今年もあっという間に終わってしまった。
なんだか、疲れた一年でした。
成長があった一年だったのかな?と反省が残して2015年も終わりです。
仕事納めギリギリまで深夜早朝に及ぶ作業が続き、ミスも連発。
現場はなんとか上手く廻してくれていましたが、肉体的よりも精神的に疲れた年の瀬です。
当初は初の海外の旅を画策してパスポートまで申請したのですが、
年末そして年明けの年始のバタバタでやむなくキャンセル。
なんだか長旅に出かける気分にもなれず、かといって自宅で年越しを迎えるのだけは嫌だ。
と言うわけで、今年も年末ギリギリにJRの「みどりの窓口」に並んでみました。
目的は昨年と同様ダメ元で『サンライズ瀬戸・出雲』の空席状況を聞いてみる事。
昨年は偶然にも『サンライズ出雲』のシングルデラックスのキャンセルに有り付けたのですが、今年は残念ながら満室。
が、第一目標の『サンライズ瀬戸』はシングルが3つも空きがあったのです。
今年は瀬戸大橋で初日の出を見ることができたらな〜、という淡い期待で『サンライズ瀬戸』にしたのですが、では初詣はどこで?
四国にはあまり有名な神社は聞かないのです。
香川県、つまりは讃岐の一宮は田村神社ですが、なんかマイナーで地味すぎる...(地元の方スミマセン)
で、ふと思った。
と言うか、やはりあそこしか無いか....
『こんぴらさん』
こと金刀比羅宮。
ちょっと、ひねりが無いけど。もう3〜4度登ってるし。
シングルの空き3室の内、2階でさらに海側・東向きの部屋は1つだけ。
運転台のある先頭車(下りは最後尾)7号車の21号室をゲット。
現地での行動予定がまだ何も決まっていなかったので、とりあえず高松までの乗車券(往復割引)まで購入。その先は現地で考えようかな?と。
ところが、家に帰って調べていたら、な、なんと!!
大晦日の12月31日の『サンライズ瀬戸』は琴平まで延長運転しているというではないですか!!
乗り換え無し。
しかも、『サンライズ出雲』と違って『サンライズ瀬戸』は高松に翌7:27着と乗車時間が短いのですが、琴平延長では琴平に8:51着と長く乗っている事もできるのですよ。
2度おいしい!!
おいしすぎる!!
で、出発当日に再び「みどりの窓口」で『サンライズ瀬戸』を琴平まで買い直すと...。
な、なんと!!
東京〜琴平間で運賃が計算され、高松に横道逸れる分はカウントされないので、乗車券が安くなってしまったのですよ。もちろん特急・寝台料金は高松までと変わりません。
2度どころか、3度もおいしすぎる!!
なんだか今年は幸先が良いかも!!
厄年だったけど。厄除けが効いてきたかな!!
うれしくて自宅をちょっと早めに出すぎてしまって、東京駅には20時ごろ到着。
とりあえず、上野まで行って上野の「駅ナカ」をぶらり。
ハイボール・バーで時間をつぶすしました。
なんか、いいかも。こ〜ゆうの。
今までしたこと無かった。
「大人」の旅みたい。
東京駅に戻る。
『サンライズ瀬戸・出雲』の入線は21:48ごろらしい。
まだ時間がある。
なんか、ホームを降りた連絡通路の真ん中に地下に下るエスカレーターを発見。
降りてみると、東京駅にも「駅ナカ」が。
知らなかった。
普段は早足で通り過ぎているだけだから、こ〜ゆう場所、気づかなかった。
おしゃれな雰囲気の酒屋もある。
今回あきらめていた「ロックアイスカップ」も置いてあった。
ハイボールもいっしょに購入。
準備万端。
『サンライズ瀬戸』の方向幕はちゃんと「高松・琴平」なってるいるぞ。
のびのび座席の車両が目の前にあったので入ってみた。
まあ、旅情を考えるとこれを使う事はまず無いな。
でも、早朝に岡山乗り換えで西(広島・山口とか九州方面)に行く時なんかは、ただ寝るだけと割り切ってありかな?
駅ナカでたっぷり飲んで、あとは爆睡するだけ。
という使い方ならありかも。
うん、うん。
良いひらめきだ。
旅の引き出しが増えたかも。
『サンライズ』に乗るのはこれで5度目。
「シングルデラックス」2回、「シングル」2回。
ドアを開けると懐かしさが込み上げてくる。
旅の始まりだ。
今日は自宅で風呂に入ってきたので、シャワー券は買わずにパジャマに着替えます。
一応寝台列車なので「浴衣」はあるのですが、この時期は冷えるので家から持ってきました。
晩酌の準備も完璧。
定刻通り『サンライズ瀬戸・出雲』は22:00に出発。
東京駅のホームを滑り出しました。
室内灯はオフ。
(撮影の為にこの時だけは常夜灯をつけましたが)
流れる夜景。
普段の列車じゃ、見られないパノラマです。
窓の映り込みも無い、個室寝台列車だからできる世界。
小田原を通過するとまた違った夜の沿線風景。
酔いもかなりまわってきましたが、大晦日まで起きていなくては。
富士駅23:54通過。
太平洋の水面に映る月明かりが映画のワンシーンみたい。
(光量が少なすぎて、写真ではうまく撮れていませんが)
ちょうど、由比ヶ浜あたりで新年を迎えました。
2016年 明けましておめでとうございます。
就寝。
【中編】につづく。
この記事はあなたのの役に立ちましたでしょうか?
よろしけれは、ポチッと応援をお願いします。
↓ ↓
