2011年04月16日

ぶらり、ORi BikeM10で飯能・奥武蔵路輪行ポタ

hannowpota416_01.JPG

今週は久々の連休です。今週の天気予報では今日の土曜日は雨でしたが、昨日には晴れになっていました。
だいぶ暖かくなってきましたが、週明けにはまた寒くなるようです。

久々の連休なので、寝て過ごすのももったいないと、今朝は5時台に起きて、6時に家をでました。
今回も奥武蔵の飯能をめざします。今回の相棒もOriBike M10。

meter_ytop416.gif

今日も電力使用量は控えめです。気がつくと、今日は分母がかなり少ないですね。
電気は貯められないので、余った分はすべて棄てる事になるので、発電量も需要予想にあわせてコントロールしているのでしょう。今回はいろいろと勉強にもなります。

hannowpota416_05.JPG

江戸時代、「飯能は江戸の大火を引き受ける」と言われていました。当時世界最大規模の都市として急速に人口増加が進んだ江戸は、これまた度々大火にも見舞われ、都市建設と復興を繰り返していました。その木材の多くはこの飯能の後背地の森林から切り出され、筏にして木材問屋の町・千住を経由して江戸に運ばれたのです。

大正時代に現在の西武池袋線の前身である武蔵野鉄道が開通し、木材の輸送は筏から鉄道に切り替わります。現在貨物輸送をやめた西武鉄道ですが、当時の飯能駅には大きな貨物駅がありました。その後は秩父から産出されるセメント輸送に切り替わります。現在飯能駅では秩父方面へスイッチバックして向かいますが、かつては直行する線もありました。今も飯能駅の手前でその引き込み線の遺構が残されています。

hannowpota416_07.JPG

木材の集散地として栄えた飯能の町ですが、同時に秩父往還の宿場町、近隣地域における生活物資や諸産物の集散地として、市場町としても発展しました。現在も旧往還沿いに、紺屋を営んだ旧家「絹甚」の重厚な商家残されています。

飯能で唯一といわれる「うだつ」を上げたこの商家は飯能市の指定有形文化財にも指定されています。
この「絹甚」の商家を中心にわずかですが、往時を偲ばせる家並みが残されています。

hannowpota416_12.JPG

飯能の町の取材を終えてから、今度は名栗方面にOriBike M10を走らせます。名栗はかつて飯能市に隣接する「村」でしたが、2005年に飯能市と合併しました。
今回は名栗村までは向かいませんが、その途中にある「原市場」という集落を目指します。木材と共に、江戸の町建設を支えた漆喰の原料「石灰」は青梅地方(東京都)で産出され、その輸送路の一つ、飯能に至る道の宿場町が原市場でした。

原市場はその名のとおり、飯能からさらに奥地における物資の集散地として市場が開かれていた集落です。飯能の中心から約10kmの距離です。

木の香りが漂う渓流沿いを走ると本当に気持ちがよいですね。本当に遙か遠くの地方に来た錯覚を覚えますが、自宅から1時間もかからない場所に、こんな気持ちのよい場所があった事をあらためて認識しました。実は車では何度も通った道ですが、自転車で走るとまるで新境地です。

が・・・原市場に辿り着きましたが、往時を偲ばせるような町並みはまるで残されていませんでした。建築物としてはハイレベルな大きな旧家が一軒、ありましたが。

hannowpota416_08.JPG

とりあえず、今日の目的は全て終えたので帰路に着くことにしますが、時刻はまだ8時。今来た道を引き返すのもつまらないので、往路にちょうど良い周回するような道がありますので、その道を走って帰ることにします。地図では途中に「峠」があるのがちょっと心配。

ここに来てなんと!GPSのATRAS ASG-CM21がバッテリー切れ。ちょいポタのつもりだったので折角の予備バッテリーも持参しませんでした。ここからは全国津々浦々を旅した自称「旅人」の勘だけが頼りになります。

原市場からは、主要地方道221号線・原市場下成木線を走ります。

やがて難関の山王峠へ。関東平野の西端の丘陵地ゆえに、それほど難儀するような峠では無いのではないかと思っていました...まあロードレ−サーであれば軽く一山程度の峠でしたが、OriBikeでは辛かった。途中で挫折。押して上がりました。

最大ギアが28Tですが、やっぱり32Tは欲しいところ。これを解決しないとOriBikeを地方旅輪行用にはできないですね。現時点では「旅」小径車は兄貴分のFretta(Bd-1)がまだまだ分があります。

せっかくの初春なので、この時期のブログに欠かせない?梅や桃の花を撮影してみました。桜はもう終わりかな?
あまりに綺麗だったので、つい自転車を止めて撮影してみました。

hannowpota416_17.JPG

登り峠の後に待っているのは、気持ちの良い下り道です。身体だけでなく心もいっしょに開放されます。やはり来て良かった。峠の魅力に取り付かれる自転車乗りが多いと聞きますが、これは分かります。こんな気持ちの良い日ですから、ロード乗りとは何度もすれ違いました。

さらに道中で、茅葺きの長屋門を構えた旧家がありました。相当に美しい旧家の建物でした。こういう家に住んでみたいと思います。

この後、GPSのATRAS ASG-CM21が使えない為に、途中で道を間違えてしまいました。その道中で偶然にも「岩藏温泉」なる温泉郷を発見。走っている道の方角がまるで分からなくなってきたのですが、時刻はまだ朝の9時台。あせる事もなく、ただただ勘のみを頼りに走り続けます。

結局入間市駅に辿り着いたので、ここで今日のポタは終わり。輪行で帰路に着きました。
なんだかんだで、今朝の走行距離は約35kmでした。

もう少し走ってもよかったかな。でもサドルがはやり限界でした。

この記事はあなたのの役に立ちましたでしょうか?
よろしけれは、ポチッと応援をお願いします。

 ↓   ↓
人気ブログランキングへ

posted by 太泉八雲 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ぶらり、輪行やポタリング
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44387041
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック