前回、はじめて『いきなり!ステーキ』に行ってみて、ひさびさに『肉』を貪って、大変満足して帰ってきたわけですが、ふと・・・思いました。
スーパーや肉屋さんで買って自宅で焼いたらもっと安くね?って。
まあ、たしかに安いですよ。
オーストラリア産など、300gで1,000円ほどですから。
ただね、やっぱりお店じゃないと...ってのが『焼き』ですね。
フライパンじゃなんか違うのですよ。
で、ふと思った。
グリルパン(グリル鉄板)のプロ使用みたいなのあるんじゃね?
で、調べてみて、たどり着いたのがこれ。
メイドインジャパン!!
400年近い歴史を誇る日本の伝統鋳物『南部鉄器』ですよ。
ちなみに南部鉄器と一言でいっても、実は大きく分けて盛岡南部鉄器と水沢江刺南部鉄器があります。
盛岡南部鉄器は戦後期から江戸時代にかけて盛岡藩南部氏の元で発展したもの。
一方で水沢江刺南部鉄器は室町時代にまで遡ります。
今回買ったのは水沢南部鉄器の老舗『南部盛栄堂 及源』製。
最近南部鉄器ブームらしく、ほとんどが品切れ状態で(一説には海外からのバックオーダーで生産が追いつかないとか)、なんとか丁度良いサイズで在庫を見つけたのがこの『及源』のグリル鉄板でした。
『及源』は江戸時代後期の嘉永5年(1852)創業の老舗です。
及源鋳造 株式会社
立派な箱に入っていますね。
焼き面は凹凸になっていてお肉の余分な脂が落ちる上に、凸凹によって表面積が増えるので、肉にしっかりと熱が伝わるのです。
鉄器の表面には目に見えないくらいの細かなデコボコがあります。そこに油がしみこみ、さらに過熱された空気が入り込むことで焦げ付きを防いでくれるのです。
鉄製なので手入れが悪いと錆びます。
鉄製なので、最初の慣らし作業があります。
(1)鉄板を「お湯」でよく洗い、空焚きをして水分を飛ばします。
(2)ちょっと多めに食用油を満遍なく引いて、野菜くずなどを炒めます。
鉄のにおいを取ると共に十分に油を馴染ませるのが目的。
いよいよ肉、焼きます。
スーパーで買った500gのステーキです。
一昨日から飛騨に味噌に漬けていました。
飛騨牛ではありません。米国産です。
味噌漬けにしていたので、焦げ目が黒いですが、良い焼け具合です。
ひっくり返して、もう最高!!
いや〜、いいんじゃないでしょうか?
お店のステーキみたいですよ、奥さん!!
ちなみに、鉄板は洗剤を使って洗ってはいけませんよ。
せっかく馴染ませた油が取れてしまいますから。
ササラや亀の子だわしでやさしく洗いましょう。
焦げ付きが酷いときも、お湯に10〜15分程度漬けておけば簡単に剥がれていきます。
使えば使い込むほど、油が馴染んで良い焼き上がりになっていきます。
鉄板も成長するのですよ。
では、では。
【日本製】 南部鉄器 及源 グリル鉄板 CA-031-S |
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