陸羽西線・余目行き(167D)が入線。
余目どまりなので、寝過ごしても大丈夫。
乗客は3〜4人といったところ。
約45分で余目駅に到着。
時刻は19:15。
6分の接続で羽越本線(230D)鼠ヶ関(ねずがせき)どまりが到着。
ちなみに鼠ヶ関(ねずがせき)は山形県と新潟県の県境の駅。
ここまで来れば、もう安心。
本日宿泊予定の宿に予約の電話。
って、宿が取れなかった時の事は考えていたか...。
まあ、過去の経験からほぼ大丈夫だと踏んでいました。
ダメなら折り返し、酒田まで戻ってビジネス旅館にでも、最悪ホテルにでも泊まればと。
しかし、宿は無事に取れました。
昨年も同じ季節に同じような旅でお世話になった宿です。
でも、宿泊料が昨年よりもちょっと上がっていました。
「あつみ温泉駅」到着。
時刻は20:19。
宿までは、徒歩5分ほどです。
しかし...予想に反して雪が一切ありません。
わざわざ、無理して来たのに。
テーマの雪が無いとは....。
天気予報では低気圧が押し寄せて、吹雪くと言っていたのにである。
さて、昨年と同じビジネス旅館「三国屋旅館」に到着。
案内された部屋は昨年と同じでした。
この宿には「地元でとれた新鮮な魚を調理。日本海の味覚を楽しむならここ」と定評の割烹寿司店が併設されています。
しかし、今日は宿から3分ほど離れた、小さな居酒屋を目指します。
昨年に続いて、今年もやってきました。居酒屋「なみへい」です。
女将さんは相変わらずお変わりなく。
常連さんが二人。
内一人は昨年もいっしょだったかも?
とりあえず、生ビール。
って、いうか。このお店。
基本的に飲み物はボトルキープ制。
なので、1杯ものは生ビールしかありません。
あと、日本酒。
漁師町である「温海」で魚料理は敬遠されると、いう事で。
元々このお店は肉屋だった事もあり、メニューは肉料理中心。
っていうか、魚系は基本ありません。
で、女将自慢の良い仕入れである焼き鳥2種4本。
そして、豆乳鍋。
ここまでで、お通しです。
価格は不明。
知るのは野暮。
このお店でめずらしい、鰊の味噌漬け。
うまい!!
酒がススム。
店に来た3人目の常連さんが、お土産に持ってきた地元産のサザエ。
へ〜、日本海でもサザエが取れるんだ〜。
と、関心しているうちに、女将さんが調理。
って、いうか、地元の方は皆食べ飽きているらしく、すべて自分に廻ってきました。
でも、旨いです。
食べきれなかったけど、食べ尽くしました。
もう、お腹いっぱい...。
って、頼んでもいないのに、締めのおでん登場!!
うう。少し無理してたいらげました。YO!!
で、お会計は。
生ビール2杯と本日の料理で...締めて3,000円。
相変わらずの安さ、サービス満点(?)のお店です。
部屋も昨年と同じ部屋。
明日も早いので、さっさと就寝です。
で、翌朝5時過ぎの日本海。
「あつみ温泉駅」まで歩く中で、強い風と打ち寄せる波音。
日も少しずつ上がってきて、あらためて冬の日本海の姿を間近で堪能。
ああ!!大自然だ。
ああ、静かでいて、荘厳な自然を五感で感じます。
そして、あつみ温泉駅。
特急「いなほ2号」を待ちます。
やってきた新・車両(新型ではなく新・車両)の羽越本線・特急「いなほ」。
かつて常磐線で「フレッシュひたち」として活躍していたE653系です。
すっかり、秋田らしい?独自カラーに塗り替えられての再デビューです。
個人的には以前の「上沼色」の方が格好良かったと思いますが、新カラーは旅情があるかな。
このE653系「いなほ」に乗ることが、今回の旅ももう一つのテーマでもありました。
頭に「E」を冠している事からも、JR東日本が開発した車両です。
でも、もう少しで製造から20年近く経つのですね。
早いものです。
車内は以前のまま。
中古感はいなめませんが、以前走っていた国鉄時代の485系に比べると新車といっても過言ではありません。
静かで、乗り心地も良いです。
以前の485系は、車内のあちこちから、ギシギシ、パキパキと異音は流れていました。
冬の日本海はやっぱりいいな〜。
あつみ温泉の居酒屋で居合わせた地元の方の話では、山形県の日本海沿岸は風が強い為に、逆に雪が吹き飛ばされて積もらないとの事。
しかし、新潟県に入っても雪はほとんど見られません。
天気予報では荒れる、と言っていたのにである。
で、新潟駅に到着。
この先、信越本線・快速「くびき野」に乗って、長野経由でぐるりと大回りをして家路につく事も考えましたが、家に帰ってする事が山のようにあるので、今回は潔くここで帰る事に。
と、言っても。
新潟駅で結構悩み考えました。
その間に快速「くびき野」は出てしまい、新幹線もどんどん出発していきます。
帰る決心が付いてから、大急ぎで特急券を購入して、新幹線の自由席列へと走ります。
混雑はしていましたが、なんとか窓際の席を確保。
上越新幹線「とき」は東京めざして走り出しました。
雪一つ無い新潟平野。
燕三条あたりから薄い雪景色が。
長岡のあたりから吹雪込んで来ましたが、ここから先はほとんどがトンネル。
越後湯沢からは立ち席客も出ほどの満員状態。
『週末パス』の元は取りましたが、ちょっと物足りない旅となってしまいました。
まあ、宿題となっていた本は読み終わりましたが。
おしまい。
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