2011年09月11日

ORi Bikeのタイヤ交換大作戦・シュワルベ コジャック(SCHWALBE KOJAK)を着けてみた

SCHWALBEkojak_03.JPG

ORi BikeM10が我が家にやってきてから、早9ヶ月が過ぎました。

いろいろとミニマムな改良を続けてきましたが、元々良くできた完成度の高い自転車である上に、パーツ類が少ないという事もあって、走行性能を左右するような大きな変化はありませんでした。

しかし、「夏のボーナス一括集中整備計画」の一環として、ついにORi Bikeのタイヤを交換する事にしました。

ORi BikeM10(2010年)が履いている標準のタイヤはシュワルベ マラソン(16インチ)ですが、これは決して悪いタイヤではありません。

おそらくロングライドでは十分に安心して出かける事のできるタイヤではないかと思います。

SCHWALBEkojak_02.JPG

ただ、唯一気になっていたのがチューブの方。

ORi Bikeのチューブはなぜか「米式」なのでした。

「米式」....

英国バイクだと思っていたのですが(実際には台湾メーカー)

ホイール幅はロードと同じなのに、米国のMTBならともかく、なぜか「米式」

「米式」のバルブを見たことが無い。という方は、自動車やオートバイ、原付のバルブを見て頂ければ、あれが「米式」というやつです。

よって、実のところ今回はチューブの交換が最優先課題なのでした。

もちろん「空気圧管理」が容易な(うちの自転車整備環境では)「仏式」への換装です。

でも、どうせならとタイヤも交換する事にしました。

シュワルベのマラソンは、まだまだ溝が残っていますが、Frettaと同じ細見のスリックタイヤに交換します。

シュワルベ コジャック(SCHWALBE KOJAK) 16インチx1-1/4

そしてチューブは仏式

シュワルベ 小径車チューブ 品番4 16x1-3/8

ロングライドや旅用にスペア1本を入れた3本を購入。

そのへんの自転車店で簡単に売っているサイズではないので。

SCHWALBEkojak_04.JPG

ただ、「米式」の名誉の為にいっておきますと、決して「米式」が劣っているわけではないのですよ。

仏式や英式にくらべると、空気は抜けにくいですし、なにより旅先ではガソリンスタンドで空気を入れる事ができます。(まあ交渉が必要ですが)なにより、これは世界旅行においては確実に「米式」がベストな選択となります。

でも、我が家は通勤用のママチャリですら「仏式」にしてしまったので、空気入れを共有する上でも、やはりバルブの「仏式」への統一作業は必須でした。


さて。

ホイ−ルの脱着ですが、リアはクイックリリースレバーを解除すれば簡単に外れます。
(実際はスタンドが装着されているので、シャフトを抜き取らないと外れないのですが)

SCHWALBEkojak_05.JPG

問題はフロント。

そして今回の作業のメインテーマです。

一見して、「どうやって外すねん」

というような独特の機構と複雑な構造のORi Bikeのフロントフォークですが、実は結構簡単です。
(ローロで教えてもらいました)

SCHWALBEkojak_08.JPG

まず、クイックリリースレバーを解除する前に、反対側のナットの中に潜む、「もう一つの子ナット」を外さなければなりません。しかも外す為にはソケットレンチが必要。


の、前に。最初に一度クイックリリースレバーを解除して、フロントフォークから実際にホイールが固定されているインナーフォークを外します。

だら〜ん、とフロントホイールがぶら下がった状態に。

SCHWALBEkojak_09.JPG

ソケットレンチでナット内にある「小ナット」を外すと、続いてクイックリリースのナット本体も外します。

そして、クイックリリースのシャフトも抜き取ります。

これでも、まだフロントホイールは外れません。

しっかりと、インナーフォークに保持されています。

SCHWALBEkojak_10.jpg

インナーフォークからのホイールを脱着する作業は、ズバリ!力業です。

フォークを左右から両手で外側に向けて「ぐいっ」と引っ張ると、ホイールが「すとーんッ」と外れるのです。

SCHWALBEkojak_13.JPG

「ふ〜う」

前後のホイールが見事に外れました。

タイヤとチューブの交換はサクサクっと・・・・

行かん・・・。おいおい....。

「フンゴ〜ッ!!」


パッキーンッ!!

