2017年01月08日

ぶらり、2016〜2017年の年末年始は北海道の鉄道に乗ってきた【第3話】

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北海道2日目は釧網本線(せんもうほんせん)で網走を経由し、石北本線で旭川へ。
旭川から今回の旅の最終目的地である日本最北の町・稚内を目指します。

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釧網本線の始発は釧路6:02発〜網走9:18の(4726D)。

ホテルも駅前なので、昨日よりは30分遅く起きる事ができました。

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釧網本線(せんもうほんせん)は、北海道網走市の網走駅と釧路市の東釧路駅を結ぶローカル線です。

太平洋沿岸の釧路とオホーツク海沿岸の網走を結ぶ目的で建設された路線で、網走などに流された囚人らの手で建設されたとか。

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快速はちょっとだけ走っていますが特急はありません。

本線を名乗ってますが地方交通線です。
そして日本最東端の地方交通線。

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ちなみに、釧路から東には根室まで花咲線(通称)が走っていますが、これは根室本線なので地方交通線ではありません。

当然ながらこの本州最東端の路線も乗りたかったのですが、今回は日数が足りない為になくなく次回繰越にしました。

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まあ、夕方に釧路に着いた昨日、無理をすれば乗れなくも無かったのですが、真っ暗な中往復しても何も見えないので止めました。

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釧網本線はオホーツク海の流氷や小清水原生花園、知床半島、摩周湖、釧路湿原などなど沿線に豊富な観光資源を持っていてかつては観光列車も走っていましたが…

なんと2016年にJR北海道の「自社単独で維持することが困難な10路線13区間」に指定されてしまいました。

車両は国鉄最後のキハ54系。

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極寒冷地仕様で窓は二重窓になっていました。
転換クロスシートは後付けっぽく窓との位置がずれていました。

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早朝に釧路駅を出発したのでまだ真っ暗で釧路湿原や摩周湖など何も見えません。

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沿線に人家は少ないですが、改名されたあたらしい駅名から温泉地や観光資源が多くある事は窺えます。

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観光資源はありますが、沿線に人家はほとんど見られません。

無住の原野を走っているのは列車(単両だけど)に乗っていて一目です。

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朝陽が差し込む車内。

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駅周辺はこんな感じ...。

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やっと文明の気配が。

道東の先端を縦断し、知床斜里(しれとこしゃり)駅を過ぎるとオホーツク海に出るます。

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厳冬期にはオホーツク海沿岸まで押し寄せる流氷が見えるそうです。

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網走市街に入ってきました。
網走刑務所で知られる網走市は人口3万7000人の町です。

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そして列車は網走駅に到着。

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網走駅からは、かつては湧網線(ゆうもうせん)が分岐していましたが昭和62年(1987)に廃止されました。

湧網線(ゆうもうせん)は北海道紋別郡上湧別町(現・紋別郡湧別町)の中湧別駅で名寄本線から分岐し、サロマ湖、オホーツク海、能取湖等の沿岸を巡って網走市の網走駅に至る路線でした。

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網走駅から先は網走9:23発〜札幌行き(旭川13:08着)の石北本線・特急「オホーツク4号」 (74D)に乗り継ぎます。

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乗り換えは5分しかありません。

また顔は違いますが国鉄時代の気動車特急キハ183系です。

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分割併合を前提としない高運転台の非貫通型で積雪防止の為のスラント形と呼ばれるこの形がもともとの形らしいです。

運転席後部の機械室は電源装置。

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でも、反対側は後期型で現在主流の貫通型です。
まあ、現在と言っても古いですが。

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釧路駅を出発した特急「オホーツク4号」は網走湖に沿って南下。

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年季が入っている上に、車内にディーゼルの排気ガスが進入しているのか臭いです。

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数あるローカル線の中でも、車窓から見られる風景が美しい路線らしいですが、人がほとんど住んでいない奥深い山地を抜けていく路線です。

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V字に折り返す美幌(びほろ)駅ではかつて相生線が分岐していました。
昭和60年(1985)年に全線廃止。当初の計画では釧路まで結ぶ予定の路線でした。

石北本線は特急列車も走る路線ですが、2016年に「自社単独で維持することが困難な10路線13区間」に指定です。

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人口12万人の北見市は北海道で最も広い自治体で、オホーツク総合振興局(旧・網走支庁)最大の都市。

かつてはここから南下し十勝の池田町と結んだ池北線(ちほくせん)が分岐していました。

池北線は道央と網走を結ぶ幹線・網走本線として建設された路線でしたが、この石北本線が開通してからローカル線に格下げとなってしまいました。

池北線は後に第三セクター北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線となりますが2006年に廃止されます。


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この石北本線本線は遠軽駅でスイッチバック。駅そばで有名な駅。
北海道紋別郡遠軽町は人口2万人の町。かつてはこの先に名寄本線が伸びていました。

かつては岡村べんとう屋のかにめし弁当で知られていましたが、特急「オホーツク号」の車内販売終了にともな販路を失って店をたたんでしまいました。

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列車は再び秘境の山間部に入り、やがて平野部に。

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北海道内最大の盆地である上川盆地の中心が北海道第2の都市・旭川市です。


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特急「オホーツク4号」は定刻通り、13時すぎに旭川駅に到着。

第4話につづく。



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