<プロローグ>
昨年の夏に行われたオリバイク初のオフ会
「ORi Bike owner's Meeting TOKYO pottering 2011」
に続いて2回目のオフ会は奈良で行いました。オフ会の場所が奈良だった理由は、ただ単にわたくし太泉八雲が年末年始を奈良で過ごすために、この地に来ていたから。
しかし、オフ会の企画は突然なものでした。
きっかけは前回の東京オフの際に、わざわざ三重県から駆けつけていただいたかわなみさんと、ちょっとお食事でもというレベルのものでした。(三重県といっても奈良県に近い伊賀上野にお住まいでした)
そして、同じくかわなみさんのブログによく書き込みをされている、関西のオリバイク(ORi BikeM10・赤)乗りである草木一山さんにもお誘いのお声がけを致したところ、快諾いただき3名が集まる事となりました。
ここで「もしかしたらミニオフ会になるかも」という事で、大阪にお住まいのオリバイク(ORi BikeM10・黒)乗りでいらっしゃるつむりさんにもお誘いした所、ぜひ参加したいという事で、4台のオリバイクが集まる事となったのです。
このような流れで4台集まれば立派なものだと、正式に公開オフ会に格上げしてブログ上で参加受付を始めたのです。まあ、年末ギリギリの急な告知でしたので、実際にどのくらい飛び入り参加があるか分かりませんでしたが、大晦日までに2名の参加者が加わって、6人(と6台のORi Bike)が集まる事となったのです。(最終的には大阪のつむりさんが急用で不参加となり、5人で集まる事となりました)
さて、問題はポタリングのコースです。純粋に待ち合わせをして、お互いのオリバイクを鑑賞&試乗したりして、レストランで歓談コースなら楽なのですが、「初詣ポタリング」と題してしまったので、「初詣する寺社」と「ポタリングのコース」を考えなくてはいけません。
すると翌日に三重のかわなみさんからメールが届きました。内容はな、なんと当日のスケジュールとポタリングコースのプランでした。
正直、主催しておいて当日のコースはまるで考えておらず、どうしようかと少し悩んでいました。それを察していただいたのでしょうか?本当に助かると共に、今回のオフ会の成功を確信する内容でした。
初詣の場所も奈良と言えば東大寺あたりを真っ先に思い浮かべますが、東大寺や平安神宮は修学旅行や遠足で一度は訪れるメジャーコース。そこで奈良と言えばの「裏」メジャーコースとして、天理市にある石上神宮(いそのかみじんぐう)が初詣の場所としてプランされていました。石上神宮は伊勢神宮と並ぶ日本最古の神宮と言われ、その場所も奈良市内から片道約10kmとポタリングには最適の距離でもありました。
その他、天理市と言えば市名にもなった天理教の総本部を見学し、お昼はラーメン、その後奈良市に戻ってスイーツのお店で歓談と、自転車ブロガーが喜ぶ見事なプランでした。
ここまでして頂いたので、私の方はというと、ORi Bike輸入総代理店である金澤輪業の金澤社長に今回のオフ会の旨を伝え、またまた協賛のお願いを致しました。
奈良入りしてチェックイン前に宿へ荷物を預けに伺うと、なんとすでに金澤社長から大きな荷物が届いているではありませんか!!ちょっとビックリ。中を開けてさらにビックリ。予想していた以上のORi Bikeグッズが入っていたのです。
当日は、それを中型のリュックに背負ってオフ会の集合場所へと向かいました。

幹事が後から来てはよろしくないと、少し早めに集合場所であるJR奈良駅東口にある旧奈良駅舎前に到着。さすがに誰も来ていません。
しばらく待つこと、一番乗りは大阪からお越しでORiBikeM10(レッド)の草木さん。つづいて同じく大阪からお越しでORiBikeC8クラシックにお乗りの山田さん。
そして、地元奈良在住で今回最年少、ORiBikeM10(グリーン)にお乗りのむにさんが到着。
ようやく遅れること、今回の副幹事でもある三重県伊賀上野からお越しのかわなみさんが到着して、5人と5台のオリバイクが揃いました。

みなさん初対面なので挨拶と集合写真を撮って出発です。
まず最初は、かわなみさんから頂いたプランを元に、わたくし太泉八雲が出発の最初に加えたお店。
”奈良町(ならまち)”と言えば自転車乗りが集まる”一丁焼き”(鯛焼きの一種)のお店「こたろう」でポタリング前のカロリー補給を行います。
店に着くと、すでに1台のマウンテンバイクが止まっていました。朝から自転車乗りが立ち寄るお店なのです。
店内に入ると、なんとそのマウンテンバイクのオーナーは、初日にこの店に来た時にお会いして、わたくしのブログにも来ていただいている幸太郎さんでした。
初日に今回のオリバイクの集まりの事は店主にお話をしていたので、横で聞いていた幸太郎さんも夜勤明けにも関わらず、わざわざ我々一行の到着を待っていてくださったのです。
しかも、幸太郎さんがテイクアウト用に注文をして焼いてあった一丁焼きを、後から来た我々に先に譲ってくださいました。

