2020年04月28日

ぶらり、ウェアラブルジンバル FeiyuTech WG2Xを運用してみた【第1話・自動車編】

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さて、今回はFeiyuTech社のウェアラブルジンバルと言うニッチなジンバル『FeiyuTech WG2X』の運用方法をいろいろ考えてみました。

とりあえず、パッと浮かんだのが自動車での運用ですね。

とは言うものの...。

手持ちカメラの揺れを軽減するジンバルですが、実は車などに搭載しての運用では、ジンバルの本領を発揮できないのです。

ジンバルは手で持って歩いてもそうなのですが、上下の動きに弱いのです。

上下の揺れは吸収できません。

なので、手持ちで撮影する際も「ジンバル歩き」と言う、下半身で上下運動を極力出さない歩き方を身につける必要があります。

で、車など車輪で起伏のある道路を走る場合、路面からの突き上げ振動が発生しますが、これはジンバルでは吸収できないのです。

このような振動や揺れはカメラ内蔵の手ぶれ補正が有利に働きます。

まあ、そんなことを言っても、今回の記事には元も子もありませんが、運用を考えてみました。的な。

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では、まず。

車載撮影の基本「主観撮影」でしょう。

最近は「POV」(POINT OF VIEW SHOT)とも言いますね。

視線移動も最小限に、モニターもチェックしながらの運用とすると運転席側への設置になるかと思います。

クランプでサンバイザーに取り付けました。

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完全な吊り下げ方法でセッティングすると、全体が下に下がりすぎて視界が悪いので...

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フロントマウント方式にします。

まあ、あまり変わりませんね。

今持っているグリップ類がこれしか無かったので、もう少しストロークのある雲台とステーを使えば、あと10cmくらいは上げられます。(かも)

要課題。

それはまたいずれ次回に。

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次ぎは、自撮りですね。

自撮りバージョン(1)

そのまま、助手席側のサンバイザーに取り付けます。

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モニターは見えませんので、乗車前にアングルを確認しておく必要があります。

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自撮りバージョン(2)

助手席のヘッドレストステー(外側)にクランプを介して取り付けました。

自由度の高い『強力フレキシ棒』でストロークを調整しています。

この『強力フレキシ棒』は太さが2種類あって、縦使いであれが一眼レフなども支持できる優れもの。結構便利です。

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ちなみに、WG2Xの運用にはすべてアルカスイス互換のクイックシュープレートを使っています。

さらに、雲台の先に取り付けてあるのはPeak design(ピークデザイン)の『Capture Camera Clip PRO』です。

これが良いのは、下側に受けがあってシュープレートを上からの一方の方向からしか差し込め無い事。

カチャンッと差し込んで固定されます。

外す時も着脱ボタンを押して取り外します。

一般雲台用のクイックシューだと、滑り落ちて脱落する恐れがあります。

ちなみに、『Capture Camera Clip PRO』はPeak design社がクラウドファンディングで開発した初期のころにまとめて購入したので、現在はなぜか売っていません。

現在は進化した(簡素化した)『Capture Camera Clip』(Proが無い)となっています。

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主観撮影(2)

同じく、セッティングを車のセンターに近い内側のヘッドレストステーに取り付け。

車の車内、ダッシュボードもフレームに入ります。

カメラの露出を車外に合わせる必要があります。

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実はこれを一番最初に考えたのですが、フレキシ棒がどのくらい上下の振動を吸収してくれるのか、それとも揺れが激しくなるか。レポートはまたいずれ動画で公開したいと思います。



おまけ


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吸盤で車外に取り付け。

大昔に買ったケンコーの『バキュームマウント・グリッパーDX』を引っ張り出してきました。

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何も考えずに雲台に取り付け...。

これだと、重心が高くなるのと、もろに風圧を受ける気も...。

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なのでWG2Xの取り付け方法を前方縦使いに。

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おお、見るからに安定している。

いいかも。

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カッコイイですね。

ちなみに、写真ではバキューム本体横のエア抜きポンプの赤いラインが出ていますが、これ撮影の際にただ乗せただけですので、実際はこの赤いラインが隠れます。

また、運用するときは落下防止のワイヤー(かヒモ)で安全策を講じておく必要があります。


こんな感じでFeiyuTech WG2X運用編、第1回・自動車編はおしまいです。









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posted by 太泉八雲 at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・撮影機材
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