「嗚呼〜ッ!!」

安物のタイヤレバーがいけなかったのでしょうか?折れてしまいました。

気を取り直してもう1本で.....。

パッキーンッ!!

「嗚呼〜ッ!!」

2本目も...何という事か。シュワルベのタイヤは硬すぎるぞ!!なんでこんなにビートが硬いのでしょうか。

こんなん...旅先でパンクしたら一大事ですぞ!!

SCHWALBEkojak_14.JPG

少し上級のタイヤレバーを取りにいって、再チャレンジ。


「フンゴ〜ッ!!」

奮闘の末になんとかORi Bikeのホイールからシュワルベ マラソンを外す事に成功。

そして、今度はシュワルベ コジャック(KOJAK)を取付けます。

コジャックはというと、タイヤ本体は結構薄くてフニャフニャ....。

こんなんで大丈夫?といった印象ですが部分部分でゴムの構成が違っていて高機能タイヤの印象も見えてきました。

が、やはりビートは死ぬほど硬かった。


「フンゴ〜ッ!!」

ミスると新品のタイヤチューブを損傷してしまうのでは、という不安の中での力作業でなんとか無事に装着終了。

今のところ「タイヤ交換パンク」は無さそうです。

16インチの小径なので、ゴムの”遊び”が無いのでしょうね。

SCHWALBEkojak_15.JPG

手が汚れる、というよりも怪我をしそうだったのでグローブを装着しての作業です。

逆の手順でホイールをはめていきます。

SCHWALBEkojak_17.JPG

完成!!

う〜ん。印象がだいぶ変わりますね。

走ってみると、出だしの軽さはマラソンとあまり変わりが無いような印象で意外でした。
それだけマラソンが優れたタイヤだったことなのでしょう。

ただし、トップスピードは確実に上がりました。

前回、リアカセットを標準の11−27Tから12ー32Tに交換したのですが、その時は使った事の無いトップの「11T」が、今回このコジャックを装着した事によって、初めて必要になりました。

  過去記事「ORi Bike M10(オリバイク)のスプロケ歯数を増やしてみた

つまりは「12T」では足りなくなったという事です。

交換したマラソンは、今年の年始に雪の中スリックタイヤで怖い思いをした事から、冬季用に保管しておきます。

あと、タイヤの外径が小さくなったので、サイクルコンピューターの周長も修正しないといけませんね。

と、計ってみたらほとんど変わりませんでした。
タイヤの設置幅や容積自体はマラソンもコジャックもほとんど変わらないようです。




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posted by 太泉八雲 at 07:42| Comment(3) | TrackBack(0) | ORi Bike・オリバイクM10
この記事へのコメント
僕はタイヤ交換が苦手なのですが、確かに旅先でパンクしてタイヤレバーが2本連続で折れたら呆然とするでしょうね!!

先に交換して正解ですね!!

僕のBD-1もすりック履いているのですが、雨の日の街中も結構滑るので気をつけてくださいね!!
Posted by yosshu0715 at 2011年09月11日 10:59
おおっ!ついにコジャック導入ですか!
私のBD−1には、すんなり嵌りますが
やっぱりホイールとの相性があるんですね。
八雲さんの豪脚も加わって益々スピードアップですね。
Posted by タカやん at 2011年09月12日 23:23
>yosshu0715さん

安物の強度のないレバーでしたから、普通に市販されているレバーなら問題ないかと。でも硬いです。スリックはすでにFrettaで履いているのでそのへんの事はわかっているつもりです。ありがとうございます。

>タカやんさん
コジャックにして、漕ぎ出しはマラソンとあまり変わらない印象ですが、長い距離を走ると疲れがちがいますね。トップスピードも上がっています。
よかった、よかった。
Posted by 太泉八雲 at 2011年09月13日 06:33
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