長いタイトルですが、まさにそれです。
仕事で肉体的にも精神的にも疲れてなかなか投稿する事ができませんでしたが、北陸新幹線に乗って金沢へ行ってきました。
「いらかぐみ」のオフ会が今年は金沢で行われるからです。
毎年直前まで仕事のスケジュールがはっきりしないなかで、今年はなんとか休みを取ってオフ会に参加する事ができました。
そして、今年の3月に金沢まで開業した北陸新幹線E7系に乗る希望も叶いました。
さらに、未乗区間のJR七尾線と、のと鉄道にも乗る機会を得ることができました。
なんとか休みは死守しましたが、前日は徹夜。
帰宅したのは朝の4時。
シャワーを浴びてから荷物をまとめて自宅をでました。
直前まで休みが確定していなかった為に、新幹線のキップは買っていませんでしたが...
そう、今は携帯電話でキップが変える時代なのですね。
しかも、座席も自分で選ぶ事ができます。
おまけに指定席は駅でチケットを買うよりも安い。
不思議なもので自由席よりも指定席の方が安くなったりすすのです。
東京ー金沢・北陸新幹線『かがやき』
14,340円(通常の指定席特急券・運賃)
12,030円(モバイル特急券・指定席)
モバイル特急券は前日の夜に購入。
駅の改札では”ピッ”とかざすだけ。
すごい時代になったな〜。
興奮で眠気は無い。
普段は食べない朝食などを買って、ホームでE7系を待つこと15分。
ついにやってきたE7系で〜す。
金沢行きの始発列車『かがやき501号』
美しいな〜E7系。
日本の美・匠の技を感じますね〜。
北陸新幹線は最高速度が230kmと控えめな設定なので、東海道新幹線や東北・北海道新幹線のようにロングノーズである必要が無いのですね。
だからデザイン的に美しい形が作れます。
E7系のデザインは工業デザイナーの奥山清行氏が監修。
製造は川崎重工。
行き先は『金沢』なんか感動。
乗り込みま〜す。
和のテイストを盛り込んだ車内。
普通車ですが、一昔前のグリーン車なみの座席ですね〜。
しかも全席コンセントが付いています。
が、残念な箇所が1つ。
テーブルが小さい。
今時。え?って感じです。
JR東日本在来線の特急列車や普通列車のグリーン車ももっと広いですぞ!!
北陸新幹線はビジネス客はあまり利用しないのかな〜?
列車が東京駅を動き出すのを待ってから
とりあえず、朝御飯。
贅沢にカツサンドです。
いきなり奮発しました。
が、徹夜明けの朝にカツサンドは重かったか?
大宮を過ぎた頃から、ウトウトと睡魔が・・・・。
そして気がついたら長野駅。
『かがやき』は大宮を出ると長野まで止まりません。
長野駅を出ると、ほとんどがトンネルなので、またお休みモード。
次に気がついた時には富山を過ぎていました。
6:16に東京駅を出発して8:46に金沢駅到着。
東京から2時間半で金沢まで来ちゃいました。
信じられん!!
実感が今ひとつ沸きません。
まだ9時前ですよ、奥さん!!
平日なら会社の始業前に金沢に着いちゃってるって事です。
さて、あまり感慨に耽っている時間はありません。
ここから能登半島の七尾まで走る特急『能登かがり火1号』に乗り換えなくてはなりません。
七尾行きの発車時刻は8:56とベストな接続。
10分を切っています。
急いで改札を出て、券売機でキップを買って在来線の改札をくぐります。
七尾までの料金は自由席特急券を含めて2,060円です。
これは特急に乗った方がお得です。
ローカル線を走る特急ですが、車両は国鉄時代の旧車ではなくJR西日本の683系でした。
北陸新幹線開業に伴う在来線の経営分離で683系にかなり余剰が出たようです。
しかし、窓が恐ろしく汚かった。
金沢を出た『能登かがり火1号』は津幡駅までかつての北陸本線・現在のIRいしかわ鉄道区間を走ります。
北陸新幹線の開業に伴い、並行在来線区間にあたる北陸本線金沢駅〜直江津駅間は第三セクターに経営分離されましたが、並行在来線にあたらない七尾線は経営分離の対象とはならず、新幹線開業後も引き続きJR西日本の管轄となって残っているのです。が運営している。
ここでも完全な飛び地路線が誕生している。
金沢駅を出てから津幡駅で七尾線に入り、かほく市あたりまでは、金沢市のベッドタウンが続く。
能登半島付け根の西海岸を走り、羽咋市をすぎると、能登半島の中央地溝帯に入っていきます。
この中央地溝帯の東と西にはそれぞれ七尾街道が走り、古い町並みが要所要所に残されています。
またいつか自転車で走ってみたい道です。
そして列車は七尾駅に到着。
特急『能登かがり火1号』の終点は次の和倉温泉駅ですが、今回は「のと鉄道」の始発駅である七尾駅で降りました。
時刻は9:47。
初めて降りる七尾駅。
改札を出て駅の外へ。
能登半島最大の中核都市である七尾には何度も訪れた事があるのですが、鉄道で来たのは初めて。
古くから大きな都市で、酒蔵も近年まで5軒ほどありましたが、現在は1軒だけしか残っていない町でもあります。
さて、券売機でキップを買ってホームで待つことに。
待ち時間は30分ほどです。
のと鉄道の終点である穴水駅までは、片道820円・往復で1,640円。
無人の改札を抜けてホームへ。
目に飛び込んできた、ご当地アニメ。
知ってるぞ、これ。
見たことは無いけど、某自転車ブロガーの方が聖地巡りをされていた、あれではないか!!
そして「鉄道むすめ」も能登の地におりました。
しかし、冷静な私はその下にある掲示を見逃しませんでした。
1日乗車券があるではないか!!
『つこうてくだしフリーきっぷ』
なんと1,000円です。
急いで駅改札で払い戻しと『つこうてくだしフリーきっぷ』を買いました。
そして列車がやってきました。
10:24発・穴水行きの131D。
新潟トランシス製の新しい車両・NT200形。
近づいてきました。
何やらラッピングされてますね〜。
うお〜。
『花咲くいろは』
「・・・・・」
地方経済を支える美少女アニメとそのファン。
車内も『花咲くいろは』一色。
どなたかもサイン。
穴水行き131Dは定刻どおりに七尾駅を出発。
なんと車体のラッピングだけではありませんでした。
『花咲くいろは』
車内のアナウンスは主人公「松前緒花」のキャラクターボイスを演じている伊藤かな恵であった。
『花咲くいろは』は鉄道会社だけでなく、地方自治体をあげての町おこしアニメのようだ。
共同企画『花いろ旅あるき』なのである。
アニメの舞台は一応金沢だけど。
のと鉄道は七尾湾を右に見ながら軽快に走る。
車内のアナウンスではアニメの劇中に登場する実在の駅「聖地」も紹介されます。
聖地巡礼にはあまり興味はありませんが、思わずカメラを向けてしまう...
北へ向かうほどローカル色が強くなっていく。
しかし、線形がいいのか、線路のグレードが高いのか、予想以上に快適にかつ軽快に高速で駆け抜ける「のと鉄道」に驚かされます。
走りに限って言えば、ローカル線っぽくありません。
入り組んだリアス式の海岸線と美しい七尾湾の入り江。
ああ、心が洗われるな〜。
来て良かった能登半島。
【後編】へつづく。
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