2015年05月02日

ぶらり、銚子電鉄に乗ってきて「ぬれ煎餅」も買ってきたYO!!

choshidentestu_33.JPG

「ああ、また千葉に行こう・・・」

思い立って、今日も朝4:00に起床。
まだ日が昇る前の4:30に自宅を出ますが、駅に着く頃にはかなり薄明るくなってきていました。

前回と同じく東京駅を旅の起点に地下5階から出発する総武快速線に乗って房総半島を目指します。

今回は南総ではなく、北総の北東端。

目指すは銚子です。

choshidentestu_10.JPG

わざわざ銚子へと行く目的は、銚子電鉄に乗るため。
あと、大好きなイワシ料理を食べるため。

銚子には何度も訪れていますが、実は今の今まで、まだ乗った事がなかったのですよ。

あれほど哀愁的に有名な路線なのに。

佐倉止まりの総武快速線で、佐倉から先銚子までは総武本線。

choshidentestu_05.JPG

銚子駅には8:30ごろ到着。
まだこんな時間か〜。

休日と平日の時間感覚は別次元ですな。とあらためて感じる。

choshidentestu_08.JPG

choshidentestu_09.JPG

銚子電鉄の銚子駅とJR銚子駅はホームでつながっています。
って、いうかJR銚子駅のホームの犬吠崎寄りを切欠き式にした感じ。

って、いうかJR銚子駅の改札を通らないと銚子電鉄のホームには行けません。

choshidentestu_11.JPG

まあ昔には国鉄の快速列車「房総の休日」号が休日にかぎって銚子電鉄に乗り入れ、新宿 - 外川間の直通運転が行われていたそうです。(1960年まで・電圧が違うので気動車で運行)

choshidentestu_15.JPG

銚子電鉄の銚子駅発〜外川行きは9:17発で終点の外川には9:37着予定。

choshidentestu_16.JPG

さて、銚子電鉄の最近の車両は基本的に京王電鉄の中古車です。

しかし、京王電鉄が電圧1500Vであるのに対して、銚子電鉄は600Vしか無く、そのまま走らせる事ができません。直流1500Vから600Vへの降圧工事費はコストが高く、採算が合わないからです。

choshidentestu_17.JPG

choshidentestu_19.JPG

そこで、銚子電鉄よりも経営規模が大きく、同じく京王電鉄の中古車を600Vに改造して運行している愛媛県の伊予鉄道から譲渡してもらっています。
それでも導入時の輸送費や改装、点検整備費などでに1億4000万ほどかかっているのです。

この新しく更新された銚子電鉄の車両2000形(デハ2000形・クハ2500形)は見るからに相当な年期の入った博物館ものですが、製造年は実に昭和37年(1962)製と既に半世紀近く活躍しているのです。

choshidentestu_20.JPG

銚子鉄道も基本的にワンマン運転ですが、銚子〜笠上黒生間では運賃収受のために車掌が乗務することが多く。また路線規模の割には駅員がいる駅が多い。

choshidentestu_22.JPG

今回は銚子電鉄の一日乗車券である『弧廻手形』(こまわりてがた)620円を購入しました。
この『弧廻手形』には犬吠駅で「ぬれ煎餅」1枚の無料交換券がついているのですよ。

choshidentestu_23.JPG

いよいよ出発。

今日は平日なので、観光客よりも学生が多い。

銚子駅の次の仲ノ町駅は車両基地があるので帰りに寄ってみよう。
まあ、車両基地というよりも...廃車疎開基地の、ような...

choshidentestu_24.JPG

銚子電鉄は極めてのろのろ走る。
まあ、いいんだけど。

JR西日本の保守合理化路線みたい。

過去に踏切事故を起こしているし、踏切が動かない事もあるので、踏切の手前では速度を落として通過する。

choshidentestu_25.JPG

線路は草で覆われている。
まるで廃線を走っているような感じ。

遊園地のアトラクションとも。

choshidentestu_27.JPG

線路も見るからにガタガタ。
国からの改善命令で劣化の激しい枕木はなんとか交換済み。

全てが痛々しい。

choshidentestu_30.JPG

こんな銚子電鉄の歴史についても少しだけ触れておきます。

千葉県銚子市でJR銚子駅〜外川駅6.4kmを結ぶ短い鉄道路線である銚子電気鉄道は、大正2年(1913)に地元の有志が中心となって開業させた銚子遊覧鉄道が前身。
当時は銚子〜犬吠間の開業で、その名のとおり犬吠埼などへの観光路線。

しかし経営は赤字続きで、また第一次世界大戦の勃発によって鉄の価格が高騰したことから、銚子遊覧鉄道線としては開業わずか4年目の大正6年(1917)に廃業してしまいます。

