一路一会のぶらり、一筆

さて、時計の針は１４時を回っているので、急いで身延道（国道52号線）を北上。
中部横断自動車道の増穂ICから高速道でワープ。

この季節の日照時間は、多く見積もってあと４時間。
酒蔵の営業時間的にもあと３時間ほどしかありません。



中央自動車道の長坂ICから降りて、（旧）北巨摩郡長坂町（現在の北杜市）の中心部を抜けて山を下り、まずは甲州街道の宿場町であった台ヶ原宿へと向かいます。

ちなみに長坂町エリアには、八ヶ岳方面に二軒の酒蔵がありますが、今回は都合上反時計回りで、このエリアの酒蔵を廻ります。



今も往事を忍ばせる古い町並みが残る（旧）白州町の台ヶ原宿には山梨県で最も有名な酒蔵、『七賢』を醸す山梨銘醸があります。
元々は長野県の高遠で酒造りを行っていた北原家が、この白州の水に惚れて分家を出したのが始まりとか。
創業は江戸時代中期の寛延２年（1750）で、宿場町の本陣も兼務した旧家です。

ちなみにサントリーのウイスキー蒸留所『白州蒸留所』もこの地域にあります。

『七賢』
山梨銘醸株式会社
山梨県北杜市白州町台ヶ原2283
0551-35-2236
0120-35-2237（土・日のみ）

さて、名水の里・白州を出発。

先ほど下ってきた山道を戻り、（旧）長坂町の中心部から進路を北西へと走ります。



八ヶ岳南麓のゆるやかな斜面に広がる穀倉地帯・酪農地帯、（旧）北巨摩郡大泉村に蔵を構える谷櫻酒造。
近代的な酒蔵で、駅の売店に置いてある山梨の地酒のほとんどは『谷櫻』です。
創業は幕末の嘉永元年（1848）で最初は小宮山酒造所として出発しました。

『谷櫻』
谷櫻酒造 有限会社
山梨県北杜市大泉町谷戸2037
0551-38-2008

しかし、やはり今日はお休み。
わかってはいたものの、本日購入したお酒はまだ１本ですぞ。

そして日もだいぶ傾いて来ました。

本日あと廻る予定の酒蔵は２軒。
再び（旧）長坂町域へと車を走らせます。

山麓を下っていきます。
北へと向かえば、山梨の軽井沢、清里です。



最初の酒蔵は『武の井』を醸す武の井酒造です。
最近では『青煌』ブランドの方が首都圏では有名でしょうか？

創業は幕末の慶応年間(1865〜68)創業で、近年まで地元流通の普通酒と焼酎を造っていましたが、若き後継者の努力によって県外にもその名が知られる蔵になりつつあります。酒銘の由来は創業者清水武左衛門の「武」に井戸の「井」を合わせたもの。
本日はお休みでしたが、ここのお酒は過去に購入済なので、先に進みます。


『武の井・青煌』
武の井酒造株式会社
山梨県北杜市高根町箕輪1450
0551-47-2277



国道から町道に入り、小さな山を越えていくと、本日最後の酒蔵である八巻酒造店があります。
ここの酒蔵の酒銘は『甲斐男山』と、県内では唯一『男山』を名乗る酒蔵です。
八巻酒造店は幕末の文久二年(1862)に初代八巻仲右衛門によってこの地で創業されました。

農村型の大きな酒蔵で、敷地内に足を踏み入れてみるとやはりお休みの様でした。
が、敷地内の写真を撮っていると、奥から蔵の女将さんが出てこられました。



聞けばお酒を小売りしてくれるとの事。
そして、まだ工事中の小売り処に案内してくれました。

他の酒蔵を見習って、自分のところも店舗を持つことにしたそうです。



『甲斐男山』
株式会社八巻酒造店
山梨県北杜市高根町下黒澤950
0551-47-3130

最後になって、やっと本日二本目のお酒をゲット。



蔵を後にしましたが、まだ残されている作業があります。

この車・メルセデスベンツGLA250の撮影です。







しかし写真が撮れるような広い駐車場はありません。
しかも日が傾いてきて、強い日差しが差し込みます。撮影には不向きですね。

なので、途中で撮影場所の候補に上げていた神社の駐車場で撮影する事に。















基本的に内装も装備も前回乗ったA180と同じです。



メルセデスベンツのこのハンドル横に着いたコラムシフターだけは相変わらず使いずらかった。
これは要改善ですね。
誤操作も多いですよ。



まあ、撮影も無事終了して、急いで中央自動車道に飛び乗り東京を目指します。
車両の返却時間が迫っているからです。

あと３時間！！。

まあ、余裕かな？
と思っていましたが、やはり！！週末最終日の夕方です。
行楽地からの自然渋滞。

に加えて、まさかの事故渋滞。

「ヤバイ」…

間に合わない...。

とりあえず、現在いる場所と渋滞によって足止めを喰らっている事をレンタカーの営業所へ一報。

一瞬、一般道へ降りることも頭を過ぎりましたが、このままいる事に。
下の甲州街道（国道20号線）もまた、横に逃げ場の無い一本道。
ローカルな渋滞もあるし、信号もあるので、ストップ＆ゴーの平均速度を比較すると、渋滞している高速道路の方が速いという統計結果出ています。それに走行距離にしても、高速道路の方が距離が短かったりします。

私自身、下に降りて過去に何度も失敗していますので。

結果として、何とか予定よりも高井戸ICに到着。
自宅に寄って荷物を下ろす時間はありませんでしたが、３０分遅れで営業所に到着。

毎度の事ながら超過料金はサービスしていただけました。

本日はお酒が２本だけだったので、荷物を背負って自宅に帰りました。

ちなにみに今回の走行距離は約480kmで、このGLA250の燃費は約13kmでした。

おしまい。


この記事はあなたのの役に立ちましたでしょうか？
よろしけれは、ポチッと応援をお願いします。
　↓　　　↓