2015年04月10日

ぶらり、Audi TTクーペで埼玉の酒蔵を廻ってきた【前編】

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ひさしぶりのドライブです。
ひさしぶりの酒蔵巡りです。

昨年の10月以来の特別企画『輸入車で酒蔵巡り』です。

って、ついこの間の出来事かと思っていましたが、もう半年も経つのですね。
そして2015年も早いものでもう4ヶ月。
3分の1が終わってしまいました。

今年もバタバタしていまして、なかなか休みも取れず、やっとの思いで、ちょっと無理して行ってきました。

今回は関東近郊。埼玉の酒蔵めぐり。

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埼玉県は実は関東の酒どころであるのは、あまり知られていません。
埼玉には35軒もの酒蔵があります。関東では茨城県に次ぐ数です。
荒川と利根川という2つの水系に挟まれ、米の生産も流通も多く、そして酒の大消費地である江戸に近かった事。

そんな自宅から近い地域を廻るのに選んだ足はコンパクトなクーペ。

Audi TT

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この2代目TTが登場したのは2006年。早いものでもう 9年が経ち来年には3代目が登場予定。

車名の『TT』とは、かつて英国・マン島に始まり、その後欧州各地で開催された2輪・4輪の公道レース『Tourist Trophy』(ツーリスト・トロフィー)の略。

車体の製造はドイツ・インゴルシュタット本社工場、最終組み立てとエンジン製造は最新鋭のハンガリー・ギュアー工場で行われている、らしい。

プラットフォームは同じくAudiのA3やフォルクスワーゲン・ゴルフと共通。
しかし、ボディの7割がアルミニウム製でゴルフより100kg近くも軽い。

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グレードはエントリーモデルの『1.8TFSvI。
直列4気筒DOHC直噴1.8リッターリッターターボ。
最高出力118kW(160PS)/4500-6200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1500-4500rpm。
トランスミッションは7速Sトロニック。

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「コンパクト」なクーペを選んだつもりでしたが、実車を見ると思ったよりも結構大きかった…。

全長4180mm×全幅1840mm×全高1390mm、ホイールベースは2465mm。

朝、ピックアップ。自宅で荷物を積んで出発。

まずは関越自動車道で川越を目指しました。

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最初の目的地は小江戸『川越』にある、その名も小江戸鏡山酒造。

埼玉の酒蔵を廻るには不規則・非効率な順となりますが、街並みに観光の人や車があふれる前にと、最初に訪問。

小江戸鏡山酒造は埼玉の酒蔵で最も新しい酒蔵です。
創業は今から9年前の平成18年(2006)、ああ偶然にもこの2代目Audi TTと同じ年だ。

で、小江戸鏡山酒造の前身は明治8年(1875)に創業した老舗・鏡山酒造。一時はJAL(日本航空)のファーストクラスでふるまわれたほどの品質の高いお酒を造っていた蔵でしたが平成12年(2000)に廃業。しかし、地元を愛する若者たちの手によって再興されたのがこの小江戸鏡山酒造です。

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かつて鏡山酒造があった新富町の敷地跡は川越市産業会館の『小江戸蔵里』に。小江戸鏡山酒造は川越の名水が井戸で涌く、仲町の『はつかり醤油』を醸す松本醤油商店の敷地内で酒造りを行っています。

『鏡山』
醸造元:小江戸鏡山酒造株式会社
URL:http://www.kagamiyama.jp/
住所:埼玉県川越市仲町10-13
電話:049-224-7780
小江戸蔵里http://www.machikawa.co.jp/


さて、次は都心に最も近い酒蔵へと移動。

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JR埼京線の中浦和駅から徒歩10分の住宅・商業地区の中に大きな旧家が残っています。

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この今も伝統的な佇まいの蔵を構える内木酒造は江戸時代中期の安永4年(1776)創業と200年以上の長い歴史を持つ酒蔵です。酒銘の『旭正宗』は「朝日のような爽やかな酒」そして商売繁栄を願って銘々。

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『旭正宗』
醸造元:内木酒造株式会社
URL:http://home.att.ne.jp/omega/uchiki/top.htm
住所:埼玉県さいたま市桜区西堀6-13-15
電話:048-862-5734


次は埼玉県の県都・大宮の中心部を抜けて、広大な田園地帯が残るさいたま市見沼区へ。

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時間短縮の為にさいたま高速を使用します。
初めて乗る区間。

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田園地帯の一角にある小さな丘の上に蔵を構える大瀧酒造は明治17年(1884)の創業。

初代大瀧喜平衛は新潟出身の杜氏で初めは春岡、春日部で酒造りを行い後に加倉に定着。現在の蔵は長女・ますが分家独立して七里村膝子の空き蔵を譲り受けて酒造りをはじめたそうで、この年が蔵の創業年としています。

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『九重桜』
醸造元:大瀧酒造株式会社
URL:http://members2.jcom.home.ne.jp/ootaki_shuzou/
住所:埼玉県さいたま市見沼区膝子663
電話:048-683-3006


次は少し北上して、さいたま市岩槻区。って以前は岩槻市だった街です。
さいたま市の前身は大宮市。平成の大合併で大きな市になりました。ほんと。

日本一のひな人形の産地として知られる岩槻は日光御成街道の宿場町であるとともに室町時代にさかのぼる岩槻城の城下町として栄えた町です。

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町の中心部、商店街の裏手に蔵を構える鈴木酒造は明治4年(1871)の創業。
新潟出身の鈴木芳兵衛氏が県内での酒蔵修行の末にこの地で独立。創業当時の屋号は「騎西屋(きさいや)」といい、酒銘は『万両』ですが、特定名称酒ブランドの『大手門』の方が最近は有名。

