サドルにゴーヤを乗せて遊んでいたせいかはどうかは分かりませんが、うちのGARY FISHER Paragonの油圧式ディスクブレーキが固まってしまいました。
”固まった”というのは、まさにその字のごとくで、ブレーキがロックした上に、ブレーキレバーも動きません。
油圧式ブレーキには「エア噛み」という現象がありますが、あちらはオイル内に空気が混入して圧力が掛からず、フニャフニャになってしまいます。しかし、今回のこれは固まったのです。
実は、Paragonに乗るの本当に久々でした。3ヶ月くらいずっと放置していたのです。ORi BikeやFrettaやロードのレオ号ばかり構っていて、ずっと相手にされていなかったParagonを不憫に思い、久々にセッティングチェック、ライディングポジション出しも兼ねて乗ってやろうと・・・・したら動かなくなっていたのです。
完全にヘソを曲げてしまったのか。
とりあえず、現実的に原因をいろいろと探ってみました。
(推測1)しばらく動かしていなかったので、梅雨の時期もあってディスク部が錆びて固着してしまったのでは。(一応室内保管でしたが)
・必殺&禁断のCRCをノズルで患部に吹き付け、ブレーキレバーをニギニギしました。繰り返しているうちに、少しだけ動くように。さすがCRC。固着したキャリパーのピストン部を徐々に可動させ始めたか。
単に、ディスクパッドがCRCを吸って、かつローターにも油分が付着して動いただけという説もありますが、それでも少しは解決に向かったようにも。
(推測2)油圧ディスクのブレーキフルードは湿気に弱く、空気中の水分を吸い込んで膨張するらしい・・・
・これがかなり信憑性があって、疑わしい。しかし、そうなるとブレーキフルードの総入れ替えが伴い、予想外の出費が発生する。もちろん、この作業は自分では出来ません。(やはり室内とは言っても、1階は湿度が高かったか〜)もっとも、そんなに湿度が高かったら、もっと他にも生活面で問題が出てくるような気も・・・。
結果・・・お手上げ。
やはり「ゴーヤ」の祟りだったのかも知れません。
そこで、新宿にあるTREK・ゲイリーフィッシャー専門店「Psycrithm(サイクリズム)」へと持っていくことにしました。以前は外苑東通り沿いの四谷消防署近くにありましたが、2年ほど前に防衛省前に移転しました。
Psycrithm(サイクリズム)
〒160-0002 東京都新宿区坂町26番地 ヴィップ第2四谷103号
営業時間:11:00am - 20:00pm 定休日:水曜日
電話番号:03-3358-6895
こぢんまりとしたお店で、店主一人で切り盛りしている為、事前に電話で症状を連絡。知人から車を借りて、積んで持っていきました。中型セダンなので、輪行と同じように分解して詰め込みました。Paragonを分解するのは実は今回が初めて。
かなりの支出を覚悟で作業を見守りましたが、結果は意外なほどシンプル。
キャリパーブレーキを外して、樹脂製のレバーをぐいぐいとディスクブレーキの間にねじり込んでいく。やはり問題はピストンにあったか!!
診察の結果、夏の高温な室内(直射日光)下で、長時間ブレーキを稼働させずにいると、熱でブレーキフルードが膨張してしまうらしい。樹脂レバーでグイグイとキャリバーを引っ込めさせ、作業は終了。
ハンドルレバーもときどき適度に握ってやると、熱膨張を抑える事ができるようだ。
つまり、油圧は時々は動かさないとダレるという事だ。
なるほど。対策としては夏の高温な室内に長時間放置しない事。どうしても長期間乗らない場合は、ホイールを外して、スペーサーをディスクブレーキの間に挟んでおくと良いかも。輪行の際と同じように。
レバーも同様に。ブレーキにスペーサーを挟んだ後に、これまた輪行時のようにレバーをにぎった状態にしておき、結束バンドなどで固定します。ちなみに、湿気の問題はまるで関係がありませんでした。
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私も今日、全く同じ症状に遭いました。
炎天下に2時間ほど停車しただけで、それまでは正常に作動していたんですけどね。
幸い、日陰で30分ほど停車していたら復旧したのですが。
どうやら、最近の超高気温は、ブレーキシステムの想定を越えてるみたいですね。
まだ出先で体験したことはないですが、やはりオイルも熱で膨張しますから炎天下だど起きやすいのですね。
僕もパラゴンを所有してますが
昨年の夏に固まりました
しぶしぶシマノの格安に交換したら
今度はリアがきかなくなり山では使えません!
春までには直しておきたいのですが・・
油圧ディスクブレーキは面倒くさいところもありますね。
ブレーキがロックしたら、少々手間ですが、ブレーキキャリパーを外し。できればパッドも外して、マイナスドライバー等でじっくりとピストンを押し戻せば元にもどります。