2011年02月11日

JR東日本スリーデーパスで三陸を廻ってみた

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旅行の前日は、いつも興奮して寝付けないものです。昨日もブログの更新やなんだかんだで、0時近くに就寝。
目覚まし時計は3:50にセットしたのですが、3:30には目覚めてしまいました。

4:00ちょっと過ぎに自宅を出発。真っ暗な夜道を駅まで歩きます。雪が降り積もっていたらどうしようかと心配していましたが、天気予報は毎度の大ハズレのようでした。

東京駅に着いたのは5:30過ぎ。朝トイレを済まし、朝食を買い込んで東北新幹線のホームへ。
東北新幹線「はやて」は全席指定なので、自由席に並ぶための列取り合戦の杞憂も無いので、心の余裕があります。しかし、チケットを買ったのが出発2日前だった為に、窓側の席は取れませんでした。

新幹線の窓に降り注ぐ水滴から、初めて外は雨が降っている事に気がつきます。しかし東京はまだ雪にはなっていません。

6:00に「はやて71号」は東京駅を定刻どおり出発。思ったよりもガラガラだった車内に期待を持つも、上野、大宮でほぼ予定通り満席。期待は泡となり、せっかくの2時間は、その後に備えて寝ることにします。が、寝ようと思うと寝付けないもの。

「はやて71号」は大宮を出た後は、仙台、盛岡の順に停車。盛岡に着くのは8:34です。

大宮の郊外に出た東北新幹線「はやて」は、一気に速度を上げていきます。
栃木県内に入った頃から、あたりはすっかり雪景色に変わっていました。関東積雪の天気予報は、ガセではなかったようです。しかしその後は、福島県無いでは平野部に雪はなく、宮城県に入っても郊外に少し積雪の「跡」が見られる程度。岩手県に入ってもなかなか雪は無く、ようやく水沢を過ぎたあたりから地表が雪に覆われ初め、盛岡に着いた頃にはようやく降雪が始まっている程度でした。

盛岡からは当初の計画では「山田線」で三陸側に出る予定だったのですが、あいにく接続が”まるで”で無く。代わりにベストな接続があったのが、釜石線経由の快速「はまゆり1号」でした。

「快速・はまゆり」は3両編成で、指定席車が1両あります。かつては3両ないし、うち2両は快適なリクライニングシート車だったのですが、他の路線に持って行かれて、現在は指定席車のみがリクライニングシートとなっているそうで、この「指定席」が、いつも「満席」である事の謎は良く知られています。つまりは、当日に飛び込みで指定席料金510円を払って座ることが出来ないのです。よって、今回は前もって指定席を買っておきました。

でも、指定席車には私の他に、乗客は2名しかいません。まあ、新幹線駅と接続している新花巻駅から”ドッと”乗ってくるのでしょう。しかし、新花巻から乗ってきたのも3組ほど。車内はガラガラでした。う〜ん。しかも、今日の編成では2号車自由席もリクライニングシートだったのです。こちらはほぼ満席状態でした。

ちなみに盛岡を出発する「快速・はまゆり」は花巻駅でスイッチバックをするので、最初は後ろ向きで走り出します。

列車が東北本線と別れて釜石線に入る頃には雪も止んでしまいました。郊外のベッドタウンを抜け、山間部へと入っていきます。降雪はありませんが、かろうじて見渡す限りの雪景色。でも遠く山肌に雪はありません。

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伝承の里、遠野を過ぎると釜石線のクライマックス、仙人峠越えですが、この線はすでに過去に乗った事もあり、また道路に関しては自家用車所有時代に何度も行き来をしているので、特に目新しさもなく。昨日からの睡眠不足と、朝から一本空けたビールのせいで、すっかりお休みモードに入っていました。

快速「はまゆり1号」は終点の釜石に到着。ここから山田線に乗り換えて宮古を目指します。

山田線もすでに乗りつぶし済みで、肝心の岩泉線は乗る前に、自然災害でバス代行となってしまいました。おそらく、このまま廃線となる可能性も十二分に考えられます。これは三重県の名松線でも同じでした。

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さて、宮古駅からは今回の旅の目的である、三陸鉄道北リアス線を経由して八戸線で八戸を目指します。これで三陸路線は完乗となります。

三陸鉄道。日本で最初の第3セクターの鉄道会社ですが、他のローカル線同様に赤字に苦しみ、試行錯誤いろいろな打開策に奮闘しています。

千葉県の銚子電鉄の復活劇にヒントを得たであろう、「オリジナル煎餅」はもはや全国の第3セクターの鉄道会社で、やりつくされています。しかし、三陸鉄道はそれにとどまりません。宮古駅の改札は三陸鉄道オリジナル商品、もはやプライベートブランドといっても過言でな無いほど、さまざまなお土産品のコンビニと化していました。

赤字を食う」に掛けた「三鉄赤字せんべい」など自虐的なユーモアは他では見ませんね。しかし...

