
新年あけましておめでとうございます。
昨年はこのブログ及び本家「一路一会」を御ひいきにしていただき、本当にありがとうございました。今年も無事に何事もなく過ごすことができ、このブログやホームページをちょいちょいと更新する事ができるように、そしてみなさんの健康もお祈り申し上げます。

数年ぶりの大雪に見舞われた(雪国にしたらチョイ雪程度ですが)京都の道路は大パニック。交通は麻痺して幹線道路は大渋滞。徐行どころかぴくりとも動きません。
しかし、日没後には雪も降り止み、市内の空気を澄んだものにしていきました。車道の雪はほとんど姿を消していましたが、問題は歩道ですね。明日にはアイスバーン状態。自転車走行には極めて難儀します。
そんなかんなですが....せっかくの大晦日なので、今は除夜の鐘を生で聞こうと夜の清水寺界隈に繰り出しました。さすがに大雪の後だけあって、車でくる客も含め相対的に観光客の数は少なかったものの、やはり年越しのカウントダウンが近づくころには徐々に人も集まってきました。
突然の大雪は、素晴らしい置き土産を置いていきました。

清水寺境内は多少の霜が降りた程度を想定していたのでしょうか?境内の樹木を鮮やかなライトアップの演出が行われていました。
しかし!!・・・まさかこれほどの白銀の世界になっていようとは誰も予想はしなかったのではないでしょうか?
ホワイトクリスマスばりの幻想的な光景は、十数年に一度ともいわれるものだとか。
いや〜年始から良い物を見させてもらいました。もしかしたら今年は良い年になるかも知れません。

昨年の年始も実は京都で迎えていたのですが、個室型のプライベート型ゲストハウスに滞在していた為に、居酒屋で夕食を過した後、酔いつぶれて宿で寝てしまい、気がついたら年を越していたのです。なんという事か。
まあ、宿も洛中のど真ん中にあったので、大きな寺社まで距離もあって、寒風の中繰り出す気力もなかったのですが、その反省から今年は五条のゲストハウスに宿を取ったのです。
この五条ゲストハウスは1階でカフェもやっていて、年末年始は深夜まで営業。宿泊者の九割は外国人という事で、深夜まで飲んで盛り上がりました。いや〜これですよ、これ。
さて、今年の元旦は少し例年より趣を変えまして、あまり動き回らず(走り回らず)のんびりと、ダラダラ過ごそうかな?と。気ままにお店めぐりをしたり....でも、元旦なので大抵のお店はお休みなのですよ。当然ですが。
今朝は、歩道のアイスバーンも大分少なくなっていましたが、それでも小径車のかつ極細スリックタイヤには辛いものがあり、一方で車の交通量は雪の影響か極めて少なく、車道を悠々と走る事ができました。
とりあえず、新年の朝を迎えるべきお店はすでに決めていました。もちろん営業も確認。
ただ誤算だったのは、通常朝7時から開店なのが、本日にかぎっては10時からという事で、時間潰しを余儀なくされます。

そのお店は、堺町三条にある
イノダコーヒー本店
京都府京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
075-221-0507
7:00-20:00
重厚な伝統的商家建築のお店で、前々から一度入ってみたいと思っていました。ちなみに建物は商家に似せて建てられたもので、純粋な商家ではありませんが、歴史の古い建物ではあるようです。

Frettaを止め、店に入ってひるみました...。
なんか高級ホテルの喫茶店かレストランのような従業員の出迎え。そして、重厚なサロンのような店内客席のしつらえ...。
サイクリングスタイルで入る店ではありませんね。でも、普通の作業服を着た方なども自然にお茶をしていたので、ちょっと安心。
「禁煙」席はさらに「奥の間」。正面は重厚な商家風ですが、裏は赤レンガのモダンな構えでテラスもあって、本当にホテルの喫茶店のようです。

たまたま座った、窓際の席の目の前にプレートが。
う〜ん。重厚なメニューを広げ、コーヒーとケーキを頼みました。
ちなみにイノダコーヒーではケーキをケテル(KETEL)と呼びます。

コーヒーはこの店に来たらまずは飲みたい「アラビアの真珠」
アラビア産のモカ・マタリを主なベースとしてハイローストしたパンチのあるコーヒーにたっぷりの砂糖とミルクを加えたものです。一応・・・「お入れしてよろしいでしょうか」と聞いてきますが、最初はスタンダードにすべて入れたものを飲んでみます。
ケテルのほうは「アップルクーヘン」...うまい。うますぎる。ほっぺが落ちるとはこの事をいう。なんと上品で洒落たケーキなのだ。
他のケテルやコーヒーも試してみたかったのですが、感動は後日にとっておくことに。まあ、値段もよかったので。
ちょっと高級なモーニングコーヒーを嗜んだあとは、一気に庶民的なB級グルメを。
京都に来たら一度は食べておきたい、有名な「壱銭洋食」です。
お店は祇園四条にあります。

まあ、モダン焼き...麺が入っていないから”どんどん焼き”....のようなものですね。牛すじやコンニャク、半熟卵が入っています。大正時代にさかのぼるものらしく、当時はウスターソースがかかっていたら「洋食」だったようで。
テイクアウトすると、かなり”お土産”のような過剰な包装で渡されました。ビニール袋でよかったのですけど...
鴨川のほとりで食します。

まあ、縁日で食べるお好み焼型焼き物の、そのものですね。かつては一銭だったようですが、630円は高い気がします。
せめてワンコインの500円でしょう。正直400円ならまた買いますね。
食感はいろいろ変化が楽しめて美味しかったです。かなり濃い味付けなので、ビールとかがあれば最高かな?ご飯でも良いです。
と、いう事で2011年の初日はこんな感じでした。
今年もよろしくお願いします。
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