2011年07月07日

fi'zi:k(フィジーク)LIFE ALIANTEをORi BikeM10に着けてみた

lifealiante_081.JPG

さて。
fizi:k(フィジーク)LIFE ALIANTE K:iumレール
はORi Bike M10に取付ました。

ORi Bike M10(以下ORi Bike)は、この半年間でサドル遍歴がもっとも激しいバイクのような気がします。

ORi Bike M10に標準で装着されていたサドルは、やぐら部分が米国発の独自規格「I-BEAM」(アイビーム)と専用のSDG社のサドルでした。(ORi Bike2011年モデルから一般タイプに変更)このサドルは軽量な上に、ケブラー表皮の非常に質感の高いスポーツサドルだったのですが、長距離のポタリングではちょっとお尻が痛いサドルでもあったのです。

ここから、ORi Bikeのサドル探しの旅が始まるのですが、独自規格「I-BEAM」(アイビーム)の為に、一般のレールのサドルを取り付ける事ができません。メーカーが以前は製造していた(とされる)変換アダプターはすでに無く、結局シートポストごと交換する選択を選んだのです。

幸いな事にORi Bikeのシートポストは最近主流の31.8というサイズなので、あとは「ロング」サイズの仕様を探すだけ。これが結構限られていて大変だったのですが、「THOMSON シートポスト エリート・ロング」の410mmで決まり。

oribaikeintokyo619_34.JPG

そこでチョイスしたサドルが、Fretta号に着いていた、スペシャライズドのBGコンフォートサドル SONOMA(ソノマ/現在廃盤)でした。琵琶湖一周も為し得た、本当に長く愛用していた乗り心地が最高のサドルでしたが、少し浮気をして、今はBonrager inform NEBULA PLUS(ボントレガー・インフォーム・ネビュラ・プラス)に変えた為に、自宅に眠っていました。

このサドルは、適度な張り。言い方を変えれば堅めのサドルでしたが、独自のバランス機構でしっかりとお尻をサポートし、スポーツ性とコンフォートを両立するサドルとして知られているそうなので、ちょっと試してみたのでした。

まあ、乗り心地(座り心地)は一変して、少しは戸惑いましたが「結構良いかも」と乗り続けてします。

そして2軍落ちしていたスペシャライズドSONOMA(ソノマ)が再び日の目を見ることになってORi Bikeに移植。

それまでの乗車感覚と一変して衝撃を受けました。これは最高かも。
なぜ、このサドルは廃盤になり、後継ラインナップも縮小していくのか分かりませんが、スペシャライズドの商売が下手なのでしょう。

ただ、最初は良かったスペシャライズド・ONOMA(ソノマ)も、次第にこのORi Bikeとは愛称が悪い感じがしてきました。柔らかすぎて、大きすぎて安定感が無い。”芯”がつかみにくく、お尻の居場所がさだまらない・・・。

あの感動はどこへ・・・と、言うことで再びFrattaとサドルを交換。

ORi BikeにはBonrager inform NEBULA PLUS(ボントレガー・インフォーム・ネビュラ・プラス)が着けられました。
一方、SONOMA(ソノマ)ですが・・・
やっぱりFrettaとの相性はいいですね。しっくりときます。どうも自転車本体のフレームジオメトリーというか、乗車姿勢に影響して乗り心地、走行感の違いに表れたのでは。と想像します。

ORi Bikeに着けられたBonrager inform NEBULA PLUS(ボントレガー・インフォーム・ネビュラ・プラス)は、ある意味で申し分無かったのですが、ギリギリ次第点というレベルだったので、悩みに悩んだ末に前々から気になっていたfizi:k(フィジーク)LIFE ALIANTE K:iumレールを買ってみる事にしたのです。

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やはり、わずか40gとはいえ、300gを切るとサドルは非常に軽く感じられます。
見た目の質感はBonrager inform NEBULA PLUS(ボントレガー・インフォーム・ネビュラ・プラス)と変わらず、いやそれよりも、むしろ初期のSDGのIビーム耐用サドルに近いものがありました。

表面の質感はもちろん、クッション性も手に持った印象では十分コンフォート。
見た目もスポーツ色が出て、非常に良い感じです。

lifealiante_051.JPG

で、さっそく試乗。

「か、硬い」

不快な硬さではありません。おそらくロードやMTBサドルの中ではコンフォートな部類に入るのでしょう。
パッドがあれば丁度良いのかも知れません。

幅広に見えた座面も、意外にタイト。
たまたま、薄手のトランクスに薄での夏用スラックスの組み合わせだったので、サドルに直でまたがったような感覚&スラックスの滑りやすさが、ダイレクトにサドルとの相性がマイナスに感じてしまった要因かと思います。
まだ、自宅周辺をぐるりと、ちょい乗りしたファーストインプレッションですので、もう少し遠出してみないと正否は分からないかと。

まだ、「お尻を包み込むような乗心地」を実感するまでには至っていません。

少しショックだったのが、このサドルの最初に乗って感じた印象。このORi Bikeに最初に着いていたSDGのサドルのそれと瓜二つだった事です。ぐるり、サドルの旅を続け、迷路を彷徨ったあげくに、元の場所にもどってきたかの錯覚を受けたのです。

もっとも、元々標準で付いていたSDGのサドルも部類としては、ミディアムクラスで決して悪いサドルでは無かったのですけど。

lifealiante_101.JPG

とりあえず、見た目は気に入っています。

ただ、レーパンを履いて乗る自転車では無いので(本格的長距離サイクリングは除いて)、日常のポタリングで辛いようでしたら、再考の余地ありといった感じです。

ただ、この後の候補となるサドルはありません。
よって、一つ前のBonrager inform NEBULA PLUS(ボントレガー・インフォーム・ネビュラ・プラス)に戻すくらいしか、今のところ選択肢はないのです。

fi'zi:k(フィジーク)の本家、セラ・ロイヤル社のモデルという線が考えられますが、ちょっとビジュアル的に手を出してよいのかという心の葛藤があったりもします。

とりあえず、ORi Bike M10のサドル探しの旅は、まだまだ続きそうです。


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posted by 太泉八雲 at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ORi Bike・オリバイクM10
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