2020年02月10日

ぶらり、また群馬県西小泉の『レストランブラジル』に行ってきた

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ぶらり、また群馬県邑楽郡大泉町に来てしまった。

前回は体調が優れなかったゆえのリベンジという訳でもなく、訳でもあるのだが。

なによりも、他のメニューが気になってしょうがなかった。

舌がブラジル料理を欲して止まない。

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前回とは少し違うルートで館林までアクセスし、そこからまた小泉線にゆられて終点の西小泉に到着。

小泉線の本数は1時間に1本くらいなので、前回と同じ時間に駅を降りる事に。

群馬のブラジルシティ大泉町。

前回、大泉町について触れたので今回は少しこの東武鉄道の西小泉駅について。

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本来鉄道はAとBの地域を結びながらも、終点はどこかの線に接続してネットワークを形成しているものなのですが、「盲腸線」には大体にして歴史があります。

かつて鉄道を引くほど栄えていた場所や、産出資源の積み出し地、もしくは計画では他の線に接続する予定だったものが諸々の理由で工事が凍結され途中で終わってしまったもの。

東武小泉線はその両方の理由がありました。

小泉線の前身は大正6年(1917)に開業した中原鉄道(ちゅうげんてつどう)という地元私鉄で、それを昭和12年に東武鉄道が買収して今に至ります。

中島飛行機小泉製作所(現・SUBAL)の玄関口でもありましたが、線路はその先利根川まで続いていました。

西小泉駅から先は仙石河岸貨物線という路線で、戦時中は軍の要請で利根川を渡り、熊谷駅まで延伸する計画がありましたが終戦と共に工事は中止されてしまいました。

さらに西小泉駅から先の仙石河岸貨物線も廃線となってしまいます。

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西小泉駅はかつての2本目のホームの遺構が今も残り、またかつての貨物ターミナル、車両基地を忍ばせる広い構内も一部は公園に整備されています。

さて、今回は前回と反対側の町を歩きました。

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西小泉駅の南側はもう住宅街です。

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駅から5分ほど歩くと、日本で最初のブラジル人向けのショッピングセンターとして「孤独のグルメ」にも出てきた「ブラジリアンプラザ」があります。

しかし、建物はほぼ廃館同然となっていました。

リーマンショックによってブラジル人の帰国が相次いだことでテナントも撤退。

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再生に向けた動きもあったようですが実現はせず、現在は貸しスペースと公共施設が少し入っている状況でした。

さて、お店へゴー。

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またやってきたよ

「レストランブラジル」


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基本、土日は12時開店だというのに、11時にはすでにオープンしています。

そして、店内にはすでに3組ほどの先客がいました。

前回の席はすでに取られていたので、道路側の端っこの席へ。

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今回も、来る前からいろいろ調べてシミュレーションして来たので注文するメニューは決まっています。

そして、今回はアルコールを。

「カイピリンニャ」

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ブラジルの地酒カシャーサ(日本ではピンガという名称で知られていますが、正式にはカシャーサというらしい)をベースに砂糖、ライム、氷を加えたブラジルを代表するカクテルです。

いや〜、うまい。

うまいが、甘い!!

ちなにみ、ベースのお酒はウォッカも選べます。

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そして、まず「パンケッカ」と「ケールの炒め物」そして「フェイジョン」を注文。

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ケール(kale)とはキャベツに似たアブラナ科の野菜。

キャベツの原種近いがキャベツと違って結球しないそうです。

日本ではあまりなじみの無い野菜かと思いましたが、実は青汁の材料として利用されるので意外と身近だった。

堅いキャベツのような食感。

塩とコショウでシンプルな味付けですが、うまい!!

つまみに最高です。

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ブラジル料理の基本、インゲンマメを煮たスープ「フェイジョン」も押さえておきます。

ベーコンの塩分と出汁からなるシンプルだけど旨いスープ。

ああ、うまい。

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そして「パンケッカ」は、ラザニアのような料理です。

ラザニアの生地に挽肉を炒めたものを春巻きのように巻いて並べてさらにトマトベースのミートソースをかけた料理。

チーズをかけて焼いていない点がラザニアと違うところですが、これが食べやすい。

大正解。

うまい。

そもそも「ブラジル料理」の定義がまた複雑です。

移民による他民族国家であるブラジル。

先住民のインディオ、植民地としていたポルトガル系、奴隷として連れてこられたアフリカ系、その他イタリア系、アラブ系、日系などの移民を受け入れたことで、多くの文化を汲んでミックスされアレンジされてブラジル料理が形成されています。

料理的には5つほどのエリアに分かれ、それぞれの移民料理をベースにした「ブラジル料理」が発展しています。

有名は「シュラスコ」(シュハスコ)は南部のガウーショ(ブラジルのカウボーイ)が生み出した料理です。

ブラジルにはイタリア移民も多い為、イタリア系の料理も多くあります。

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もう一つ気になったのが「キビ」(kibe)。

アラブ系移民から伝えられた雑穀キビを使った肉団子です。

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水で戻したキビと牛肉のひき肉を練り合わせ、にんにくやピーマンなどを刻んで塩と胡椒であじつけし、よく練り合わせて俵型に整形して揚げるシンプルな料理。

ザクザクした食感のスナック的な感覚。

日本にも古くからある「キビ」とも少し繋がりがあるようです。

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さて、今日のメインデュッシュは「カルネ・デ・パネラ」の200g。

牛すね、じゃがいも、にんじんをトマトソースをじっくり煮込んだもの。

って、あれ?

ビーフシチューじゃん。

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メニューではプレートに乗っていて、未体験のブラジル料理っぽかったですが...

味付けもふつうにビーフシチューです。

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柔らかい牛すじ肉。

うまいです。

バケットが欲しい。(無いのですが)

いや〜なかなか来ることが出来ないので、欲張って食べ過ぎました。

そして今日も「シュラスコ」にはたどり着けず。

とりあえず、ごちそうさまでした。

ああ、横になりたい。

少し遠回りをして駅に向かうことにしました。



レストランブラジル(食べログ)
(公式HP)http://restaurantebrasil.jp/
電話:0276-62-0994
住所:群馬県邑楽郡大泉町西小泉5-5-3
営業時間:[月〜金] 11:00〜15:00 17:30〜22:00(L.O)
[土・日] 12:00〜22:00(L.O)
定休日:水曜日


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