2020年01月04日
ぶらり、2020年の年越し&初詣は秋田に行ってきて、鉄旅もしてきた【第3話】
8:20秋田発青森行きの「リゾートしらかみ1号・ぶな編成」(8621D)は深浦駅で列車交換の為しばし休憩。
しかし、この深浦駅で少し足止めを食らう事になる。
五能線は単線の為、対向列車の行き違いをしないと先に進めない。
強風の為、対向列車が遅れているとの事だった。
15分の遅れが20分の遅れになり、やっと対向列車がやってきた。
青森からきた「リゾートしらかみ2号・青池編成」だった。
2010年に登場した最初のHB-E300系気動車だ。
青池編成はその前の車両も含めて何度か乗った事がありますが、もうデビューしてから10年も経つのか。
「リゾートしらかみ1号」は定刻を大きく遅れて走り出した。
さて、最初はへそを曲げてブーたれていたボックス個室だったが、これが結果的には結構よかった。
何が良かったかと言うと、座席とテーブルの位置がちょうど良いのである。
実は「リゾートしらかみ」のリクライニングシートは、シートピッチが広い。
一つの窓に対して座席が一つ。
シートピッチが広いという事は、それはたいへんスバラシイ事なのだけど、問題はテーブルが遠すぎるのだ。
シートピッチが広くなるのなら、シートバックテーブルを大型化するか、アームを伸びるようにしないと、テーブルが遠すぎる。
飲食するだけなら言い。
でも、テーブルの腕を置いて読書したり、物書きをしたり、敷いてはPCを操作するとなると遠すぎるのだ。
まあ、リゾート列車でPC作業する乗客がどのくらいいるかは分かりませんが。
それでも、やっぱり駅弁食べるのも遠いだろう。
と、いう事で乗客がどんどん降りてリクライニング席もガラガラにはなってきたものの、移る事はせずボックス席に居続けた。
(全席指定なので、基本勝手に席を移動する事はできませんが)
これが、床がスライドできる座敷モード可能な席だったらさらにGoodだったのだが。
しかし、やっぱりテーブル上のインテリアライトが邪魔だった。
どうせするなら上からLEDスポットライトにしてほしい。(暖色系の)
さて、そんな事よりも心配が襲ってきた。
定刻を20分も遅れていると(最終的には40分の遅れになる)、弘前で接続する秋田行き特急「つがる4号」に乗り継ぐ事ができない。
このまま「リゾートしらかみ1号」の弘前予定到着時刻は13:30らしいので、それに接続する秋田行きの列車は14:51発、奥羽本線普通列車(各駅停車)の(1666M)秋田行きのみである。
秋田到着は17:27だから約2時間半だが、ボックス座席ならともかくロングシートで2時間半は、ハッキリ言ってつらい。
と言うか旅情が無さ過ぎる。
と、いう事で状況から素早く次の行動を判断!
今乗ってきた「リゾートしらかみ1号」は弘前で折り返し「リゾートしらかみ4号」(8634D)となる。
発車は定刻通り14:30だから、再び約5時間かけて秋田到着は18:56。
奥羽本線の普通列車(1666M)よりも約1時間半遅い到着だが、早く着いたところでその先の旅程は無いし、シートのスペックを含めた旅情は「リゾートしらかみ」が遙かに上を行く。
まあ、ある意味特急+乗車料金が浮いたのがせめてもの慰みか。
列車は強風で遅れたが、やはり冬の荒れた日本海は良い。
車窓としては最高であった。
鰺ヶ沢駅を過ぎると、五能線は内陸部に入っていく。
五所川原で津軽三味線の奏者が乗り込み、いつもの演奏を披露してくれる。
川部駅でスイッチバック。
そして弘前に到着した。
早速、弘前駅のみどりの窓口で、今度は半個室ボックス席の空き状況を伺ってみると、ほぼ埋まっていた。
「ほぼ、」という事は相席を意味する。
青森〜弘前間は運休してしまった為、おそらくキャンセルが出ているか、奥羽本線で駆けつけてくる乗客だろう。
リクライニング席の海側の「A席」も全て埋まっていたので、内陸側の「D席」を抑えて出発を待った。
おそらく、いや確実に海側「A席」のキャンセル待ちは少なく無いはずだ。
と、言うか五能線は普通列車が驚異的に少ないので、地元客も指定席券を買って乗車している。
まあ、今日は元旦だし。観光客の割合は正直未知数なところがある。
いかにも「鉄っちゃん」的な乗客は目認できたが...。(まあ、自分もその一人)
五能線の利用数を底上げしているインバウンド(訪日外国人観光客)はあまり見当たらなかった。
「あまり」と言うのは、乗車前から車内にハングル(朝鮮語)らしい会話が溢れていた。
しかし、よく聞くと単語の節々に日本語が聞き取れる。
しかも、語尾が少し違う...。
はたして、それは「ハングル」ではなく、なんと「津軽弁」だったのだ。
寒い国に共通するイントネーションがあるのだろうか。
しかし、注意してじっくり聞いていみたものの、ハッキリ言って半分以上聞き取れない...。
ああ、旅の良い思い出だ〜。勉強になります。
またまたはたして、指定席は埋まっておらず、しかも乗客の半数は途中の「五所川原」〜「鰺ケ沢駅」で降りていった。
この季節、陽は4時30ごろには沈むが、今日は悪天候の為それよりも早い。
千畳敷駅のあたりでだいぶ暗くなり、深浦駅では真っ暗になっていた。
途中、多少の遅れもあったが回復運転により秋田駅には定刻通り18:56に到着した。
駅前のホテルにチェックイン。
荷物を置き駅前にある秋田の有名ラーメン店2軒をハシゴ。
まず最初はホテルの近くにあって、東京にも進出している秋田の有名店。
『末廣ラーメン本舗 秋田駅前分店』
京都の名店「新福菜館」で修業した店主が秋田で独立・開店した店で、今や全国に勢力を広げています。
そして2軒目が、昨今の激辛ラーメンブームに乗って、先ほどの「末廣ラーメン本舗」がプロデュースする激辛ラーメン専門店。
『ラーメンすみたに』
看板メニューの「から麺」は1倍(小辛)→3倍(中辛)→5倍(大辛)→8倍(特辛)→11倍(激辛)→15倍(獄辛)→20倍(極辛)→25倍(昇辛)→30倍(笑辛)→50倍から辛さを選択可能。
始めて訪れるお店の場合、辛さの基準が分からないので困るのですが、悩んだ末に15倍(獄辛)をオーダー。
まあ、普通にすんなりと食べる事ができて、ちょっと物足りなさを感じながらも一安心。
こんな感じで。
2020年の元旦は終わりました。
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リゾートしらかみの車内、いいですね。
木目調なのがなんともいい味です!
又、現在夜遊び(クラブ、キャバクラ、スナック、カラオケ喫茶等)に関する情報発信をして頂けるライターも積極的に募集していますのでご連絡いただけますと幸いです。"