MAVIC Ksyrium Elite (マビック・キシリウム エリート:以下キシエリ)にコンチネンタルGP4000S(700×25C)を履かせていざ!!
の矢先に、リアのシートステーをのぞき込んでみると
な、なんと!!タイヤとフレームの間の隙間が1mmくらいしか無いではないですか!!
23Cと25Cではそんなに差がないかと思っていたのですが、28Cならともかく、25Cが履けないロードって....。
このままでは、せっかくのホイールとタイヤが無駄になってしまいます。
早急に対応を検討しなくてはいけません。
とりあえず、ホイールのインプレだけを遂行するのであれば、カンパ・ユーラスから23CのミシュランPRO3 RACEを移植する手もありますが
なんか面倒くさい...
そして、いろいろな案が頭の中を駆け巡りはじめたのです。
【選択肢1】
コンチネンタルのGP4000Sをサイズダウン、同タイヤの23Cにする。
が、どうもテンションが...今ひとつ気が乗らない。
【選択肢2】
カンパ・ユーラスで履いているのと同じタイヤ「ミシュランPRO3 RACE」にする。
同じタイヤにする事でホイールの違いを感じ取るにはベストな選択っぽい。
ただね〜、ミシュランPRO3 RACEは旧モデルにも関わらず、定価が高いせいか、それほど安くない。モデルチェンジした新・PRO4 SCよりも高かったりするので、いまひとつ盛り上がらない。
【選択肢3】
なので、ここはミシュランの新モデルPRO4シリーズを選択してみる。
一気にPRO3とPRO4を比較インプレする算段。
でも、ホイール違うし。いちいち履き替えるのも面倒臭いし・・・・・。
一応新しいPRO4シリーズのラインナップは4モデル。
ミシュラン/PRO4 エンデュランス
高寿命と耐パンク性能を強化したロングライド用タイヤ。重量:225g
ミシュラン/PRO4 サービスクルス(SC)
スポーツ性とロングライフをバランスした標準モデルで、PRO3 RACEの後継。重量:200g
ミシュラン/PRO4 コンプサービスクルス
コンペティション用タイヤ。180g
ミシュラン/PRO 4コンプリミテッドサービスクルス
最軽量コンペティション用タイヤ。タイヤ市場最強の転がり抵抗値を持つ。165g
という事で、選ぶならPRO4 エンデュランスかPRO4 サービスクルス(SC)といったところか。
そして、ここに来て悪魔の囁き・・・・・恐れていたものが舞い降りました。
【選択肢4】
せっかく、カンパ・ユーラス 2WAY-FITがあるので、こちらのタイヤをチューブレス化してみる。
一気に、まさかのチューブレス化案。
まあ、そんなことでいろいろと調べてみました。
さて、ロード用チューブレス対応ホイールに関しては、今年からイーストン社も参入した事によって、主要なホイールメーカーは一通り対応しています。しかし、ことタイヤに関してはいまだに数社しか参入していません。IRC(日本)とユッチンソン(仏)、そしてマキシス(米国)です。
とりあえず、現在ラインナップされているロード用チューブレスタイヤです。

IRC(井上ゴム)
IRC/FORMULA PRO TUBELESS Top Secret (フォーミュラプロ チューブレス トップシークレット)
決戦用“超”レーシングスペックチューブレスタイヤ。8,400-9,500円前後
IRC/FORMULA PRO TUBELESS RBCC (フォーミュラプロ チューブレス RBCC)
RBCC(ライス・ブラン・セラミックス・コンパウンド)を用いた汎用レーシングタイヤ。 8,000-9,000円前後
IRC/FORMULA PRO TUBELESS X-Guard (フォーミュラプロ チューブレス Xガード)
貫通抵抗の大きなX-Guardベルトで武装。ロングライド用タイヤ。8,000-9,000円前後
IRC/FORMULA PRO TUBELESS Light
新しく出た、軽量レース向きタイヤ。8,000前後