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三陸鉄道の萌キャラグッズはハンパではありません。この「鉄道むすめ」シリーズは別に三陸鉄道のオリジナルでは無く、大手玩具メーカータカラトミーの子会社であるトミーテックが企画展開しているキャラクターコンテンツで、別名「鉄道制服コレクション」とも呼ばれていて、その他大手私鉄各社の仕様があります。しかし、鉄道会社を上げてここまで、全面に展開しているのは、おそらく三陸鉄道だけではないでしょうか?
もう、ワラにもすがる思いが伝わってきます。CDもあります。旗も。どこまでタカラトミーが作っているのかわかりません。

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三陸鉄道のキャラクターとしては、女性運転士の「久慈ありす」と女性駅員の「釜石まな」があります。三陸鉄道は実際に運転手や職員に女性を多く採用している事で知られ、今日も駅改札には二人の女性駅員さんがいました。もっとも、「久慈ありす」や「釜石まな」とは大きくかけ離れたリアリティーにファンタジーはかき消され、現実を見せつけられます。

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三陸鉄道の車両は旧新潟鐵工所(新潟トランシス)と富士重工製のローカル線気動車のスタンダードのような車両で、製造から25年以上立っている為に、かなり見た目も古く、老朽化も激しいです。三陸海岸を走るだけに、塩害も大変そうで、中には腐食でぼろぼろになっている車両も何度かすれ違いました。

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今日乗った車両は36-1000番台で、旧国鉄の特急からのお下がりを活用した、特急型リクライニングシート車両となっていました。窓との位置がバラバラで、椅子は寄りかかるとガタガタなのはもはや「愛嬌」です。2時間近い乗車が、精神的にも非常に楽になりました。実際、快適です。

ちなにみ車両番号の「36」は三陸と掛けて「さんりく」と強引に読むそうです。

ドア付近には、除菌アルコールが設置されています。トイレの後には良いかも知れませんね。
他に、この電車にも「テロ特別警戒中」の張り紙がありました。「特別警戒」している雰囲気は見つける事ができませんでしたが、どこの勢力が一体この僻地のローカル線にテロを仕掛けるというのでしょうか?

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今回はJR東日本のフリーキップでの乗車なので、せめてにと、ささやかながらも売上に貢献をさせていただき、この列車内でも酔いにひたっていました。

三陸鉄道は、旧国鉄が建設を中止した路線を引き継いで建設されたものですが、建設再開の時期が新しい事もあって、トンネルや橋梁が多い直線ルートを走ります。車体は古いですが、ハイパワーなエンジンと線形が良いために豪快に高速で走るので大変小気味良いのですが、トンネルばかりなので車窓が犠牲になっていて、観光にも辛いところ。他の地域の観光鉄道にならって、要所要所で徐行や停車を解説付きでしてくれるのですが、お世辞にも.....なところばかりで、辛いっす。

沿線の町は海沿いにある中で、三陸鉄道は山側をトンネルで走っているため、駅が市街地から離れているのも、生活の足となりにくい要因の一つのように思えます。

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宮古駅を13:00に出発して、久慈駅には14:41に到着。ここから第3セクターとJR線の接続としては、極めてめづらしい5分という接続時間で、八戸線に乗り換え。久々に懐かしい旧国鉄のキハでした。これで、雪が降り積もっていたら最高だったのですが。

しかし、この八戸線は極めてやる気が感じられない路線であります。一層の事八戸まで三陸鉄道に譲渡した方がお互いのメリットになりそうなものですが、JR西日本ローカル線なみにトロトロ走ります。

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思わず、ATLAS ASG-CM21で速度を検出すると、時速30キロ!!その後もマックス60キロくらいでしょうか。ローカル線の旅では、ATLAS ASG-CM21をこういう使い方もあります。
八戸線はてっきり、ずっと海沿いのギリギリを走るものと思っていましたが、実際はほとんど山間部。車窓も薮だらけ。青森県に入ってからようやく雄大な太平洋にお目見えする事ができましたが、すでに意識はもうろうとしています。

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2時間ゆられて、八戸駅にはなんとか日没前に到着。時刻は16:44。青森行きの「青い森鉄道」の接続は50分以上あって、かつ青森到着は19時をまわるので、ここからは「初・八戸ー新青森」間の新幹線体験を選びました。
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「はやて29号」は途中、七戸十和田駅には停車せず、新青森直行。八戸ー新青森間は指定席を指定しなくても、立ち席券で席が空いていれば座る事ができます。

ローカル線にゆさぶられ続けてきた体を、暴力的なスピードが目を、頭をたたき起こしてくれます。いや〜やっぱり新幹線は速いですね。また線路も新しい設計なので、乗り心地も快適です。

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新幹線は八戸を出て、わずか25分で新青森駅に到着。ここから奥羽本線で青森まで一駅。信号機トラブルで多少ダイヤの遅れが生じていましたが、予定通り青森のたどりついて、1日目を終わります。
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