2019年04月30日
ぶらり、ジャガーE-PACEに乗って群馬県南牧村の集落を廻ってみた【第2話】
勧能集落から南牧川に沿って東へ。
今朝来た道を戻る形で各集落を巡っていきます。
星尾方面との県道の分岐点である羽沢集落。
【羽沢】
群馬県甘楽郡南牧村羽沢字羽沢(羽根沢)
勧能方面と星尾方面に分岐する南牧川沿いに建つ旧家の屋敷。
南牧村で一番立派な屋敷だと思っていましたが、無住の状態が続き崩壊してしまいました。
地元の方に聞くと、数年前の増水の際に被害を受けたとか。
残念でなりません。
羽沢を後に、南牧村で最も宿場町の形態を有する街村だった砥沢集落へ。
【砥沢】
群馬県甘楽郡南牧村砥沢
地名が示す通り古くから良質な砥石の採掘で栄えた集落。
江戸時代には幕府の天領となり、幕府の御用砥山として本格的な砥石の生産が始まりました。
中山道の脇街往還「信州姫街道」の宿場町的な機能もあった砥沢には「南牧の関所」が置かれました。
また、羽沢の庄屋でこの砥沢での砥石の独占的権利を有していた市川家は、後に私財を投げ打って国境をまたいだ信州佐久の新田開発を行い、そこで作られた佐久米は余地峠、熊倉集落を経由してこの砥沢に運ばれました。
そして砥沢には殻市・九斎市が立ち、次第に在郷町の形態へと発展、造酒屋や商家が軒を連ねるようになります。
明治に入ると砥石の新鉱脈が発見され、販路は関東甲信越から東海地方まで拡大。
この頃が最盛期。
砥石採掘は昭和以降に減産しやがて廃山に。
また信州佐久地方と下仁田地方を繋いで発展した市場町としての機能は鉄道輸送にその役割を奪われ、砥沢は急速に衰退していくことになります。
砥沢にかつてあった清酒『荒船』の酒蔵跡。
現在『荒船』の銘柄は甘楽町にある聖徳銘醸が引き継いでいます。
さて次は、南牧村の石垣文化発祥の地の一つとされる大仁田集落を目指します。
南牧村の村役場がある大日向から南へ、大仁田川に沿って町道を登っていきます。
【大仁田】
群馬県甘楽郡南牧村大仁田
南牧川の支流大仁田川中流にある集落。
村道は集落の前を流れる大仁田川の対岸にバイパスして造られた為に、集落はひっそりと残されています。
もっとも、この村道自体交通量は皆無に近いですが。
大仁田神社の境内から集落の全体を見下ろす事ができると、あとで知りました。残念。
さて、次ぎは大日向に戻って磐戸地区を目指します。
大日向に村役場はありますが、南牧村の実質的な中心市街地は磐戸地区です。
古くから塩ノ沢峠を越えて奥多野地方(上野村)とを結ぶ道の追分として発展した集落です。
また、財務省の正門にも使われている「くぬぎ石(椚石)」の産地としても栄えました。
【磐戸】
群馬県甘楽郡南牧村磐戸
磐戸のメインストリート。県道が通る商店街にはところどころに古民家が残されています。
桧沢川が南牧川に合流する、上野村方面への分岐点の旧道沿いに残された家並みです。
昼食は「千鳥屋飲食店」で有名B級グルメとなった「炭ラーメン」と「炭ギョーザ」を食べてきました。
あと、隣のお客さんが食べていたチャーハンが美味しそうだったので「半チャーハン」も。
炭は腸の働きを整えてくれるらしい。
塩スープですが豚骨、鶏ガラ、野菜系のしっかりとした上質なスープです。
これはうまい!!
真っ黒な麺は一見グロテスクですが、炭を練り込んだ事で伸びにくいそうです。
しっかりとしたコシがあります。チャーシューもうまい!!
「半チャーハン」
細かく切ったチャーシューが入っためちゃ旨い!自分好みのチャーハンでした。
「炭ギョーザ」。
4個ですが、ボリュームがあります。
皮は肉厚でもっちりとしています。
半チャーハン頼んだので、ちょっと食べ過ぎ...。
他にも炭ソース焼きそばや夏には炭冷やし中華まであるそうです。
それらもいずれ制覇しないと。
千歳屋
(千歳屋飲食店)
住所:群馬県甘楽郡南牧村磐戸141
電話:0274-87-2027
営業時間11:30〜14:30・17:00〜20:00
定休日:水曜日
つづく・・・
次は「ぶらり、ジャガーE-PACEに乗って群馬県南牧村の集落を廻ってみた【第3話】」
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