今回は、はじめての海外メーカーのバイクです。
バイクではあまり「外車」って言いませんよね。
まあ、いいですが。
英国のバイクメーカー・トライアンフ(Triumph)です。(以下、トライアンフ)
トライアンフは現存するオートバイ製造販売会社の中で世界最古のメーカーの一つと言われています。
まあ、英国のメーカーなので今に至るまで紆余曲折、オーナー会社も何度も変わっています。
現在はカワサキの技術を得て頑張っています。
と、いうわけで偶然にもカワサキとつながっていた。
さて、なぜ、トライアンフなのか。
まあ、それは。トライアンフのSS(スーパースポーツ)であるデイトナ675/Rに乗ってみたかったから。
なぜデイトナ675/Rかというと、(1)国産メーカーとは違った造形とディティールが美しかった。
(2)で、これに乗っているモトブロガーの動画に魅了されてしまった為。
ただ、デイトナ675/Rはもう作っていないのですよ。
そんなにメジャーなバイクでもメーカーでも無いので生産数が少ない。
それで、当然ながらレンタルバイクになぞあるわけがない。
と、いう事なのですが、僕が会員になっているショップにはトライアンフのストリートトリプルというモデルがレンタルバイクとしてラインナップされているのです。
ストリートトリプルというのは、見た目はネイキッドのバイクですが、知る人ぞ知るデイトナ675がベースとなっています。
最近流行のSSベースのネイキッドってやつですね。
フロントはネイキッドですが、リアはSSの印象を残しています。
ちなみにトリプルというのはトライアンフ製水冷並列3気筒エンジンの事。
今回のレンタルバイクは『ストリートトリプルRx』という2015年のモデル。
これ、限定モデルで日本への導入はわずか30台の代物とか。
『ストリートトリプルR』をベースにカスタマイズされたモデルなのです。
ディアブロレッドにペイントされたホイールを新規導入。
マットアルミニウムシルバーは、このモデルのための新規開発色だそうです。
ハエにも例えられる独特の目つき。
さて、週末は晴れの予定が、台風15号の影響で天候か天気予報がどんどん悪くなってくる。
不安定で不規則で。読めない。
そして土曜日はストロングなほどのゲリラ豪雨。
キャンセルしようか悩んだけど、翌日は曇りでなんとかもちそうな予感。
それに、今キャンセルしても1回分を使ってしまうので、ギリギリまで待ってみよう。
【マイガレ倶楽部のルールでは「悪天候」の場合に限って前日のキャンセルはペナルティが無いらしいが、ショップの方に聞くと、夕方の貸し出しであれば、昼までのキャンセルであれば(悪天候の場合)ペナルティが無いらしい。(ただし、これはショップによる)】
そして、仕事を終えた夕方にピックアップしてきました。
翌朝は4時に自宅を出発しました。
でも結果、借りてよかった。
650CCだけあって、車体は小さいし、三気筒なので4気筒のリッターバイクに比べるとタンクも小さく感じます。
精神的にものすごく楽。
エンジン音が良いし、排気音も小気味良い。
車でいうところの「外車」に乗っている感じ。
まだ暗い国道254号・川越街道を走り「蔵の町・小江戸」川越に到着したのは5時前。
ようやく明るくなってきたと思ったら、まさかの小雨が降りだした。
やばい。
ここで、引き返すか。
レインウェア持って来なかった。
楽観的すぎた。
でも雨はすぐに止んだ。
覚悟を決めて北へ向けて走り出す。
そして和紙の町・比企郡小川町に到着。
いつもの酒蔵の前で記念写真。
時刻はまだ6:30です。
普段はまだ寝ている時間だ〜。
さて、今回のトライアンフのストリートトリプルRxでもスマホでのナビの取り付けは、【RAMマウント】X-グリップ EZ-ストラップマウントセットです。
バーハンドルですが、取り付け位置は制限されます。
それでも、ベストポジションに着ける事ができました。
とても見やすいです。
あと、BAGSTER シートバッグ SPIDER(スパイダー)とのカラーマッチングも良いですね。
さて、出発。
次ぎはいよいよ東秩父村へ。
東秩父村。知らない自治体だった。
合併もしないでまだ残っていた人口約2,700人山間の小さな村。
たまたま、前日に乗ったタクシーの運転手がこの東秩父村出身という事で話しが盛り上がり、ぜひ行ってみたいと思った。
県道11号・熊谷小川秩父線を走ります。
あらためて思った。
と、言うか気づいた。
トライアンフ ストリートトリプルはポジションが自然だわ。
前回乗ったツアラーのNinjya1000よりも楽かも。
体になじむというか。
槻川をさかのぼり、橋場という交差点で右折して県道361号三沢坂本線に入ります。
この道を右折せずにまっすぐ行くと、有名な「定峰峠」に至ります。
今日の目的地は秩父高原牧場に行ってみること。
1車線の細い山道のワインディングを登っていきます。
地面がウェットなので慎重に走ります。
今年の夏は猛暑と呼ぶに相応しい暑さでしたが、今日のこの時間のこの場所に限っては涼しい!
めちゃ涼しい。
かったです。
ああ、秩父にも高原があったんだ〜。
という印象。
そして秩父高原牧場の一つ「彩の国ふれあい牧場」に到着。
時刻はまだ朝の7時を過ぎたばかりなのでお店も開いているわけありません。
朝靄というか霧が出てきました。
ああ、幻想的だ。
いいね。
で、先に進みます。
県道...というよりも林道に近い峠道が続きます。
車だったら絶対に離合できない道。
二本木峠。
ガードレールも無いし...。
でも楽しい。
幻想的で良い感じ。
来て良かった。
マイナスイオンたっぷり浴びて。
普段の仕事のストレスを発散。
乗っていて本当に自然で楽なバイクです。
ただ、アップライトな乗車姿勢はあまり慣れないせいか、ワインディングではちょっと気を使いますが。
乗りやすいバイクです。
山の中に突然現れるメガソーラー。
思わず見上げて、眼が空〜....orz
こんな山の中だけど、時刻はまだ7:30前です。
この先、すぐに集落が現れて、道も一部2車線に。
険しい峠道は終わった感。
しばらく走ると、古い旅館が。
あ、ここ知っている。
「旅籠一番」という旅館です。
秩父札所三十四カ所第一番「四萬部寺」の門前町にたたずむ古民家旅館です。
前々からいつかは泊まってみたいと思っている宿です。
ここから先は、秩父市街近郊。
道も2車線の快走路。
いつもの国道299号線に出ると、半分自分の庭に帰ってきた感じ。
「道の駅果樹公園あしがくぼ」
で休憩。
今日は昼から大雨の予想。
早く東京に帰って、バイクを返却しないと。
そして飯能を経由して再び川越に戻ってきました。
ここから先は国道254号線・川越街道で我が家まで30分。
雨が降る前に無事、家に到着。
そしてバイクを返却します。
トライアンフ。想像以上に楽しいバイクでした。
ただ最後に気になった点も。
クラッチがやや硬めで、半クラの位置というか感覚が国産車とは違いますね。
恥ずかしながら、今回は何度もエンストしてしまった。
しかし、これも個性として感受します。
慣れですね。慣れ。
あと、ギアがしっかりと入らない。
ニュートラルに入れるのも苦労する。
しかし、これも個性。
堅いキャベツをザクッ、ザクッと包丁で切るようなシフトダウンフィーリング。
そんあ所もありましたが...
3気筒だけあって加速がいい。
それでいて低速でのじゃじゃ馬感もなく、4気筒のように自然。
楽しい!!
そんなバイクでした。
トライアンフ・ストリートトリプルRx
おしまい。
![]() 【BAGSTER バグスター】シートバッグ SPIDER(スパイダー) 15-23L |
この記事はあなたのの役に立ちましたでしょうか?
よろしけれは、ポチッと応援をお願いします。
↓ ↓
