2011年06月25日

フロントチェーンが「外側」へと外れてしまう事象を考えてみた

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最近、ORi Bikeで走行中にフロントのチェーンが外側に外れる事が多くなったのです。
多くなったのは、おそらくORi Bikeで遠出する機会が増えたからだと思う。

最初の脱落は飯能ポタリングの時。なにげない普通の一般道を”軽快”に走行中に発生した。

その日は2回発生していて、二回目は下りの山道を時速40km近い”高速”で下っている時のことでした。
それ以来、都心を走っているときに頻繁に外れるようになりました。外れるのは内側では無く、外側です。これは、実はORi Bikeだけに限った事ではなく、Fretta(Bd-1)でも頻繁に起きるのです。

共に、チェーン脱落防止ガードが装備されています。そして、チェーンの脱落はフロントリングの内側では無く、繰り返しになりますが、外側。外側に落ちるのですよ。
しかも、ORi BikeもFrattaも共に、チェーンリングにはチェーンガードが着いているので、その隙間にチェーンが脱落&入り込んでサンドイッチされると、そこから引きずり出すのにも一苦労です。最悪、変に噛んでしまうともう大変。

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気持ち良く走っているときに限って、チェーンが脱落するのですから、気分が悪いですし非常に不安になります。
ちなみに、家のロードでは、フロントギアをアウターからインナーへ変速する際に、”内側”へと脱落する事はよくありました。ただ、外側に外れる事は記憶にありません。

そこで、いろいろ調べてみると、「外側への脱落」は、小径車に限らず意外に発生するそうです。特にMTBのダウンヒルコースで多いとか。
自転車の種類は違いますが、下り坂など、速度が出るときに発生する機会が多いので、共通するなにかがあるようです。

それによると「下り坂でのシフトアップ」は「外側への脱落」の一番の発生原因のようです。
一度に2段以上シフトアップすると発生する確率が高くなります。
脱落のプロセスはこう。変速時には基本チェーンが暴れますが、カセットスプロケットの回転速度がチェーンリングより早くなって上側のチェーンがゆるんでしまい、変速による横方向への暴れで「外側へ外れてしまう」らしい。

へ〜。

ほ〜。

対策として
(1)走行中はスピードが上がっている時は、前もってギアを重い方(トップに)入れておく事で、チェーン脱落の確率が減る。らしい。

(2)トルクがかからなくてもよいのでペダルを回せるところでは、クルクル回すようにすることで、チェーンの脱落の確率が減る。らしい。

(3) ペダルの逆回はNG。だとか。

う〜ん。過去に下りの高速走行時に脱落する事は数回ありましたので、上記の対策で確立を減らすことはできるかもしれませんが、7割ほどは都内を時速20kmほどで走行している際に発生しています。変速のタイミングで外れる事もありますが、半分以上は何もしていない状態(普通に漕いでいる状態)で発生。

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と、いう事で。再び都心のポタリングを兼ねて日本橋のお店へ。

店長さん曰く「そ〜いうもんです」

一言。おわり。

え?

フロントのチェーンガードが遠心力によるものか、外側に開いて来ているようなので、ハンマーで叩き出すという極めて「男」作業で、フロントリングとチェーンガードの隙間がギリギリまで狭められ、とりあえず様子見。

さて、ORi Bikeはとりあえずこれで良いとして、Frettaはどうしようか。

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とりあえず、解決したようなので都心をポタ。

東京駅丸の内駅舎復原工事もだいぶ完成に近づいているようです。
「東京駅丸の内駅舎」は建築家・辰野金吾の設計で1914年(大正3年)に建設されましたが、戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失。戦後復興の中で、3階建ての駅舎を2階建て駅舎に改修されて近年に至りました。GHQ体制下の当時は財政的にも完全復活は難しく、応急処置的な改修だったとか。

耐震化構造など完全に元の構造では無いので「復元」ではなく「復原」の字が使われているこの事業の費用は約500億円とか。さすがに国の重要文化財だけあり、大きな金額ですが、費用は事業主体のJR東日本などが東京駅上空の「空中権の売買」を行って捻出したそうです。

現在の「錬金術」とも揶揄される「空中権の売買」によって、東京駅周辺のオフィスビルの高層化が可能になったのです。

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生まれ変わる東京駅の「ヌケ」に邪魔になる八重洲駅舎の鉄道会館ビル、大丸が入っていたビルは解体され、その両側に「グラントウキョウ」「グラントウキョウノースタワー」の高層ビルが建ち上がっています。

八重洲駅ビルに隠れていた東海道新幹線が丸見えの状態になっています。建設時期が古いこともあって、なんだか地方都市の駅みたいに見えますが、ここもいずれ新しい姿になるのでしょう。


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posted by 太泉八雲 at 09:18| Comment(4) | TrackBack(0) | ORi Bike・オリバイクM10
この記事へのコメント
シマノの「Alfine」にしてみては?
エンド幅135ミリですけど。
8Sの「Alfine」に乗ってますが、チェーンは暴れないし、変速もスムーズです。
Posted by よしだ at 2011年06月25日 11:09
 今度奈良に来られると「奈良から
ポタ道」で拝見しました。7月、休日出勤や家族旅行、宿泊研修等ありますが、
時間があうようでしたら、ご一緒しましょうか?
それにしても、6月でこの暑さ。この夏は冷夏の予報ですが、どうなること
やら。
うちのフレッタも外面上は改造が終了
しました。夏といえば、花火の季節
ですね。輪行していくと、最寄の駅の
混雑などは避けられて、結構便利です
ね。
リクセンカウルのバッグ、ショッパー
コンフォートミニか、丸い縦に伸ばす
バッグのどちらにしようか迷って
います。どちらも料金は6千円前後で
容量は20リットルです。たぶんフロントにつけようと思っています。
それとSJSで注文して、ブロンプトン用品も揃えました。前、サドル
バッグ、リアとありますので、キャンプ
自転車ツーリングもできそうです。
ほかの自転車も前後リクセンカウルの
バッグを装着して40リットルは確保
しようと思っています。
それでは近況までに。
うちのtikitも、ときどきチェーンが
はずれます。ほとんどが内側ですが
ギアを変えたときに発生することが
多いです。脱落防止の方策があれば
いいのですが、うちは放置しています。
Posted by さすプー at 2011年06月26日 12:15
シマノの「Alfine」は内装ギアですね。内装ギアというとママチャリの印象ですが、(初代BD-3は内装でしたが)最近は8速に進化しているのですね。前にBd-1オーナーの間でも話題にあがりました。ORiBikeには着けられませんが、Frattaには検討の余地があるかな?
問題はホイールを新調しないといけない事ですね。
情報ありがとうございました。
Posted by 太泉八雲 at 2011年06月26日 16:53
さすプーさん、こんにちは。
そうですね。奈良に伺った際にはぜひ、ミニオフをしたいですね。その時はよろしくお願いします。

小径車でスピードが出る自転車はギア脱落の問題をみな抱えているのですね。自分の自転車だけかと思いましたが、よくある事象であれば、納得はしませんが、少し安心しました。
Posted by 太泉八雲 at 2011年06月26日 16:57
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