英国の新興サイクルバッグメーカーApiduraもシリーズ3日目になりました。
バイクパッキングが英国でも流行し始めた中で生まれたブランド。
Apidura(アピドゥラ)
まだまだ日本では取り扱い店が少ないようでマイナーなブランドですが、あまりメジャー出ないという部分でも惹かれたところがあるかも。
そして3日目は大型サドルバッグです。
おそらくこのApiduraの出発の原点というか、最初の商品もこのサドルバッグではないかと...。
ジョイント・アタッチメント&マウントによる取り付けではなく、直にサドルとシートポストに固定する方式の「超」大型サドルバッグの先駆けは、少なくとも日本市場においては米国アラスカ州『Revelate Designs』(リベレイトデザイン)ではないかと思います。
ただこのリベレイトデザイン社も2007年創業の零細企業で、日本には2012年ごろから少しずつ入ってきたブランドで、現在もそれほど知名度はありません。
しかし、大型のサドルバッグとフレームバッグの代名詞的な存在になりつつもあります。
そしてもう一つ、日本は千葉県にあるガレージブランド。
suew(スエウ)
ここも大量生産には対応していない、零細の鞄製品会社で、さすが日本メーカーだけあっての、かゆい所に手が届くような細かな仕掛けが特徴です。基本ハンドメイドなので価格もちょっと高め。
ただ、この太平洋・大西洋を挟んだいずれのメーカーもその設計思想とデザインはほとんど共通しています。ある意味でデファクトスタンダード?的な?
設計思想も形もほとんど同じなら、あとは色形と細部のデザイン処理、あとは価格で選ぶしかありませんかと。
で、まあ私はフレームバッグ繋がりというか「縁」というかで、このApiduraのサドルバッグを買ってしまった訳です。
ちなみに、我が家で現在運用中の大型サドルバッグは
英国の老舗キャラダイスのSQR TRAXサドルバッグが最大級で
容量:16L。耐荷重:10kg
次にドイツはオリトリーブ・サドルバッグ Lサイズ
長距離用サドルバッグの定番ですが、カタログ容量は2.7Lで(無理矢理)最大容量は5L。
Apiduraのサドルバッグには「レギュラー」17.5Lと「コンパクト」11Lがあります。
すでに我が家にある2つサドルバッグ運用経験から、ここはあえて大容量は求めずに11Lの「コンパクト」をチョイス。
本体は「Dimension-Polyant VX21」一枚で先に紹介したフレームバッグやトップチューブバッグの様にイエローの内張はありません。
カタログ重量350gを実現するための最軽量を目指した設計。
生地に耐水性はありますが、完全防水ではないので雨天時の長時間走行においては雨水がバッグ内に浸透します。そして今度は一度浸水を許してしまうと内部に水がたまりやすい構造になっています。
しかし、かと言ってレインカバーが付属している訳ではありません。
ベロクロのベルトは堅牢なDuPont社の『hypalon』という人工ゴム。
このサドルバッグのベルト部には形式番号の刻印はありませんでした。
さて、ある意味「最近流行」のこの手のサドルバッグですが、実は少ない荷物が苦手です。
最低容量というものがあるらしいのですが、内容物がキッチリと隙間なく詰まって初めて安定する構造になるそうです。
なので、出来るだけギュギュウに詰めないと、型崩れをして、しかも走行中に左右に振られるようになってしまいます。
これは同じ設計思想で作られている他のメーカーのすべてのサドルバッグに共通するポイントです。
3話連続、トップチューブパック、フレームバッグ、サドルバッグの「三種の神器」を装備した姿がこれ。
装備のコーディネート的には一体感がありますが、おそらく運用に関しては、それぞれ別々になりそうです。
と、いう訳で英国の新興ブランドApidura(アピドゥラ)の紹介でした。
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Apidura/アピデュラ コンパクトサドルバッグ(コンパクト) |