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『万両』
醸造元:鈴木酒造株式会社
URL:http://www.sakekura.net/
住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町4-8-24
電話:048-756-0067

続いて向かった蓮田市には2軒の酒蔵があります。
一件は埼玉の酒蔵で最も有名な蔵ではないかと思う神亀酒造。
もう一軒は、あまり知名度はありませんが、実は何度も訪れている清龍酒造です。

まず、神亀酒造。

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看板も何もありません。

屋敷林が囲む蔵の敷地内には社名も何も無い倉庫のような蔵と蔵元が住むふつうの住宅があります。
当然のことながら直売もしていませんが、道を隔てた目の前に蔵元が経営する酒屋があります。まあ、神亀は何度も飲んでいるので今回は未購入。

神亀酒造は嘉永元年(1848年)の創業。昭和62年には戦後の日本で一番最初に造石全量を純米酒に変えた蔵です。酒銘の『神亀』は、かつて蔵の裏手にあった「天神池」に棲むという「神の使いの亀」に因んだもの。


『神亀』
醸造元:神亀酒造株式会社
URL:http://www.shinkame.jp/
住所:埼玉県蓮田市馬込1978
電話:048-768-0115

続いて清龍酒造へ。

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大きな工場のような酒蔵です。敷地内には伝統的な商家建築の直売所と食事処があります。この食事処「清水亭」では旬の素材を使った和食懐石と蔵の酒をリーズナブルな価格で味わう事ができます。なので、過去に知人やミニオフ会でなんどか利用した事があるのです。

その時はJR蓮田駅からバスかタクシーを利用。
車に乗って来るのは初めて。

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蓮田市郊外の田園地帯の中に蔵を構える清瀧酒造は意外に知名度の低い地味な酒蔵ですが、創業は慶応元年(1865)と長い歴史を持ち、実は関東ではトップクラスの生産量を誇る酒蔵です。
かといってマスプロダクツの安酒メーカーではありません。
特徴的なのは「市場に出回らない酒」であること。

酒を安く売る観点から卸や小売店を通さず直接販売のみ。自社直営の広大な農地を有しで原材料から醸造、販売まで自社で行っています。

実際、普通酒クラスで一升(1.8L)720円台、大吟醸も四合瓶で1,200円台とかなりの低価格。しかも四季醸造は行っていません。

首都圏で『清瀧』の名は蔵元から分家した『蔵元居酒屋清龍』があり都内・首都圏に10店舗展開しています。蔵元グループなので酒も料理も安い。

酒銘の『清龍』は初代・清太郎、2代目・龍三郎の頭文字から一文字づつ取って名付けられたもの。

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『清瀧』
醸造元:清龍酒造株式会社
URL:http://www.seiryu-syuzou.co.jp/
住所:埼玉県蓮田市閏戸659-3
電話:048-768-2025


続いて向かったのは日光街道の宿場町である杉戸へ。

杉戸宿は江戸日本橋から数えて5番目の宿場町として栄えた街ですが、最寄駅は東武鉄道の「東部動物公園駅」、って東武動物公園はこんなところにあったのかと初めて知る。
ちなみに開業当時は「杉戸駅」だったそうです。

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関口酒造は文政5年(1822)の創業ですが、江戸時代中期ごろから「豊嶋屋」という屋号で別の商いを行っていました。

しかし、東日本大震災で酒蔵が被災し、高額な修復費用の為に再建を断念。現在は千葉の酒蔵を借りて造っているそうです

『杉戸宿』
醸造元:関口酒造合名会社
URL:なし
住所:埼玉県北葛飾郡杉戸町清地2-1-16
電話:0480-32-0005

続いて日光街道(国道4号線)を北上。
日光街道の次の宿場町である幸手市へ。

幸手宿は日光街道が日光御成街道と合流する宿場町として栄えた町。
さらに、江戸川の舟運でも重要な役割を果たし、水陸交通の要衝として発展しました。

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この街に蔵を構える石井酒造がナビどおりに到着しましたが見つかりません。
蔵の場所にはスーパーマーケット「ベルク」がありました。
「ベルク」の裏手にはゴルフ練習場があります。
石井酒造がもう一つの事業としてゴルフ練習場を経営している事は知っていたので、その近くにあるかと探しましたが見つかりません。

もしかして“廃業”?

と蔵に電話をしてみると、先ほどのスーパーマーケット「ベルク」の敷地内にあるとの事。はたして、ありました。

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石井酒造は天保11(1840)年創業ですが、元々は現在の埼玉県加須市で農業を営んでいました。その後、幸手にの庄屋として移り住み酒造業に参入。これが創業の年となります。この一帯の大地主でもあり、酒造業以外にも数々の事業を行っています。
スーパーの敷地内で細々と酒造りを行っているように見えて、実は3000石と中堅クラスの生産量。主な酒銘は『初緑』、江戸時代に日本一美味な米として幕府に上納され、宮内省御納米にも指定された、幻の酒米「白目米」を復活させて醸した日本酒『豊明』を今回は購入。


『初緑』
醸造元:石井酒造株式会社
URL:http://www.ishii-syuzo.jp/
住所:埼玉県幸手市南2-6-11
電話:0480-42-1120


次は県の西部地域へと移動です。
ちなみに、今回は今までに未訪問の酒蔵を中心に廻っています。


【中編】へ、つづく。




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