2011年08月20日
ORi BikeにSanmarco Phobos Power(サンマルコ フォボス・パワー)を着けてみた
また、セラサンマルコ(SELLE SANMARCO)の黒い箱が届きました。
あたらしいサドルです。
年内はもう無い・・・と言っていましたが、ウソでした。
もっとも、ビジュアル的なカスタマイズではなく、身体に関わる事なので、ね。
さて、箱の中身は「サンマルコ フォボス パワー」です。
MTB向けのコンフォートサドルの位置付けです。
まあ、見てのとおり極めて華の無いデザインです。
サンマルコ社は独自のサドルフィッティングシステム「S.I.Z.Eシステム」で、性別や体重に合わせたきめ細やかな設定がありますが、日本でそれほど販売数が無いのか、極めて限られたサイズのものしか売られていません。
よって、今回届いたサドルのサイズも、最も大きなXLに相当する「255」というのも。
サドル幅は135mm、サドル長は290mmで、著しくオーバーサイズとは感じません。
やや小振りに見える座面ですが、今までの経験からこれくらいが丁度良いかも。
表皮は完成車に標準で着いているサドルのような、ごく普通の人工皮革。座面の両サイドはカーボン調の皮革です。触った感じのクッション性は硬すぎず、それでいてしっかりとした剛性感もあって、人間工学に基づいた座面の造形に、いよいよ「サドル探しの旅」の終焉を予感させます。
手に持っただけで、「今回は行けそうかも」と感じました。
裏面の作りも、さすが手作りのイタリア製。細部までしっかりと造り込まれた丁寧な仕事に感心。
一万円を切るコンフォートサドルです。
まあ、写真で見るとプラッキーって工業製品っぽいですけど。
フォボス(Phobos)シリーズには、このフォボス・パワーの上に、普通のフォボスというモデルがあります。ビジュアル的には、フォボス・パワーよりもややスポーティーですが、一番の違いはレール素材がクロモリ製か、チタン製かというところ。重量の差は約20gですが、その価格差は2,000円ほどです。
それ以外のサドル本体の造りは同じ物のようなので、まだ試用段階という事もあって価格の安いフォボス・パワーの方をチョイスしました。結構なやみましたが。
なぜ、下位モデルに「パワー」の名が与えられているのかは分かりません。
まあ、大体副称が付くのは派生モデルですが、重量が20gちょっと重いので筋力が付くからかな?
一応スペルを確認しましたが、「プワー」では無さそうです。(プアー【poor】貧弱の意)
このサドルを到着するのは、すっかり旅自転車の座に就いて、一回の走行距離が我が家のロードレーサーに準ずるまでになったORi Bike M10です。
まあ、自然光の下で見ると、見るからにコンフォートなサドルですね。でも歴代のサドルの中で最も・・・まあ二番目くらいにスポーティーなシルエットです。
ちなみにフォボスとは、現在は火星の衛星として知られていますが、その語源はギリシャ神話に登場する「恐怖の神」です。
まあ・・・どうなんでしょうね。
もう一つウンチクを披露すると、衛星「フォボス」は火星の静止軌道よりも内側を高速で飛んでいる為、徐々に火星の引力に引きつけられているそうで、約5000万年以内に火星の表面に激突&消滅する運命にあるというのだ。
う〜ん。なんだか縁起・・・乗る前から心配だ。
でもまあ、辛気くさいことはさっさと忘れて、さっそく試乗してみる事に。
ん?・・・・
こ、これは・・・
走り出してすぐに、その高いポテンシャルを実感。
おおおおお、いいかも、この感じ!!
なによりお尻が喜んでいるのがわかります。
相性というのでしょうか、長く(まあ半年ですが)遠回りして、ようやく出会った運命のサドルって感じですよ奥さん。
い、いいよこれ!!
「お尻を包み込むような乗心地」を謳いながら、わたしのお尻をまったく包み込まなかったfi'zi:k(フィジーク)LIFE ALIANTE(過去記事)ですが、このサドルで初めて「包み込むような」それを実感しました。
まあ、座面の造形が見るからに優しそうではありませんか。それでいて走りを邪魔しない細長いデザイン。
これでいよいよ、股ズレから開放される日がくるのか。
そして、サドル探しの旅からも開放されるのだろうか。
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僕も一度プログレスデザインで検討したことがあります!!意外と安くてよさそうなんですよね!!(笑)
結局僕は見た目重視でやたらと硬いサドルでお尻の方を鍛えるハメになりましたが、こんな記事を見るとまた悩んでしまいます!!(笑)
ところでタカやんさんのブログでみたのですが、このお盆に八雲さんが奈良に来られた時の動画で、背中にしょっているのはカメラバッグですか??
めちゃめちゃ気になるのでまた教えてください!!
この間の奈良で背負っていた、肩掛けバッグはカメラバッグです。一眼レフをポタリングで持ち歩く際に、走行中は邪魔にならず、撮影タイミングでは瞬時にカメラを取り出せる、トルソーバッグといいます。出発前のギリギリで到着したので、今回の奈良訪問が初デビュー。そのうちレポします。