初春からトレックのオフィシャルショップを転々としてゲイリーフィッシャーの29erを試乗しまくっていた私ですが。
幸か不幸か?2010年モデルは早々とした生産調整によって、上位モデルは入手不可能となり、残りはエントリーモデルの「Cobia」以下しか選択肢が無い状態。
まあ、店と交渉して2010年「X-Cariber」の試乗車を、多少のディスカウントで手に入れようかなどの計画も練ってはいましたが、ここは潔く、今年もあきらめて来年モデルを待つかと「散財」の延期を可決しようと思っていた矢先に、「事件」は起きました。
ふつう・・・といいますか、この数年ヤフオクなどをウォッチし続けていましたが、ゲイリーフィッシャーの29erはまず見る事がありませんでした。
ところが!!たまたまダメもとでヤフオクを検索していると、あったのです。なんと「Paragon」が。
しかも、念願であった白のボディの2009年モデル。
おまけに、コンポーネントはシマノのXT&XTRに換装済みである。
単純に計算機を弾いてもかなりお買い得でした。X-Cariberの新車と同じ金額・・・。
ただ、今この時期に「現金」での「散財」は痛かったのです。実店舗ならば、ボーナス併用のカード払いで支払いを先送りできたのですが、ここでこの高額な買い物をすると、今年の財務計画に大きな修正を加えなくてはいけなくなります。
まあ、ここは堪え忍んで、誰かが落札することを願いました。出品情報を見ると、出品者は都内の方で、念のため質問で所在地を尋ねると、隣の区である事がわかりました。手渡しが可能なのです。
一応、「落札者がいなかったらメール下さい」と一方的なお願いを質問で投げかけ、ただひたすら落札者がいる事を待ち続けたのです。
が、薄々感づいてはいました。この「分かる人には分かる」微妙な価格設定に飛びつく人がどのくらいいるのだろうかと。
案の定・・・落札はいないままオークションは終了。
ここでも、出品者が私の連絡を無視して、再出品する事を心の片隅で臨んでいたのです。
しかし、その翌日。なんと出品者からのメールが来たのです。そこで私は本来発生するはずのヤフオク落札手数料と宅配の手間賃を差し引いた値引きを、失礼を承知で申し出ました。
ところが、先方はこの無礼な問い合わせを快く承諾してくださり。ここに取引が成立したのでした。と、いうか成立してしまったのです。
週末に受渡の日時と場所を決め、私は銀行で購入資金を下ろしました。
そして、ついに我が家にゲイリーフィッシャーの29erMTB 「Paragon」がやってきたのでした。
しかも、なんとか懸念していた保管場所の問題もクリア。
受渡場所から自宅まで約15kmほど走りましたが、やはり良いです。今まで乗ってきたMTBもどきやクロスバイクとは次元が違いいました。「乗っていて楽しい」を感じます。
おまけに、数々の試乗において腑に落ちなかったSRAMのシフターに代わり、シマノのシフターはやはり良いです。しっくり来ます。
なんだかんだで、最上級モデルを手にしてしまいました。
かなり前のオーナーによって手が加えられているので、これ以降の支出はほとんど無いでしょう。
とりあえず、自宅にあったいくつかの小物を取り付けました。
中には、来たるべくMTB購入に備えて買い置いていたものもありました。
もちろん、GPS・ATLAS ASG-CM11を取り付けシステムも完了です。
さあ、これで我が自転車のラインナップが完成です。
さて、さて。とりあえずこのGARY FISHAER「Paragon」を連れてどこへ行きましょうか。
本意で無い落札を願われる複雑なお気持ちが痛いほど分かりました。
でも、結局はニューバイクとは赤い糸で結ばれていたんでしょうね。
売主さんのお優しいお気持通りに大事に使われていたのでしょうね。
今後のニューバイクのご活躍を楽しみにしています。
なんか運命的なものを感じますね。
道を選ばない心強いバイクです。林道もあぜ道もどこへも行けますね。29erの走破性は素晴らしいです。
先立つものが無くなってしまったので、とりあえずは近県をうろうろしようと思います。
その点、奈良は良いですよね。