2009年09月06日

ぶらり、OPERA LEONARDO カーボン2004について

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1953年ジョヴァンニ・ピナレロによって興されたイタリアの名門 Pinarello(ピナレロ)。その姉妹ブランドとして新しく立ち上げたプレミアウムブランドが1997年設立のOPERA(オペラ)です。このオペラはピナレロブランドでは使われなかった素素材を先行的に導入するいわば新素材高級ブランドです。

当初はピナレロの上位ブランド的な存在でしたが、現在は立場が逆転して、お買い得感のあるモデルを展開しています。このオペラのモデルはみな、イタリアの偉大なアーティスト達の名前を冠していて、このレオナルドもおそらく”あの”レオナルド・ダ・・・・でしょう・・・。オペラ歌手のレオナルドかな?

今回手に入れたこのレオナルドは2004年モデルのフレームです。最近のオペラのモデルは外見的にはピナレロと同じようなデザインをしていますが、このころはまだ我が道を行くでした。

有機的で未来的なデザインが流行っていますが、このトラディッショナルなホリゾンタル・デザイン。ぱっと見はアルミフレームのカーボンフォークに思えますが、実はピナレロ社初のカーボンフレームなのです。
昨今のモノコック一体成形ではありませんが、フレームもしっかりカーボンです。ただ、完全なフルカーボンではありません。チェーンステーはわざとアルミ(Dedacchai製)なのです。これにより柔らかすぎず、金属系フレーム同様の軽い踏み出しを実現しているとか。フロントとリアのカーボンはTIME 製。

フレームだけで40万、メインコンポはシマノのアルテグラSL、ホイールはイーストンEA50SL。ショップが組み上げたオリジナルで総額60万円に近い代物でした。旧モデルの在庫品だったので購入価格はその半分くらいでしたが、本格的ロード入門にしては、いや今までの自転車ライフの中でも最も高額な買い物となりました。
しかし、それでも十二分に”お買い得”だと思って買ったのですが。怖いですね〜この手のものは。

photo_black.jpg

で、当初考えていたのはオペラのベルリーニかピナレロのガリレオ(現在のFP2)でした。

写真のようなモノトーンに一目惚れしたからでしたが、気が付いた時にはすでに遅く、翌年、翌々年と待ったものの、どんどん好みとほど遠いカラーリングになっていきました。
もちろん”オンダ・フォーク”は憧れだったのですが。

B31ncu.jpg

で、無難なところでビアンキのアルミ+カーボンバックにしようとしました。これも在庫は稀少でしたがサイズが合えば実質16万程度で(程度という感覚が・・・)買えるので、入門用には最適かと。

まあ、10年前は目が飛び出すような価格だったのですがね。
この手の入門用ではジャイアントのFCR系などがメジャーで価格も半分の6〜7万ですが、カーボンバックはもう少し高く、コンポがシマノSORAである事を考えるとビアンキはシマノ105かカンパのヴェロチェで十二分にお買い得である。

リセールも考えると・・・ところが行く先々のお店で「ビアンキは柔らかいから疲れないけど、スピードも出ないよ」のような事を言われ、過去に柔らかいフルサスバイクで堪えた経験があったので、素人ながらも必要以上の「柔らかさ」を忌避してしまいました。

いろいろなメーカーがある中で、ビアンキとピナレロを比較していた私の背中を各店の店員はみなピナレロを奨めたのです。良い色があれば良かったのですが。

それから1年。偶然の出会いに、上級パーツを施しまくったクロスバイクの他、購入資金を得るためにいろいろ売却を行い、ショップの分割金利0%キャンペーンを機に、念願のロード購入に至ったのでした。

posted by 太泉八雲 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | OPERA LEONARDO
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