レールは鉄材として売却され、廃線跡は地元の旅館送迎バス専用道路に。

choshidentestu_31.JPG

ところが大正12年(1923)に再び銚子遊覧鉄道の設立構成員によって銚子鉄道が開業。
この時、当時は栄えていた漁港のあった外川まで延伸されました。

そして開通から2年後の大正14年(1925)に直流600Vで電化されます。

昭和23年(1948)年に銚子電気鉄道と社名を変更。

しかしそれでもやっぱり利用者の減少は止まらず、国・県・市による支援で何とか経営を続けている状態でした。

choshidentestu_54.JPG

choshidentestu_60.JPG

平成2年(1990)内野屋工務店の経営傘下に入ると、駅舎の改築や車両の大幅な塗装変更が行われ銚子電鉄のイメージアップが行われます。

ところが今度はこの内野屋工務店が破産し、この損失を埋めるために社長が銚子電鉄の借入金である1億1000万円を横領して逮捕されてしまいました。

千葉県と銚子市は補助金を停止し、金融機関は融資を凍結。
銚子電鉄はいよいよ廃線の危機に瀕します。

choshidentestu_52.JPG

「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」

そこでウェブページ上に有名なこのキャッチコピーを掲載し、銚子電鉄の「ぬれ煎餅」はネットやマスコミからの反響が凄まじく大ヒット作に。
銚子電鉄は全国に知られる有名鉄道となり、観光客の増加や関連商品の売り上げが上昇。

これにより何とか窮地はしのげたかのように思われましたが...
今度は衝突事故や故障、断線事故などが続き、設備の老朽化など国土交通省関東運輸局に安全面の改善命令が出され、多額の費用が必要に。

choshidentestu_32.JPG

さすがにこれを「ぬれ煎餅」で捻出する事は不可能で、もはやこれまでか。
と思われたものの、これも関係者の努力や「銚子電鉄サポーターズ」のカンパなどによって、なんとか安全運行設備や車両の更新が行われたのです。

choshidentestu_34.JPG

さて。

終点の外川は古い町並みとしても知られた漁村集落なので、前々から歩いてみたいと思っていました。

choshidentestu_35.JPG

choshidentestu_44.JPG

その前に、銚子における漁業の発展は、江戸時代に紀州の漁民によってもたらされたものです。

そしてこの外川の町並みを作ったのも紀州人でした。

choshidentestu_37.JPG

万治元年(1658)紀州の崎山次郎右衛門は6年かかりで外川港を築造して傾斜地に碁盤目状の町並を作りました。

紀州から導入された任せ網漁法で外川の漁港は一大盛況へと突き進みます。

choshidentestu_40.JPG


「外川千軒大繁盛」


さらに八手網漁法の導入によって、鰯の漁獲が増え、未曽有の干鰯(ほしか)景気で外川の繁栄は続きます。

choshidentestu_39.JPG

しかし明治中期頃から漁業の中心は外川・長崎から次第に飯沼や飯貝根に移って行く事になります。
銚子電鉄が外川まで延伸されたのも、物流のハンデを埋めるための要望があったのでしょうか。

choshidentestu_46.JPG

外川発銚子行きは11:05発で銚子駅には11:24着です。

choshidentestu_48.JPG

帰りの電車がやってきました。

思えば、来るときにも列車の行き違いはありませんでした。

朝夕のラッシュ時を除いて1時間に1本なので、1編成で往復しているのです。

choshidentestu_59.JPG

銚子市近郊を走る短い路線ですが、沿線の人口密度が極めて低い事が車窓からもわかります。

choshidentestu_70.JPG

終点の銚子駅の一つ前の仲ノ町に到着。

choshidentestu_62.JPG

choshidentestu_63.JPG

choshidentestu_64.JPG

choshidentestu_68.JPG

駅舎は明治期築の木造平屋建てで、銚子電鉄の本社でもあります。
駅周辺はヤマサ醤油の工場に囲まれています。

choshidentestu_65.JPG

レールで作った文鎮。

choshidentestu_66.JPG

これがあの有名な「ぬれ煎餅」。

もちろん買って帰りました。

choshidentestu_69.JPG

銚子駅までは歩いていく事に。

choshidentestu_71.JPG

ヤマサ醤油のレンガ蔵。
大正時代のものとか。

choshidentestu_73.JPG

そして銚子駅前にある銚子料理のお店で昼食。

銚子に来たときは、いつも行く店は決まっているのですが、今日は駅前にあるお店で。

「いわしのなめろう」

自分で作るくらい大好きな「なめろう」です。

いわしがルーツですが、アジでもサンマでも作ります。
居酒屋にあれば注文します。

choshidentestu_77.JPG

数量限定のアラ煮。

醤油の城下町でもある銚子に来たので。という意味でもあって注文。

いや〜うまい。
自分好みの甘辛さ。
ちょっと高かったけど、文句なしの旨さ。

日本酒がススミます。
ビールも。

昼間っから。

choshidentestu_81.JPG

あとはもう、乗換なしの特急で東京へ帰ります。

もちろん爆睡。

おしまい。



この記事はあなたのの役に立ちましたでしょうか?
よろしけれは、ポチッと応援をお願いします。

 ↓   ↓
人気ブログランキングへ


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/125645010
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック