2015年08月30日

ぶらり、電車で読書『青春18キップ』で今年も磐越信州を一周してきた【後編】

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「津川駅」

新潟県東蒲原郡阿賀町角島にある駅。
阿賀町の中心部である旧・津川町の玄関口。

阿賀町は2005年に旧・津川町、鹿瀬町、上川村、三川村の4町村が合併して誕生した町。

郡山駅からは137km。

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この駅には昨年も来たことがある事を思い出しました。

そう、昨年は台風8号と梅雨前線による大雨で磐越西線の喜多方〜山都駅間の路盤が崩壊し不通となっていた為、喜多方駅〜津川駅間が代行バスによる運行だったのです。

で、代行バスで降り立ったのがこの「津川駅」。

ここで新潟行きの下り列車を待ったのす。

ああ、何かいろいろと思い出してきた。

で、津川の町を歩いて戻って、次の新潟行き下り列車の時刻は...

なんと、14:57でした。

2時間近くあります。

う〜ん。今日は今来た道を戻って帰るかな...?と会津若松行き上り列車は...

なななな!!なんと17:19までありません!!

仕方ない。のんびりたっぷり町歩きをする事にします。

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津川駅は津川町の玄関口ですが、市街地は那珂川の対岸にあります。

なので、駅周辺は閑散としています。

市街地まで歩いて約20分くらいでしょうか?

駅の前にタクシーが止まっていました。
誘惑にかられましたが、まあ時間もあるし最近運動不足でもあるので、歩いてみる事にしました。

那珂川に架かる津川町の門橋「麒麟橋」(きりん橋)。

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那珂川。

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その先に見えるのが麒麟山。

標高194.8m。

名前の由来は、古来中国の想像上の動物「麒麟」の姿に似ているからとか。

古くから狐火が見られる山として知られ、数々の伝承が残る。

そして、今回訪れる津川の町に2軒ある酒蔵の銘にも使われています。

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ようやく町の入り口に到着。

このあたりは湊町。

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津川の町は河岸段丘上に形成されているので、アップダウンがある坂の町でもあります。

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現在は新潟県ですが、江戸時代は会津藩が統治していました。

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藩政時代は那珂川水運の河港であり、会津街道の宿場町でもありました。
また、周辺の山林から伐採される木材の集散地でもあり、水陸物流のターミナルだった事から豪商も数多くいました。

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これほど宿場町・在郷町の面影が残っているとは意外でした。

鉄道からは見えない盲点でした。

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仲町。

雪国である新潟県では「雁木」(がんぎ)と呼ばれるアーケード。
津川では「とんぼ」と呼ばれています。

実はこの津川が「雁木」発祥の地だとか。

「とんぼ」はアーケード部だけでなく、玄関や土間も含めた名称とか。

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津川の町の中央には大きな2度のクランク「鍵形」があります。

横町。

古くから軍事的にも重要な戦略拠点だった事がうかがえます。

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上町側のクランクの角に建つ「麒麟山酒造」。

酒銘は『麒麟山』で、最近は首都圏でも知られるお酒です。

江戸時代後期の天保14年(1843)創業で、杜氏の酒銘は『福の井』だったとか。
『麒麟山』のブランドは明治15年(1882)から。

近年、新社屋を町の外れの那珂川沿いに移転しました。

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ここは醸造蔵として今も酒造りが続けられています。

『麒麟山』
醸造元:麒麟山酒造株式会社
URL: http://www.kirinzan.co.jp/
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
電話:0254-92-3511


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その隣に建つ「下越酒造」。

今回の目的の一つ。
酒銘は『ほまれ麒麟』で創業は明治13年(1880)。
親子二代にわたり蔵元が国税局酒類鑑定官を務めたという酒蔵で、もちろん全国でこの蔵だけ。

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創業時の屋号は「酒座 蒲原屋」。

最近耳にする創業時の屋号から銘々された『蒲原』というブランドもありますが、これは特約店向けのお酒なので、蔵元では売っていませんでした。

町内にある特約店を紹介されましたが、残念ながら本日は臨時休業だった為、再び蔵に出直して『ほまれ麒麟』の特別純米酒を購入。

『ほまれ麒麟』
醸造元:下越酒造株式会社
URL: http://www.sake-kirin.com/
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川3644番地
電話:0254-92-3211

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町歩きをスタート。

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再び坂道。

「とんぼ」の石畳は階段になります。

この起伏や変化に富んだ町並みが良いですね。

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田町。

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原町。

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那珂川沿いに建つ麒麟山酒造の新社屋。

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雨が降ったり止んだり。

津川の雁木「とんぼ」のすばらしさを肌で実感。

駅までぼちぼち歩くかと思ったら、丁度バス停の前に差し掛かった所で津川駅行きのバスがやってきました。

もちろん乗りました。

久々の後ろ乗り。

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下り列車が来るまで40分ちかくあります。

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駅舎ではなくホームで待つことに。

ローカル線を全身で感じられるから。

読書。

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新潟行きの下り列車は、上り列車の当駅折り返し。

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やってきました、国鉄旧キハ47系。

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ここから先、那珂川の素晴らしい車窓が続きますが、今回はとにかく読書に集中。

でも、時々見える素晴らしい大自然の景色に目をやることで脳が刺激され想像力が膨らみます。

いつもは長く感じる五泉〜新潟間も読書に集中していたので、気がついたら着いていました。

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夕陽が差し込む新潟駅。

現在高架化工事中でした。

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帰路は上越新幹線で帰ります。

磐越西線の車内で、モバイルSuicaで乗車券を購入。

でも、東京までではなく、高崎まで。

モバイルSuicaだと当日でも指定席と自由席の料金が変わらないので、指定席を購入。

座席も指定できるし「Maxとき」の自由席は6人掛けのリクライニングがありません。

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ローカル線に乗ったあとの新幹線は感覚をリフレッシュさせてくれます。

高崎からは「湘南新宿ライン」1本。

もちろんグリーン車で。

自宅の最寄り駅到着は21時。

15時間乗り続けた2015年最後の夏の旅でした。

おしまい。


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