2015年05月05日

ぶらり、わたらせ渓谷鐵道に乗ってサイクリングもしてきた【前編】

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朝4:00起床。
本当は3:30に起きるつもりだった。

上野駅5:13発の高崎線始発に乗るつもりで自宅から上野駅まで約30kmを自走するつもりでしが、体が言うことをきかなかった。

今からでは上野駅まで間に合わないので、予定変更。
自宅から約17kmの赤羽駅までなら余裕で間に合う(かも)。

あたりはまだ薄暗い。
交通量も少ない環八を北上。

上野発の高崎線が赤羽に到着するのは5:23。
赤羽駅には5時すぎに到着。
久々に走ったけど、なかなか良いペース。

今朝は思ったよりも気温が低くなく、走り安かったが、到着して自転車を分解していると汗が噴き出してきた。

ロードバイクの輪行も久々。半年…いや1年以上していない?
思ったよりも体が覚えていて、結構すんなりと輪行袋に収まった。

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今日は高崎から両毛線で桐生をめざします。

目的は「わたらせ渓谷鐵道」に乗ること。
関東近郊を走るJR・私鉄・第3セクターを含むローカル線では個人的にも1位、2位くらいに匹敵するローカル線ですが、なぜか今まで乗る機会がありませんでした。

わたらせ渓谷鐵道が走る渡良瀬渓谷は実は車では何度も走っています。
水沼駅の温泉にも入っています。

でも「わたらせ渓谷鐵道」はまだ未乗でした。
理由はアクセスの悪さかな?

GWも残りわずかとなる中、本当にどこへも行かないか?どこも走らないのか?本当にそれでいいのか?と自問自答。
まあ、考えるよりもとりあえず出発。

高崎には6:55に到着。
高崎から先、小山行きの両毛線は7:04発。
桐生には7:51に到着します。

ここから先「わたらせ渓谷鐵道」の終点・間藤駅行きは9:00発なので、1時間ほど時間があります。

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ホームはJR両毛線と同じホームの向かい側の1番線ホーム。
一旦駅改札を出て別の駅舎かと思いましたが、連絡はベストです。
最近になって簡易Suicaが設置されたようです。

ただし「一日フリーきっぷ」を購入する場合は一度改札を出てから券売機で買わないといけません。
今回は片道なので車内精算ができますが、時間もあるので改札を出てみる事に。

桐生は古くから絹織物の産地として発展し、今も古い町並みや土蔵が多く残されている町です。
久々に散策…とも思いましたが町並みが残る地区は駅からすこし離れているので、時間的に中途半端。

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とりあえず駅の立ち食いそば屋で朝食。
かけそばとカレー。

そしてホームへ移動。

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ベンチにみどり市が発行しているわたらせ渓谷鐵道の観光冊子が。
誰かが置いていったものか?

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中をめくると沿線の古い町並み情報も。しかもなかなか面白い情報も。これはいただき。

わたらせ渓谷鐵道の事を略称として「わてつ」と呼ぶらしい。また紙媒体などでは「わ鐵」と表記されるらしい。
しらなかった。

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そして列車がやってきた。

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おお、なんか新しい。
新造車両のWKT-500形というやつだ。

新潟トランシス製の一般的な気動車。

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第三世代のNDCシリーズで、全国のローカル線を走っていますが、レトロなカラーリングで一瞬それっぽく見えない。

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なにもかも新しい。
車内が木目調になっているので、高級感があってしかも明るい。

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運転席も新型車両を物語っている。

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車内もまだ新車の香り…って、おい新しいのは良いが、まさかのロングシートではないか?
しかも一部を除いて窓が開かない…orz。

窓が開く場所に座ったものの、冷房が効いているので開けるとヒンシュクか。

出発までまだ30分近くあるが、車内で待つことに。

すると女性車掌がやってきた。
この時間帯はワンマンではなく車掌がいるのか。

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で、なんと自転車の持ち込みは別途手荷物料金280円が発生するとの事。

出発直前にベストな接続でやってきた両毛線からどっと観光客が車内に流れ込んできた。
まさかの満席状況。やばいな。

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そして出発。
しばらくは両毛線の線路を走ります。
そして下新田信号場から右にそれていきます。

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今度は東武鉄道桐生線が併走。
接続駅である相老駅では、心配した通りさらに観光客が。

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車内は満員電車の様相に。
車内の移動も困難なほど。
ああ、旅情が...。

開業以来赤字続きで存続が危ぶまれている路線ですが、さすがはGWシーズンです。

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身動きが取れない。
撮影ができない。

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トレッキングらしい格好をしている人は途中駅で降りていったが、新たに乗って来る数も多い。
おそらくみんな終点手前の足尾まで行くのだろう。

ただ、ほとんどの乗客は「一日フリーきっぷ」を買っているようなので、結構途中駅で降りていく人も。

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神戸駅には元東武鉄道の特急デラックスロマンスカー1720系を利用したレストラン「清流」がある。
この日はふだん行われない弁当の車内販売が行われていた。

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わたらせ渓谷鐵道の木造駅舎は文化財級のものが多く、上神梅駅などは国の登録有形文化財です。

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草木湖までは車窓から見える渡良瀬川は進行方向右側に続いていましたが、沢入駅を過ぎると渡良瀬川を渡って今度は左側の車窓に渓谷が見えて来ます。

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第三セクターであるわたらせ渓谷鐵道の前身はJR足尾線(国鉄足尾線)ですが、さらにその前身は明治44年(1911)に開業した足尾鉄道です。筆頭株主は足尾銅山を経営していた古河虎之助で、足尾銅山から産出される鉱石輸送のために敷設された路線でした。

鉱石輸送は国策上重要であったことから大正7年(1918)に国有化されます。

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原向駅を出発して3つ目の笠松トンネルで群馬県から栃木県に。

足尾銅山で知られる上都賀郡足尾町は現在合併して日光市になっています。

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通洞駅。ここから次の足尾まで足尾の中心市街が始まります。
そして足尾銅山の坑道を見学する「足尾銅山観光」はこの駅で降ります。

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そして足尾駅に到着。
足尾駅ではかつて走っていたキハ30系などいろいろな車両や貨物車が保存されています。

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通洞駅・足尾駅でほとんどの乗客は降りて行きました。
次の終点の間藤駅には何もありませんが、やはり全区間完乗を目的とする乗客も多いです。

もっとも産業遺産など見るものはたくさんあるのですが。

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そして終点間藤駅に到着。

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何人かの乗客は町歩きを始めましたが、ほとんどの乗客は折り返しの出発待ちです。

すっかりサイクリング日和。

いよいよ来たルートを自転車で戻ります。

【後編】につづく。





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posted by 太泉八雲 at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ぶらり、輪行やポタリング
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