久しぶりに激辛麻婆豆腐に挑戦してきました。
しかし、まあこの麻婆豆腐シリーズ。
別に「激辛」企画ではなく、あくまでも本格的な四川麻婆豆腐をもとめての食べ歩きなのですが、今日はある意味ちょっと道を外れました。
でも、中国人の経営する本格中華のお店です。
店員もみな中国の方です。
そして、そのお店は。
激辛で有名で、テレビでも時々紹介される新橋・虎ノ門にある中華料理『味覚』です。
虎ノ門駅からすぐ近くの雑居ビルの地下にお店があります。
地下への階段を下りるのは地下遺跡に足を踏み入れるような緊張感がありますね〜。
『頂点石焼麻婆豆腐』
辛さは「薄辛」「普通辛」「中辛」「激辛」から選ぶことができます。
普通の日本人の辛さだと「薄辛」だそうです。
辛いのが得意な人は「中辛」だとか。
じゃあ「激辛」って…一体。ヤバイのか。
お店の人を呼んで注文。
「中辛」で。
うお、なんて小心物なんだ。
過去に、一番辛いの頼んでそうでもなかった、って時もあったじゃないか。
厨房に入った店員にオーダー変更します。
「あ、すみませんやっぱり激辛で」
「ゲキカラ、タベタコトアリマスカ?」
「ハイ、大丈夫です」
しばらくして、グツグツと音を立てた麻婆豆腐が運ばれてきました。
エプロンの着用を指示されます。
石焼の中に地獄絵が凝縮されたような光景。
そして、何よりも。
うお!うお、咽せる!
店内他のお客さんもと店内にいる人が全員咳き込みました。
私も咳き込みがとまりません。
これは、やばい、やばいかも。
とんでもないものを注文してしまったかも知れない。
豆腐が一丁そのまま入っていて、石焼ビビンバのように、店員さんが豆腐を崩してくれます。が、その度にカプサイシンが中に舞って咽かえります。
しかもまだ、グツグツの灼熱地獄釜状態が続いている。
とてもじゃないが、食べられる状況ではない。
しかも中身。うおー、唐辛子の種ばかりではないか。
こんなん初めてみたぞ!!
こ、これは『麻婆豆腐』ではなく『麻婆唐辛子』ではないか。
食えるのか。これ。
それに、相変わらず本格中華料理店全般に言える事だが、ごはんの量が少なすぎ。
まあ...そんな事はおいておいて。
恐る、恐る口に運びます。
お、?あれ?
ん?うまいぞ。ムチャクチャうまい。
濃厚だ。オリジナルブレンドのラー油もいい。
ただ単に辛いだけではなく甘みと旨みがある。
スープは金華ハム、老鶏、牛骨、豚骨、豚足、昆布、野菜などを煮込んだもの。で、そのスープで豆腐を煮込んで旨味を染み込ませているらしい。
おお、いけるかも....。
しかし、やはり辛い。口で辛いのではなく、胃で辛い。
汗が噴き出す。
そして...あまかった。味覚ではない。
きッ...きました。ヤバイ!!
胃に直接ガツンとハンマーで胃を叩かれたような衝撃が。
レンゲが止まります....。
こ...これは、やばいかも。
う...こんなの初めてだ。
味は申し分ないし、辛さも死ぬような辛さではないが....
体が拒否している。確実に。
防衛本能が働いています。
胃がゴーストにささやいてきます。
「下がれ...撤退しろ」と。
ある意味、破壊措置命令が発令されています。
でも、お店の方に疑われながらも注文し、ここで残すのはプライドが許さない。
しかも残した場合は追加料金が発生するらしいが、今回はそんな事はどうでもいい。
お水をお変わりすると、以後テーブルの上にポットを置いていってくれました。
しかし、辛いものを食べている時に水を飲んではいけない。と思いながらでも辛くて飲んでしまう。
これは、辛さを流す為では無く、胃を中和するためです。
ごはんお変わり。
結構きつい。
あ〜、ダメかも。
なんか死にそう...。
でも、なんとか一気に掻き込みました。
最後に出てきたスープでフィニッシュ。
ああ、完食。
ごちそう様でした。
ああ、甘いものが食べたい。
が、体が変だ。
胃がグルグル回る。めまいもしてきた。
店を出てコンビニに駆け込んで、飲むヨーグルトを流し込む。
汗がとまらない。体が重い。横になりたい。
目がくらむ。地下鉄のホームに駆け込み、あとの記憶が。
なんとか自宅に辿りついて、そこから翌々日まで寝込むほどのダメージを受けてしまった。
ブログでは書けない状況が続きました。
正直、地獄を見ました。
もう、激辛はやめようかと思いました。
でも、もう一度訪れたいです。
今度は『普通』くらいで。
『味覚』(食べログ)
電話:03-6677-2666
住所:東京都港区西新橋1-10-8 西新ビル B1F
営業時間:11:00〜15:00/17:00〜23:00
定休日:年中無休
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