2016年01月23日

ぶらり、ジャガーXEに乗って静岡の酒蔵を廻ってきた【前編】

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久々の輸入車による酒蔵巡りです。

実に3ヶ月ぶり。
そう、この酒蔵巡りは昨年の年末に行った旅です。
年末年始が忙しく、記事が後回しになってしまいました。

今回は初のジャガーです。

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車種はDセグメントの「XE」でBMW・3シリーズとかメルセデスベンツCクラスの少し上くらいの位置づけ?

初の「英国車」です〜。
って言っても、一時はフォードに買収され、そして本家フォードの経営が苦しくなって今はインドのタタ自動車の傘下にあります。

最近のジャガーのデザイン。
以前の丸目4灯のデザインから大きく変わりましたが、私的にはもろに好みのデザインです。

気品ある落ち着いた美しさに秘められた鋭さ。

カッコイイ!!っす。

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今回は年末の繁忙期にギリギリに申し込んで、本命の車種は取れなかったものの、なんとか第2候補に挙げたこのジャガーXEが1日だけ借りる事ができました。

営業所の開く朝8時にピックアップして、夜の20時に返却の12時間借り。

あまり遠出も出来ないので、近県でまだ未訪問の酒蔵が多い静岡東部の酒蔵を廻ってくる事にしました。

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ジャガーXE
2.0Lの直4ターボです。
■トランスミッション:ドイツZF製8速AT
■最高出力:240/5500[ps/rpm]
■最大トルク:340/1750[N・m/rpm]
■車両重量:1640kg

車体の75%以上がアルミです。

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価格は500万円あたりからスタートする戦略的モデル(低価格?)ですが、まあ手は届きませんが、それほど高級感を前面に出したような内装ではありません。

運転席を包み込むようなデザインの造りはBMWやメルセデスベンツよりもスポーティーで好感が持てます。

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ミラー格納展開の仕方が初めは分からずマニュアルを見てやっとわかりました。

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シートポジションメモリーもドアについています。

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最近の輸入車に多いバックミラー周辺のギミック。いろいろなセンサーやレーダーがあるのかな?

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ハンドルポジション調整は電動です。
さすがジャガー。

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ステアリングのファンクションスイッチは機能が限られていて操作性は今ひとつ。

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インフォメーションモニターの各種設定・表示が階層化しすぎて使いづらい。

と、いうか走行中に操作する事を前提としていないような気すらしました。
(操作しちゃいけないのかな?)

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欧州車にしては珍しい、ライトスイッチがステアリングレバーにありました。

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エンジンのスタートスイッチはセンターコンソールの下部にあります。

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そして最近のジャガー(及びランドローバー)の特徴。

ダイヤル式のシフトノブ。

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エンジンが掛かると「ニョキ」っと出てきます。

こんなの使いづらいな〜。

と最初は思っていましたが、慣れるとそれほど悪くはありません。

Dレンジでエンジンを切っても自動的にPに入って格納されます。

半日も走っていると、意外にブラインドで操作できるようになりましたよ。

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アームレスト内にUSB端子があります。

iPodを接続。認識に時間が掛かりましたが、ジャガー上で操作ができます。

一応...。操作性は今ひとつ。
メルセデスベンツやアウディ、BMWの順でドイツ勢はiPodの操作が自然でかつ考えられた造り設定になっていましたが、それよりもずっと操作性の悪かったボルボよりもさらに使いづらかった。

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ナビの操作も同様です。
使いづらい。

日本仕様車でこの辺を作っているのは日本の有名電気メーカーなのだから、もう少し考えて欲しいですね。

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でも、走りは最高。

予想以上にラグジュアリーなのにスポーティー。
BMWよりもずっとアグレッシブな運動性能でかつ官能的なエンジンフィール。
このへんはまた後で。

とりあえず、基本操作の習熟は走りながら覚えるという事にして、時間が無いのでそのまま東名自動車道の東京ICを目指します。

郊外の市街地や山間部の一般道を走ってみたかったので秦野中井ICで降りて国道246号線を走りました。

まず最初の蔵は、明治初期に創業し御殿場に唯一残る清酒『金明』を醸す根上酒造店。

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酒銘の『金明』は富士山頂の霊泉「金明水」(きんめいすい)にちなみます。

冬季だけ醸造する蔵で、訪れた日はお休みでした。

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店の入り口には年内の販売は終了。次の販売は来年の2月だとか。

う〜ん。また2月に来よう。

『金明』
株式会社根上酒造店
住所:静岡県御殿場市保土沢850-4
電話:0550-89-3555
創業:明治25年(1892年)
URL:http://negami.co.jp/

年末年始連休の初日という事もあって一般道がおもいのほか混んでいたため、裾野ICから再び東名高速に乗って次の沼津ICで降りて国道1号線に出ます。

JR東海道線原駅近くにある酒蔵。
清酒『白隠正宗』を醸す高嶋酒造を目指します。

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原は東海道五十三次の13番目の宿場である原宿があった場所。
旧街道沿いにはあまり当時の面影は残されていませんが、高嶋酒造の伝統的な造りの酒蔵が往事を偲ばせます。

高嶋酒造は江戸時代後期に創業の歴史ある蔵ですが、もともとは漁師の網元だったとか。
宿場町の本陣近くにあった為、酒造りを始めましたが、屋号は「醤油屋」というので酒以外にも醤油の醸造なども行っていたのでしょうか。

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酒銘の『白隠正宗』は臨済宗中興の祖と称えられた白隠禅師にちなみ山岡鉄舟が命名したそうです。

現在は純米酒蔵にシフト中です。
お店にはこの蔵最後の本醸造酒が売っていました。

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敷地内には地下150mから汲み上げている湧き水があります。
その湧き水を近隣の人たちにも使ってもらおうと、蔵の横には水場が作られていました。

『白隠正宗』
高嶋酒造株式会社
住所:静岡県沼津市原354-1
電話:055-966-0018
創業:文化元年(1804)
URL:http://www.hakuinmasamune.com/


次は東海道五十三次の16番目の宿場である由比宿をめざし、宿場町の中心付近から由比川に沿って走る主要地方道・富士富士宮由比線を北上します。

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山間部の集落・入山地区で明治14年に創業した英君酒造は道沿いに伝統的佇まいの蔵を構えます。

酒銘の『英君』は徳川の英でた君主にちなんで銘々。

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地方の造り酒屋は元大地主が多いのですが、この英君酒造の本家も地元の大地主でした。しかし蔵元は分家で農地がなかった為、創業当時から全国の優秀な酒米を捜し求めて仕込んでいたといいます。現在は主に兵庫山田錦、福井五百万石、長野美山錦を使っています。

『英君』
英君酒造株式会社
住所:静岡市清水区由比入山2152
電話:054-375-2181
創業:明治14年(1881)
URL:http://eikun.fc2web.com/



英君酒造の前の道をひたすら北上。

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山を越えると富士宮市に入ります。

町の境界線である峠の先に富士山が見えました。

【後編】へ、つづく。



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