2011年04月09日
ぶらり、ORi BikeM10輪行・秩父往還を行く・前編
先週末に東日本大震災に被災した浦安にある上司の自宅清掃に便乗して、東京ディズニーランドのある舞浜から浦安まで、OriBikeを持ち込んで走って来たのですが、それによって「旅」に出てみたい病が抑えきれなくなりました。
昨日の朝の電力使用量は実に65%。
最近気がついたのですが、分母の電力量が増えています。震災直後はたしか3,550万kw前後であったと思うのですが、最近は最大4,050万kw、日によっては3,950万kwくらいになりますが、それでも400万kw近く増えています。
西日本からの周波数変換による供給量は1日に100万kwと言われていますが、休止中の火力発電所が動き出したのでしょうか?あとは、北海道からの供給?
それでも、最近はほどんと70%前後です。グラフは緑色か黄色。
大手メーカーが操業を停止している事に加え、計画停電の「実施」に翻弄されて機械を動かすことのできない、中小メーカーの休業によるものでしょうか?うちの職場も、昼間に蛍光灯を消して節電に務めていますが、その効果ははたして疑問です。
「旅」にとは言うものの、どうも遠くへと出かけるわけにはいきません。
世の中を包む悪しき自粛ムードに付き合う気は無いのですが、無いものと言えば”先立つもの”でしょうか?
今月末からのゴールデンウィークに備えて資金を使えないというのもありますが、休みが代休の1日しかない。
日帰りの旅。とはいっても車を持っていた時期は関東甲信越どもへでも行けたのですが、今はその術もなく、かといってレンタカーを借りる予算も、特急券を買う余裕も今はありません。
で、自宅の最寄り駅から普通列車で行ける「ぶらり、途中下車の旅」
その候補に上がったのが、かねてから気になっていた飯能と秩父の間に位置する「吾野」という町です。
吾野は秩父往還の宿場町として発展した町で、今もその面影が残されているようでした。
と、いうのも一昨年に西武線で秩父へと足を運んだ際に、その途中の車窓からそれらしい町並みを発見したのです。
ちなみに西武池袋線の終点の終点は実は吾野駅なのです。飯能駅では無く。この山間の小さな駅が西武線の路線分岐点。ここから西が西武秩父線で東が池袋線なのですが、その事実を知る人はほとんどいません。昭和44年から秩父観光の為に路線を延伸して秩父線ができるまでは、長くこの吾野駅が西武池袋線の終点だったのです。
駅舎は新しく、駅員も常駐しています。
町を見下ろす高台にある駅前でOriBikeを展開。あっという間です。
最近は輪行にFrettaでは無く、OriBikeを連れ出す事が多くなりました。高スピードでの走行性能はFrettaに歩がありますが、折り畳み、軽さ、コンパクトさなどを見ると、OriBikeは最高です。
展開するときの、カシャッ、カシャッという小気味よい音はクセになります。
OriBikeで急峻な坂を下って駅前の集落に下ります。列車の車窓から見た吾野宿はここから少し東よりにあります。
秩父往還の旧道を下って吾野宿を目指します。ただこの時はまだ「吾野」に「町並み」があること、そしてそこが宿場町であるという確証はありませんでした。
しばらく走ると、町の入口に「秩父街道・吾野宿」の標識が。これで確証を得ました。
町というよりは集落ですが、旧吾野宿には街道の両側に約400mほどにわたって古い家並みが残されていました。レトロな建物や、おそらくこの宿の庄屋でしょうか?重厚な長屋門を構える屋敷もありました。
町並みの撮影を終えて、さてここからどうしようか。
時刻はまだ10:00前。
日頃の運動不足解消に加え、他の自転車ブログにならって、たまにはちょっと走ってみようか。飯能まで下っていくか、それとも正丸峠を越えて秩父を目指すべきか・・・
結論は「秩父」を目指すことに。
峠を16インチのOriBikeで越えられるか、自身がありませんでしたが、実際に走って見ると意外にも結構走れる事が実証されました。車体剛性の高さが貢献して、スイスイ坂道を登っていきます。ハンドル形状が独特なのでさすがに「ダンシング」は出来ませんが、高麗川に沿って峠を目指しました。
正直あと1枚、軽いギアが欲しいところですが、ペダルをクルクル回転させるとグイグイ登っていきます。もっとも関東平野端部の丘陵地帯なので、勾配はそれほど急ではありません。
高麗川に沿ってうねうね曲がりながら、ゆるやかに勾配を上げていきます。そして気がつくと郡境である正丸峠に着いていました。
ギアのサイズは後でなんとでもなります。それよりもOriBikeは走れるぞ。
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