ついに海外メーカーのバイクに乗る機会を得ました。
BMWです。
良い意味でも、悪い意味でも前々から気になっていたバイクです。
なんなって、ほら。
あの独特の左右に張り出したエンジン。
僕の中では、BMWのバイクはツアラーのイメージですが、今回借りたのはBMWの中でもスポーツネイキッドモデルのBMW Motorrad R1200R(以下R1200R)です。
今日は午後から出勤しないといけなくなったのと、早朝の2時に目が覚めてしまったので、3時過ぎに家を出ることにしました。
バイクのメーターも車と同じオレンジ色です。
ああ、やっぱりBMWって感じ。
所沢入間バイパスのロードサイドにある24時間営業のラーメン屋さん「南京亭」。
前々から気になっていましたが、今日はここで夜食(朝食)をとることにしました。
時刻はまだ5時。
朝から「担々麺」です。
ヘビーですね。
麺は僕の好みの低加水の中細麺。
スープも結構あっさりとしていて、深夜早朝ラーメンでも意外に胃に優しかった。
逆に昼だと物足りない?
この店の名物らしい餃子はさすがに2個にしましたが、やっぱり結構キツかった。
でも、モチモチした厚い皮がうまい!!
さあ、腹ごしらえも済んだので出発。
エンジン始動のメーターのグラフィック。
国道299号線を走って、日が昇り始める頃に毎度の吾野宿に到着。
昨夜雨が降ったので路面はまだウェット。
撮影するにはまだ暗いので先に進みます。
正丸トンネルを抜けて、山伏峠に入り名栗に抜けるいつものコースへ。
今回は初めてのバイクの外車であると共に、初の1,000ccオーバー(1,169t)でもありました。
このR1200Rは「ロードスター」の異名を持つそうです。
車でロードスターと言えば、オープンカーの軽快なスポーツ車。
R1200Rは意外に軽くて取り回しが良かったです。
なにせ車重が230kgです。
スーパースポーツと比べるとかなり重いですが、このクラスのバイクとしては軽い部類に入るのではないでしょうか。
峠道でも、驚くほどのユラユラ感というか、軽く曲がってくれます。
いや〜、これは予想外でした。
BMWだし、かの国では長距離を走るので高速道路の直進安定性重視かと思いましたが、なんでこんなに軽く、しかも楽しく曲がるのか?
それは、BMWのバイクの特徴である、両側に張り出した水平対向エンジンにある事に気が付きました。
昔は、無骨でカッコ悪いな〜とすら思っていたBMWのエンジン。
まあ、正直今でも印象は変わりませんが。
どう言う設計思想なのだろうと、ずっと疑問に思っていました。
しかし、ついに道理が分かったのです。
シリンダーを左右に張り出すことによって、エンジンの重心を下げているのです。
しかも、エンジンが下にあるため、タンクがコンパクトになっています。
中型バイクくらいの大きさで、威圧感はありません。
しかも、幅がスリムになっている為に脚付きにも貢献しています。
実はこの日本仕様の標準シートは「ローシート」と言って、標準仕様よりも薄くなっていたりもするそうです。
隠れるようにステアリングダンパーも装備していました。
これ、路面からの衝撃とブレーキ時に発生する減速G(ガックン)を別々に処理するBMW独自の特殊なサスペンションシステムらしい。
Rシリーズの全てもモデルに標準装備だとか。
レバーもスイッチ回りもマット仕上げで質実剛健のイメージ。
モード選択を行うジョグダイヤルが左ハンドルの付け根にあります。
これはちょっと、今のところ微妙ですね。
あと、これによって、ウィンカーボタンが遠い!!
BMWのバイクには、ハンドルのセンターに純正オプションのカーナビの台座が備わっています。
端子を内蔵しているので、車でいうところのマルチインフォメーションシステムの様な機能もあるのかも知れませんが、配線されているので撤去も出来ず、ある意味で邪魔。
R1200Rはバーハンドルなので、スマホマウントは辛うじて取り付けられましたが、これセパハンのツアラーとかだったら、結構難儀しそうです。
もう一つBMWの特徴。
後輪への駆動がチェーンではなく、シャフトドライブです。
BMWのバイクはあらゆる面で国産車とは異なる仕様でしたが、乗り味は至って素直でやさしいかった。
クラッチワークも素直で、トルクがあるので走り出しもスムーズ。
渋滞の都心でも心配は無用でした。
エンジンが張り出しているので、すり抜けは気を使いますが、ハンドルの幅には収まっているそうで、慣れればスイスイ行ってしまいました。
今回は高速道路走行をする機会がありませんでしたが、今度はBMWのツアラーを借りてみたいと思います。
おしまい。
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