しばらく「食べ歩き」をテーマとした外食をしていませんでしたが、久々に町に繰り出してみる事にしました。
そして、以前から行きたいと思っていたお店が東京の杉並区にある西荻窪の小さな古民家カフェ・レストラン。
『Re:gendo』
JR西荻窪駅から徒歩2分ほどの住宅街の中にポツリと潜む昭和の文化住宅をリノベーションしたお店です。
このお店を知ったのはあるテレビ番組でした。
テレビ東京『日経スペシャル・カンブリア宮殿』で2016年8月18日に放送された特集。
世界遺産にも登録された島根県の石見銀山に本社を構えるアパレルメーカー「株式会社石見銀山生活文化研究所」の会長・松場大吉氏の話でした。
石見銀山は何度も行った事のある町、というか集落ですが、江戸時代から明治・大正期の古い町並みが残るものの過疎が進んでいます。
この石見銀山に本社を構える石見銀山生活文化研究所は、アパレル&生活雑貨の『群言堂』を全国に30店舗を展開、また全国各地で古民家の再生事業を行っています。
『群言堂 石見銀山本店』は築150年の庄屋屋敷をリノベーションしたもの。
また築230年の武家屋敷を改装した旅館『他郷阿部家』は1日3組限定の宿。
「都会が捨てた日本の文化を継承する」
そして
「復古創新」
(日本の古き良きものから学び、新しいものを創造する)
「歴史を切らない」
松場大吉氏が唱えるこれらの社是に深く共感してしまいました。
東京では他にJR東日本とコラボして、関東の駅100選にも選ばれているJR高尾駅に『Ichigendo』(一言堂)というカフェをオープン。
「群言堂」は「みんなで話し合って物事を進めていく場」を目指して名付けられたもの。
「一言堂」はそれに相反する「一人の人間の発言によって率いられる場」の意味。
「たべる」ということに関しては、自らの味覚を信じなくてはいけなとの思いで名付けられたそうです。
『Re:gendo』(りげんどう)は「Re:言堂」の意味。
群言堂でも一言堂でも無い第三極の思いをコンセプトにしたそうです。
休日ともなればかなり混むお店で、予約していった方が無難なほど繁盛しています。
今日は昼どきより少し早い開店時間の11時に行きました。
少し遅れて11時過ぎに入店しましたが、席はずでに半分ほど埋まっていました。
1人なので窓際のカウンター席に案内されました。
まあ、「お好きな席にどうぞ」と言われてもカウンター席にしたでしょう。
外光が入って撮影にもベストな場所。
不思議な形のおしぼり置き。
これ、いいな。
ランチメニューは大きく分けて2種類。
「おむすび膳」と「にぎり寿司膳」
あとはメインディッシュが2種類。
「肉系」と「ベジタリアン系」
注文したのは「おむすび膳」の旬野菜の肉巻き。
店内を見渡しながら待つこと5分ほど。
その間に客席はどんどん埋まっていく。
やってきました。
むすび膳。
主菜・小鉢三品・漬け物・土鍋で炊いたおむすび・汁椀
まずは「お味噌汁」やさしい味です。
焼いたお揚げが香ばしかった。
「旬野菜の肉巻」はシンプルながらもしっかりとした味付け。
肉への下味は塩麹で、他は塩だけだと思いますが、とても優しい。
ご飯との相性も抜群。
「炊き出し」
エリンギとかぼちゃと麩。
美しく立派な姿のエリンギに驚き。
「豆腐」濃い。
塩でいただきますが、塩が甘さを引き出します。
「ぬか漬け」もうまい。
「土鍋で炊いたおむすび」
きれいだ。米が立っている。
海苔を巻いて、自家製味噌を塗って食べます。
味噌は意外にも甘系でした。
いや〜うまかった。
この料理を遠く石見銀山で食したら、また違った感動があるかも知れませんね。
ごちそうさまでした。
『Re:gendo』
電話:03-5941-8664
住所:東京都杉並区松庵3-38-20
営業時間:11:00〜19:00
お昼ごはん 11:00〜14:30(L.O.)
箸間(あまいもの) 11:00〜18:00(L.O)
物販 11:00〜19:00
火曜日定休(祝日は営業)
食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13130910/
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