興味津々と店内に入るオフ会のメンバー。
黙々と(ウソ、よくしゃべります)一丁焼きを焼くこたろう店主。ちなみに”こたろう”は店主の名前ではなく、このお店がある奈良市小太郎町からとったものです。
メンバーに一通り一丁焼きが行き渡ったら、幸太郎さんの注文はいったん放置して、オリバイクを見る為に店から出てくるこうたろう店主。
店主は元々東京の広告代理店にお勤めで、自転車関連の雑誌に携わてから自転車に乗るようになって、現在も一丁焼きの傍ら各種自転車イベントにも関わっています。いろいろな自転車を所有していますが、小径車では初代のブロンプトンにお乗りです。

決して、地元のヤクザに因縁を付けられ、一同整列している訳ではありませんよ。
ブロンプトンとBD-1の良いところを足して独自に進化させたオリバイクのギミックに興味津々で、オリバイクの折り畳みと展開を実演すると、これは欲しいと言っていました。
自転車話が止まらず、時間がどんどんと過ぎていきますが、おそらくこのような展開になるであろうと、こたろうでの時間は多めに取っていました。それでも、ちょっと時間が気になりますが、そこは店主も話しを切り上げ、私たちの出発を見送っていただきました。
こたろうを出発して、奈良町を抜け京の終端を意味する難読地名、京終(きょうばて)町から上街道の旧道を走ります。交通量も少なく、街道風情も残って古都のポタリングには最適の道です。
ORiBikeC8クラシックの山田さん以外はみな、ギア比の高いORi BikeM10に乗っているので、平均時速20km以上のハイペースで走っていたので、天理市にはすぐに到着。
天理教関連の施設その多くは全国から訪れる信者の宿泊施設である「詰所」で、大浴場の煙突がコンビナート地帯のごとく林立するちょっと異質な風景を横目に、少し丘陵部にある石上神宮に到着。
5台のオリバイクを各自のワイヤー錠で一つに繋ぎます。
正月3賀日の初詣という事でそうとうな混雑を予測していましたが、おそらくほとんどは地元の方でしょうか?ふつ〜な混み具合でした。境内には誰かが放して自然繁殖したと言われる鶏が、神宮のマスコット(神の使い)としてあちこちで鳴いていました。
二拝二拍手一拝
初詣ポタのメインイベント終了。
少しお腹も空いてきましたが、続いて天理教の総本部を目指しました。
今度は横一列に5台のオリバイクを繋ぎます。
天理教の本殿は信者でなくとも見学できるようですが、一つ一つの所作で信者かそうでないか分かるような気もします。
で、とにかくデカイ。イッツ・ア・スモールワールドの如く、スケールが半端ではありません。そして埃一つ落ちていないようなキレイさです。
天理教の施設に来たらトイレを見てくださいと、かわなみさんが進めるので従って入ると、みごとな板の間。ここも徹底的に掃除が行き届いています。男子トイレなのに、10代から20代の若い女性信者が掃除をしている横で用をたすのには、ちょっと緊張しましたが。
施設内は撮影禁止で、隠し撮りできる雰囲気でも無いので、グルリと一周してから昼食場所へと移動しました。
名阪国道・西名阪自動車道の天理IC側にある「天理スタミナラーメン」です。
初めて聞くお店でしたが、奈良では結構有名らしい。途中通り抜けてきた天理市の商店街でも、天理教の信者がこのお店のカップ麺を販売していました。
カップ麺になるほどなので、そうとう人気のある店なのでしょう。「天スタ」というらしいです。

昼食時という事もあって店内は混み合っていましたが、席にはすぐに着く事ができました。
しかし、そこから注文して出てくるまでが長かった。15分以上は待たされました。客を見てからさばく”うなぎ屋”ではありませんよ。
混んでいたのは、回転の悪さでしょうか?厨房をのぞくと慌ただしい様子は微塵もありません。何をやっているのでしょうか?
まあ、その時間で参加者の自己紹介や歓談をする事ができたので良しとしましょう。
ここで、まず今回初参加された方々に、金澤輪業からいただいた「ORi Bikeのミニツール」とステッカーをお土産にお渡ししました。
やっと出てきたのはスタミナのイメージとはちょっと違った、あっさりとしたピリ辛スープに白菜と豚肉の炒めものが乗っているシンプルなもの。でも、冷え切った身体はポカポカに温まりました。

お腹も満たされたところで、再び上街道を走って奈良町へともどります。
第2話につづく・・・
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って、コレ「ウチの前に何置いてんねん!アァん?」って因縁つけられている図だぁ(笑)。