
2017年・元旦。
2017年最初の朝。本日、一気に東京に帰ります。



宗谷本線、今日は終点札幌まで最長の5時間。
札幌からは函館本線で3時間半。
そして最後の北海道・東北新幹線は4時間。


本州最北の地、稚内。さよならです。

長い長い鉄道の旅です。
でも今日は豪華に奮発しました。

宗谷本線・特急 「スーパー宗谷」はグリーン席。
函館本線・特急「スーパー北斗」は普通の指定席ですが。
旅の最後を飾る北海道・東北新幹線「はやぶさ」はグランシートです。

稚内7:00発〜札幌12:06着 の特急「スーパー宗谷2号」(52D)はキハ261系です。

キハ283系より後に登場した最新型の気動車特急車両ですが、先輩であるキハ281系、283系よりも若い番号なのでまぎらわしいですね。

新型通勤気動車キハ201系をベースとして、振り子式のシステムを省略しているからなのかな?
一応キハ261系はジャイロで遠心力を感知して車体を傾けるという、簡易車体傾斜装置は搭載しているそうですが、これも今は「封印」しているらしい。

「スーパー宗谷」グリーン車は先頭車両を半分に区切って9席しかありません。
狭くて圧迫感があるとの感想を聞きますが、私的には個室感があってちょうど良いかも。

ただプラス4000円の価値があるか?
シートは2+1のゆったりとした本革仕様。

普通だったらシングルの席を希望しますが、昨日進行方向右側の方が車窓が良いと分かったので、あえて二人掛けの席にしました。
グリーン車は以前はおしぼりやフリードリンク、雑誌などのサービスがあったそうですが、昨年にJR北海道が宗谷本線の車内サービス廃止したのに合わせ、グリーン車もアテンダントのサービスが無くなりました。
しかし料金は変わらずなのです。

まあ、結果的には差額4000円の価値は十分にありました。
一応、稚内駅のコンビニでいろいろ買っては来ましたが。
それとグリーン車の乗客は私を含めて3人ほどしかいませんでした。
終点の札幌まで乗っていたのは二人だけで、ほぼ貸し切り状態でした。

稚内を出発した特急「スーパー宗谷2号」は最北の地らしい原野を抜け、少しだけ海の見える海岸線を走って、有名はサロベツ原野へと向かいます。


稚内市の郊外はすぐこんな原野です。
と、言うか。北海道は町を少し離れるとすぐに無住の原野です。


もっとも、サロベツ原野の端っこをかすめる程度なので、テレビでよく見る有名な風景は見えません。
(もっともテレビで見る映像はほとんどが空撮ですけどね)


どんよりとした天候で初日の出は見れず。

最新型の高速特急車両も名寄市までは地形に沿った線形を走るため、結構ノロノロです。
本領発揮が出来ず、時間短縮が出来ない区間です。


雄大な天塩川に沿って列車は走ります。


原野。北海道の大自然。
ほぼ貸し切り状態のグリーン車で車窓を満喫。





名寄着。
ここからグリーン車に数名乗り込んできました。


また無住の原野。

あ、民家。


都市近郊の風景。

旭川到着。

ここで少しだけ停車。

大都市旭川を出ると、またすぐに原野。

深川駅。
本当はここから留萌本線に乗る予定でした。
まだ次回。


特急「スーパーカムイ」も駆け抜ける、旭川〜札幌間は線形が良くて、キハ269系の本領発揮です。
最高速度を出し切ります。


JR北海道苗穂工場が見えて来たら終点の札幌駅はもうすぐ先です。


そして特急「スーパー宗谷2号」は稚内から約5時間かけて札幌に到着。

正直、長いようで短かった。
もう少し乗っていたかった。
まあ、今日はこれから先も長い道のりが待っているのですが。
第6話につづく。
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