すでに一部の方々にはお話をしていましたが、昨年末に愛車(ふれっ太号)ことBianchi Frettaを手放しました。
理由はいろいろとあったのですが、最も大きな理由はわが家の中で「折り畳み自転車」としてのポジションが完全にORi BikeM10に移ってしまった事でしょうか。
あまりに乗る機会が無くなったので、昨年の後半は通勤号として活躍の場を与えていたりしたのですが、「旅」での使用はほとんど無くなりました。
そして昨年の夏から”あるプロジェクト”が進行していた事もFrettaを手放す事を決めるきっかっけになりました。
まあ、そのプロジェクトはまだ秘密です。
初代BD-1と入れ替わるかたちでこのBianchi Frettaがわが家にやって来て2年と2ヶ月になります。
初代BD-1の時もそうですし、歴代の自転車や自動車、バイク...やっぱり愛車を手放す時は本当にさみしいものですね。
初代BD-1はわたくしを初めてスポーツ車(高級自転車)という世界に足を踏み入れるきっかけになった自転車で、それからクロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイクとこの世界にはまっていく事になしました。
初代BD-1は基本、車に積んでいて、全国各地の旅先で現地の足として活躍が主であり、まだ当時は「輪行」というものを行った記憶はありませんでした。
しかし、Frettaはちょうど自家用車を手放すタイミングと重なってか、公共交通機関を使っての輪行が主となっていきます。
つまり、自転車「輪行」というものを、わたくしに教えてくれた自転車でもあったのです。
小径車であるFrettaで琵琶湖一周もしました。
2日間かけてですが、200kmというロングライドを初めて走ったのがこのFrettaです。この経験によって、自身が生まれ「距離の壁」が崩されました。
まあ、今思っても良く走ったものです。
往路で大渋滞に巻き込まれ、スタートがすでに日没寸前であり、街路灯すらない漆黒の湖周道路を寒さと戦いながら、必至で走った記憶が今でも甦ります。
この経験から、「自転車旅」でどんな装備が必要か、という事もよく勉強になりました。
折り畳み小径車としては本当に良く走しる自転車でした。折り畳みスポーツ車という名がふさわしいですね。
高級折り畳みスポーツ車という市場を切り開いた開拓者でもあります。
わたくしが初代BD-1に乗り始めのころは、まだ無名な存在でしたし、10万オーバーの自転車というそのものが、まだ社会的に認知されていませんでしたが、今BD-1は日本中で走っています。
まあ、すっかりメジャーになってしまった、という事も手放す要因になったかも知れません。
根が”あまのじゃく”なところがあるので、マイナーな乗り物を好む習性があります。
でも、やっぱり別れはさみしいものですね。
ヤフオクでは予想以上の高値を付けて落札いただきました。このFrettaの価値を認め、高い評価をあたえてくださった新しいオーナーの元へ引き取られていった事はFrettaにとっても、わたくし自身にとっても安心でした。
不要なパーツは外し、一部新品のパーツに交換して純正の形に近づけ、コンポーネンツなどは取り外して清掃・注油を行い、車体も磨き上げました。
そして新しいオーナーさんとは、直接会って引き渡しました。
折り畳み自転車が初めてという事で、折り畳み方法を実演しましたが、本当に半年ぶりで、ORi Bikeの折り畳みが身体に染みこんでいたので、ちょっと途中で間違えたり、迷ったり?「あれ?」
折り畳まれたFrettaの姿を見るのも久々でした。
本当に良い自転車であると、あらためて認識した瞬間でした。
さよならBianchi Fretta、ありがとうBianchi Fretta。
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