2020年01月01日

ぶらり、2020年の年越し&初詣は秋田に行ってきて、鉄旅もしてきた【第1話】

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2020年を迎える今年の年末年始の連休。

世の中は9連休。うちの会社は10連休だったが...

残務処理や新年早々の仕事の段取りなどが重なり、『働き方改革』の手前の10連休だったが、そうは簡単に浮世を忘れて長旅に...という立場では無くなっていた。

と、言うわけで。

今年の年末年始もまた、駆け込み旅となったのである。

困った時の恒例『サンライズ出雲or瀬戸』も、キャンセル空きを微々たるほどに期待したものの玉砕!!

一瞬『ムーンライトながら』も頭をよぎったものの、今年は「東北に行こう!!」と言うことで却下。

東北方面に夜行列車は無いので、高速夜行バスを選んだ次第です。

前日30日の検索で、結構空きのあった山形・秋田方面の高速バス。

と、言うながれで「秋田行き」の高速夜行バスを予約しました。

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2019年12月31日の夕方自宅を出発して、都営大江戸線の「都庁前駅」で下車して「新宿ハイアットリージェンシー」の玄関へ。

新宿の高層ビルを見上げる寒空の中、新宿発秋田駅行きの高速バス「フローラ号」を待つ。

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てっきり定刻前にホテルの駐車場で待機しているものと思ったがその姿は無く、バスは発車時刻21:40ギリギリに到着した。

フローラ号は2台編成で、僕は2号車である。

フローラ号は秋田中央交通と小田急シティバスとの共同運行で今日乗るのは秋田中央交通だった。

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バスはこのあと新宿駅西口を経由して大宮駅を経て東北自動車道で秋田を目指します。

バスが東北自動車道に乗ったのが23時ごろ。

フローラ号は3列シートで、今はもはや標準装備と化しつつある各座席のコンセントはあるものの、各座席を仕切るカーテンはなく、大宮駅を出発してすぐに消灯となったものの、スマホ画面光を気を使って操作を極力控えた。

しかし...久々の高速夜行バスだったが興奮しているのか、眠れん。

まあ、昔から高速夜行バスは眠れなかったが... 。

とは言え、年を越える瞬間の記録だけは残しておきたい。

画面照度を暗くして、その時をまった。

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明けましておめでとう!!

2020年の新年を迎えたのが栃木ICのあたりだった。

「フローラ号」はトイレ付きだったが、途中休憩は無くノンストップで秋田をめざした。

とは言え、途中2時間おきに運転手交代の為にサービスエリアに止まった。

秋田自動車道に入ってしばらくしてから、雪が降っているのが分かった。

車内のカーテンは全て閉じられていたが、ロードノイズから分かった。

雨で路面が濡れているときの音とも違う。

朝6時を過ぎたあたりで、乗務員のアナウンスと共に室内灯が着いた。

定刻よりも30分早い6:10に秋田駅到着らしい。

幸先の良いスタートだ。

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駅には着いたものの、この時間に路線バスはまだ無い様子だった。

高速バスが着いたのは秋田駅の東口だったが。
と、言うか。秋田駅の正面は西口でバスは基本、こちらから出発する。

ことを後で知る。

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大晦日終夜運転するほどの参拝客はいないのか?

これから目指すのは「太平山 三吉神社総本宮」

路線バスで10分ほどらしいが、歩くと30分ほどか。

始めての土地で不安だし、真っ暗だし、雪も降ってるし、という事でタクシーを使った。

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三吉神社山門下までで1,100円だった。

小雪が舞う。

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『太平山 三吉神社総本宮』

北海道から福島まで北日本各地、またブラジルサンパウロに祀られる三吉神社・太平山講・三吉講の総本宮として【みよしさん】【さんきちさん】の愛称で親しまれ、全国より参詣者が訪れているらしい。

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両手と口を極め、雪を踏みしめ境内へ。

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あれ?ちょっと拍子抜け。

思ったよりも小さな神社で、参拝客もまばらだった。

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と、いうかここは『里宮』という事を後で知る。

『奥宮』は標高1,170mの太平山頂上鎮座しているそうだ。

かつて女人禁制だった太平山は、非常に険しい山であり、また11月から5月にかけては雪に覆われ登拝が出来なかったため、年間を通して老若男女が参拝できるこの『里宮』が建立されたそうだ。

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と、言うことで。

初詣を終え駅に向かう。

時刻はまだ朝の7時。

さすがにこの閑散とした元旦の神社の境内を見るに、山門を降りた周辺に参拝を終えた客待ちのタクシーの姿は無かった...。

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仕方なく、駅までとほとほ歩く事にしたが、やはり流しているタクシーの姿は無い。

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新年の新雪の足跡...。

年越し蕎麦もまだだ、と歩いていると早朝から営業している飲食店の明かりがあった。

居酒屋とかではない、ラーメン店(系)だ。

遠くからでも雰囲気で分かる。

はたして、ラーメン店には近かったものの、なんと「長崎ちゃんぽん」のお店だった。

朝からちゃんぽんって気分じゃない。

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しかし、その隣に不思議な店を見つけた。

のぞくと、どうも店員が一人いるので営業しているらしい。

そして、横を見ると、なんと「朝らぁめん」の看板が。

しかし、英語の店名でラーメン屋には見えない。

しかし「朝らぁめん」500円の表示に惹かれ、冒険で入ってみることにした。

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キレイな女性でも入れそうな店作りだった。

若い、渋谷系の店主だった。

朝のメニューは潔く「朝ラーメン」一つだけ。

さすがに、朝価格の500円。

利益が出るのか...?

ただし、「塩」と「醤油」を選べる。

「塩」を最初にもってくるあたりにスープに自身ありとふんだが、悩んだ末に「醤油」にした。

年越し蕎麦の「醤油だし汁」の口になっていたから。

それとこのお店では「麺大盛」か「ライス」を選べるサービスがあり、こちらは当然麺大盛りにした。

まだ若い店主が作る一杯入魂が伝わってくる。

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しかし、このラーメンがすごかった。

『Ramen RyuGujyo』ラーメン竜宮城?

詳細は後述するが、元旦の朝からクオリティの高いラーメンに出会った。

感動だった。

おお、こんな今年は幸先が良いか。

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朝から幸せな気分で駅に向かった。

スマホの地図を見るとそんなに遠くはなかった。

足取りは軽かった。




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