さて、前回に続いて”ダイレクトドライブ”方式の室内トレーナー。
「Lemond Revolution Trainer(レモン・レボリューショントレーナー)」
のお話です。
リアホイールでローラーを回すのではなく、チェーンでローラーに取り付けたスプロケを介して駆動する(負荷を与える)まったく新しい発想の室内トレーナーです。
ただし、今回買ったモデルにはスプロケは着いていません。
(着いているモデルも海外にはあるようですが)
カセットを取り付けるフリー部分は、ホイール同様シマノ/スラム用とカンパ用に分かれます。
チョイスしたのは当然シマノ/スラム用。
さて、肝心のカセットスプロケが無いと、このローラー台は使用する事ができませんが、丁度家にはORi BikeM10から取り外したスラムの10速(11-27T)が在庫していたので、これを使う事にしました。
完成車から取り外したパーツは取っておくと、結構いろいろな出番がありますね。
まったく出番の無い、肥やしにもならないパーツも多々ありますが...。
カセットスプロケの取付方法はホイールと同じです。
ちなみに、このフリー部分もホイール同様、あとでカンパのカセットを取り付けたくなった場合、オプションでカンパ用のフリーも用意されていますからご安心を。
スプロケを変えるだけで、8速も9速も10速も、フリー(オプション)を変えればカンパの11速にも対応します。
さて、うちのロード(レオ号)のリアホイールを外して、Lemond Revolution Trainerにセットします。
Lemond Revolution Trainerのクイックシャフトにはロード用130mmとMTB用135mmのアダプター(スペーサー)が用意されているので、両方の規格に対応しています。
写真のように一般的なリアホイール駆動のトレーナーよりも場所を取りません。
ただしこの時点で問題点もあります。
リアホイールを取り外しているので、スピードセンサーの検出ができません。
つまり速度と走行距離が分からないのです。
ケイデンスと心拍数の検出は問題ないので、消費カロリー計算にはあまり影響しないかな?
室内トレーニングなので、速度も走行距離も必ずしも絶対に必要というものでもないのですが...
さてさて、マンションでの使用を前提として購入したLemond Revolution Trainerですが、まるっきり無音という訳ではありませんし、訳にもいきません。はい。
ペダルを漕ぎ始めるとフライホイールが回り始めます。そして左側に付いている大きなファンが回転します。
このファンが実際と同様な風の抵抗の再現を可能し、自然な負荷を生み出すのですが...。
このファンが騒音の発生源でもあります。
低負荷、低回転の時は、それほどでもありませんが、高負荷、高回転になると、この回転音が大きい。かなり大きい。家庭用扇風機の強風レベル...よりも大きい。
どなたかが例えられましたが家庭用掃除機のレベルとも言えなくは無いです。
まあ、そこまでは...という感じはしますが、それに近しいですね。
この音さえ気にならなければ
・ペダルの回転抵抗が、走行時とほとんど変わらなく自然。
・速く回転させようとすればするほど、徐々に負荷がかかり、これも自然。
・ダンシングの練習もできそう。
・路面走行時よりも、短時間で筋肉疲労があるらしいので筋力効果が期待できる。
・負荷をかけてペダルを回転させる事により上り坂を登っている状態と同じような心拍数トレーニングも可。
なのですが...音以外にもちょっと注意点が...
上で「扇風機の強風レベル」と例えた一文がありましたが、ファンからの風がまさにそれそのものです。
埃っぽい部屋だと、それが一気に舞い上がります。
この風を利用して、マシンを壁際にセッティングして、壁から反射される風で涼風効果を得るというアイデアや、一気にダクトを着けて、身体の冷却に還元するというような強者もいるようです。
この風(しいてはローラーの駆動)で発電できれば、それに越した事はありませんが、以前にどこかの民放で自転車での発電をやっており、実業団選手レベルの強脚の方が行っても大した発電量にいたらなかったシーンを見ていて、衝撃を受けるとともに、これは無いな。と実感しました。
ま、という訳で。このLemond Revolution Trainerは、完全無欠の室内トレーナーとは言えませんが、これからいろいろと試してみて、その都度レポートを報告していきたいと思います。
こ〜いうビデオもあります。よろしければ見て下さい。
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![]() Lemond Revolution Trainer(レモン・レボリューショントレーナー) |