HUTCHINSON
HUTCHINSON(ハッチンソン・ユッチンソン)フランス語では「H」を発音しない。例えば日本人の名で「林:hayashi」は(はやし)ではなく(あやし)となるそうです。
ユッチンソン/アトム チューブレス (チューブレス ロードタイヤ)
強力なグリップと軽さが特徴のドライコンディション向き、レース用タイヤ。8,900円前後
ユッチンソン/フュージョン3 チューブレス (チューブレス ロードタイヤ)
オールラウンドタイヤ。8,200円前後
ユッチンソン/インテンシブ (チューブレス ロードタイヤ)
最高の耐久性能・快適性能・安全性能、ロングライド用タイヤ。8,200円前後
IRCとユッチンソンの2大体制でしたが、そこへ3社目が新規参入しました。アメリカのMAXXIS(マキシス)です。
マキシスは自転車用チューブレスタイヤに関してはまったくの新参者ではありません。実はオフロードMTBでは長い実績のあるメーカーなのです。そもそも自転車用チューブレスタイヤはオフロードレースのMTB用が先に始まっていたのです。

MAXXIS
MAXXIS(マキシス)/ PADRONEL (パドロネ) TUBELESS for ROAD 8,000円前後
とりあえず現時点では、ラインナップは1種類のみ。
最後発ながらカーボンファイバービードなど特徴的な技術を採用し、コンフォート&ロングライドを目指したタイヤのようです。
かなり注目しているタイヤです。IRCはチューブレス専用タイヤレバー別売りで発売していますが、MAXXIS/PADRONELには標準でタイヤレバーが着いています。
![]() マキシス パドロネ 700×23c フォルダブル チューブレス (622) |
コンチネンタルやミシュランなど、自動車用や二輪車用タイヤのノウハウ(いずれもチューブレス)があるメーカーくらいは自転車用も早く開発して出してほしいものです。
ただ、ネックはその価格ですわ。
ハイエンドタイヤと呼ばれるPRO4やGP4000Sあたりは、1本5,000円前後。2本で10,000円と、消耗品としてはかなり高価な代物です。これにチューブを含めると12,000円。半値近い価格と言われる海外通販のWiggleなどでも、やはり7,000〜8,000円はします。
ところが、チューブレスタイヤは、上にもありますが、1本の価格が8,000円から9,000円もするのですよ。2本で18,000円です。
これは、高すぎる。無理だわ〜。
だめだめ。
で、一応海外通販もチェックしてみました。Wiggleで年末の「いくらでも送料無料」&特別割引セールの「期間限定・時間制限」を適用した価格でも2本で8,000円を切る感じです。
「期間限定・時間制限」の「半額」に興奮し、正気を失ってチューブレスタイヤをあともう少しでポチッとしそうになりましたが、この時期に7,000円はちょっと大きな金額でした。
なので、ちょっと頭を冷やすためにロードで寒風の夜道に繰り出してみます
あらためて、後輪のタイヤを見てみます。すると思ったよりもクリアランスはギリギリであるものの、接触はなさそうな感じ。1mmではなく、1.5mmくらいありそう。(往生際が悪い)
縦方向のタイヤが伸びるのは、もしかしたらコンチネンタルの特徴かも知れない。ミシュランのPRO4や他のメーカーのタイヤだったら同じ25Cでも、もう少し低いかも知れない。
とりあえず、コンチネンタルGP4000Sもタイヤが一皮向ければ、どんどん隙間は大きくなっていくだろう。と杞憂を強引に排除し、悪魔の誘惑を振り切ったのでした。
めでたし、めでたし。
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確かにコンチネンタルは他ブランドより太めの印象ですね。
(確か箱にも周長一覧が書いてあった気が)
キャットアイの周長よりは長いと思います。
23cでも十分か、少し重いですが24cのGranPrix無印もアリかもですね〜
P.S.キシエリとEA90SLXとの比較の結果、気になります・・・
コンチネンタルのタイヤ周長は他のメーカーよりも長いのですね。やはりそうでしたか。
キシエリとEA90SLXとの比較....最近乗り比べて評価が少し変わってきました。
最近雨が続いていますが、もう少ししたら比較の印象をアップしていこうと思います。