦労からは解放されました。
さて、今までの市販のヘッドでは空気を規定量まで入れると、今度は高圧状態になっているので、ヘッドをバルブから取り外すのも、一苦労します。勢いよく力任せでヘッドを外して、スプロケやフィンスポークで手の甲をケガすることもしばしばでした。
でもこのヒラメポンプヘッドはサクッと外れてくれます。
いや〜買ってよかったです。
![]() ヒラメ ポンプヘッド 横カム |
![]() ヒラメ ポンプヘッド 縦カム |
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