
旭川市は北海道第2位の大都市でかつ上川総合振興局(旧・上川支庁)の中心都市。人口は約34万3000人。

おお、近郊列車の721系が走っていきます。

さすが第2位の都市だけあって、旭川駅、めちゃキレイでした。建て替えたばかりのようです。
国内最北端の高架駅だそうです。

旭川は木工産業が盛んな所らしく、新しい駅の内装にはタモ材がふんだんに使われていました。
函館本線の終点である旭川駅は札幌に次ぐターミナル駅です。

本日最後の乗車である宗谷本線の列車が来るまで1時間近く時間があるので、駅を出て旭川ラーメンを食する事に。

年の暮れなので開いているお店を探すのに苦労しましたが、駅周辺をぶらぶら一周してやっと見つけました。
今年最後の昼食です。



いや〜めちゃうめ〜。
体も温まるわ〜。
駅に戻ります。


旭川駅は「川のある駅」をコンセプトにしていて、駅の南口は忠別川が目の前を流れる河川公園になっていました。
ホームには785系と789系の特急「スーパーカムイ」が並んでいました。

旭川駅を出発する789系「スーパーカムイ」。

代わりにやってきたのが、国鉄時代の気動車特急キハ183系の特急「サロベツ」です。
14:11発〜稚内18:22着の特急「サロベツ」(61D)。
この時間帯で接続するキハ261系「スーパー宗谷」はありませんでした。
ここから稚内まで特急でも4時間近く掛かる為、夕方まで旭川で時間をつぶして後発の「スーパー宗谷」に乗る手も考えましたが、そうするととんでもない時間に到着する事になるし、車窓はひたすら真っ暗な事にもなるのでやむおえず「サロベツ」で向かいます。

やっぱり車内にディーゼル臭が侵入しています。

でも、リニューアルで全席にコンセントが設置工事されていました。

旭川を出発した宗谷本線・特急「サロベツ」は軽快に北上していきます。


主要な都市や町の間は、やはり広大な原野が広がります。


士別市、名寄市と商工業で栄える大きな町が続きますが、幹線規格なのはここまで。
この先はやっぱり閑散ローカル路線です。
路盤も線形も良くないのでスピードが出せません。


宗谷本線と言えども、名寄から先は「自社単独で維持することが困難な路線」に指定されてしまいました。
かつて天北線の分岐する交通の要衝として栄えた音威子府(おといねっぷ)駅。
天北線はここから分岐して海岸線に沿って北上し枝幸郡中頓別町・同郡浜頓別町・宗谷郡猿払村を経て稚内市の南稚内駅で再び宗谷本線に接続した路線です。
駅は音威子府村の予算で現在の交通ターミナル駅舎に立て替えられたそうです。





特急列車のドアの内側が凍っています。
初めて見ました。
これが極寒冷地なのですね。

やがて列車は日本最北端の町、稚内に到着しました。



ああ、ここまで来たかって感じ。

稚内市は人口約3万5000人。宗谷地方の中核都市らしく近代的な駅舎に建て替えられていました。
「キタカラ(稚内駅再開発ビル)」と呼ばれる複合ビルで、バスターミナル、道の駅「みなとオアシス」も併設されシネコン「Tジョイ稚内」もありました。

駅から徒歩5分。
天然温泉で知られるビジネスホテルにチェックイン。
今日はここで元旦を迎えます。
大晦日にやっている、地の物を食べられそうなお店を探しながら、初詣を行う北門神社をロケハン。
帰りに偶然よさげなお店を見つけました。

またホテルでは夜に年越し蕎麦を無料で出しているとの事。
地の物で軽く晩酌し、ホテルに戻って温泉に浸かりました。
ああ、今年も終わった〜。

そしてホテル一階のレストランで年越しそばを頂く。
大晦日のテレビ番組を見て過ごすのは何年ぶりかな?
神社が混む前にホテルを出て、境内でカウントダウン。

「明けましておめでとうございます」
2017年もよろしくお願いします。
第5話につづく。
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