うちのORi BikeM10はハンドルをZOOM(SATORI)のハンドルポジションチェンジャーで前方にオフセットしていました。
これは初代BD-1から装着していたアイテムで、約50mm突き出すだけで、走行が安定し、ダンシングもしやすくなりました。
ただし、突き出し量は50mmに限定されます。またハンドルのクランプ径は25.4mmなので、将来的にORi Bikeをドロップ化やブルホーン化する際には、現在多くの同形式のハンドルのクランプ径がオーバーサイズと呼ばれる31.8mmが壁となっています。
ピスト用の一部のハンドルが25.4mmですが。(ただし、ORi Bikeが抱えるワイヤー構造問題の為に現時点でドロップ化やブルホーン化は非常に難しいのです)
そこで、将来を見据えて。そして現時点でのライディングポジションの幅を広げる為に、そしてビジュアル的な事も含めて、ORi Bikeのアヘッドステム化を模索してみました。
BD-1で同様の事をしようとすると、以前はワンオフでアルミ等を削りだして自作する裏技しかありませんでしたが、現在はサイクルハウスしぶやさんなどで専用キットが発売されています。値段は総額1万円くらいでしょうか?
で、ORi Bikeでも同様に自作するかとサイズを測ってみると(といっても某yosiko2さんにご相談しようかなと思っていました)、なんとORi Bikeのハンドルポストの外径は25.4mmではないですか。
これは、どういう事かというと、古くからあるロードバイクなどのスレッドステムをアヘッドステムに変換するアダプターキットが加工なしにそのまま流用できるのです。
現在のステムの径は28.6mmが主流ですから、サイズ変換を兼ねたアヘッド変換アダプターは『25.4mmー28.6mm』を買えば一発で解決です。
この手のアヘッド変換アダプターは各社から販売されていて、値段は1,000前後から4,000オーバーまで多伎にわたりますが、基本的な造りはほとんど変わらないでしょう。
色はつや消しのブラック系が本命でしたが、クロームメッキばかりなのがちょっと残念。
今回は実験的要素が強かったので、最も安いものを探して、Kalloy SFBアヘッド変換アダプター(28.6 x 25.4mm)を選択しましたが、質感的にもこれが一番よかったです。
で、届いたのがこれです。重量はちょっとズッシリ約200gです。
自他にあるステムはロード用でハンドルのクランプ径が31.8mm(オーバーサイズ)のものばかりでしたが、たしか昔に乗っていたクロスバイクから取り外した25.4mm用のステムが眠っていたのでそれを見つけ出しました。
ORi Bikeのハンドルポストを抜いて、アヘッド変換アダプターを差すとみごとフィット。アヘッド変換アダプターはステム頂上のボルトを締めることで下端の臼(クイル)が引き上げられて内側から押し広げ固定される仕組みです。
ORi Bikeのハンドル高さ調整用のクランプのみで固定できると思いますが、クイルでの固定と合わせると剛性が高まりそうなので、とりあえず両方で固定。
軽量化を求めるのであれば、下部のクイルを取り外し、余分な部分もカットする選択もあります。
元クロスバイクのステムはみごと装着できました。
質感がいまいちですが、とりあえず今回は実験という事で。
実験は成功です。
簡単でした〜。
このステムの長さは90mmで、ZOOM(SATORI)のハンドルポジションチェンジャーの時よりも40mm多く前に突き出しました。
ハンドル周りもスッキリとしました。
で、実際に乗ってみると...
これが非常に乗りやすい!!特に長距離では寄り楽なライディングポジションになりました。
ただし...
ハンドリングが不安定になりました。特に低速走行時には...。
離れて見ると、「Z」の字を描いていますから、かなり無理というか素人目にも問題が隠れていそうです。
もう少し短いステムに変えれば問題は解決しそうです。
幸い家にはロード用のステムから60mmから100mmまで数多く在庫しているので、それでサイズ出しをしてみようと思います。
ただし、ハンドルのクランプ系が31.8mmになるので、ハンドルバーも交換しなくてはなりません。
このハンドルバーもMTBの完成車から取り外したフラットバーが自宅に眠っているので、それを再利用してみようと思いますが、グリップからレバー、シフター等をすべて取り外して移植しないといけないので、またの機会に作業する事にします。
とりあえず、ここまで確認できたので、あとは楽ですね。
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Kalloy サイクル用 SFB アヘッド変換アダプター 28.6 x 25.4mm |