2012年01月22日

ORi BikeM10をアヘッドステム化してみた(その弐)

Kalloyadapter2_07.JPG

さて、ORi BikeM10アヘッドステム化の続編です。

前回、市販のアヘッド変換アダプター「Kalloy SFBアヘッド変換アダプター(28.6 x 25.4mm)」と、とりあえず自宅に眠っていた、昔乗っていたクロスバイクのステムを取付て、アヘッドステム化の実験は成功しました。

ステムは90mmで、この作業の前に装着していたハンドルポジションチェンジャーの約50mmの突き出し量よりも40mm前方に突き出す形となりました。(過去記事:ORi BikeM10をアヘッドステム化してみた(その壱)

乗車ポジションとしては、非常に違和感が無く乗っていて「自然な感じ」に驚いたのですが、大きく「」の字を描く異形なハンドルポスト形状の為か、どうもこうも走行が安定しません

直進安定性は良いのですが、小回りが利かなくフラつく。
ダンシングが出来ないほどに、安定性は悪化しました。

そこで原因を探るべく、とりあえずステムを短いものにしていく作業となりました。

幸い、うちにはロードのポジション出しとその遍歴の為に60mm、80mm、90mm、100mmと良い感じにステムが揃っていました。

Kalloyadapter2_03.JPG

ただし問題も。

いずれも、ハンドルのクランプ径がORi Bike標準の25.4mmではなく、オーバーサイズと呼ばれるも現在は主流の31.8mmなのです。いまどき25.4mmっていうのも、まあピストやクロスの他、小径車ではまだまだ主流なのですよね。

ちなみにカーボン車であるORi Bike SURPAZシリーズは31.8mmのハンドルを採用しています。

さてさて、どうしたものか....。

実はここでもまた、クランプ径が31.8mmのフラットバーが自宅に眠っていたのですね。

うちの29erMTB GaryFisher Paragon(パラ号)の完成車についていたものがあったのです。(パラ号も別のハンドルに交換済み)

ちょっと目立つところに塗装の傷みなどがありますが、30万近くするバイクのパーツだけあり、ボントレガーの軽量フラットハンドルで重さは約170g。

ハンドルまわりの総取っ替えです。これがちょっと憂鬱でしたが、いざ作業を始めるとあっという間でしたね。

Kalloyadapter2_04.JPG

とりあえず、ステムは一番短い60mmのものをチョイス。

ステム自体も良いものなので、見た目の質感も違いますね。

ハンドルポジションチェンジャー時よりもハンドル周りがスッキリとします。

実際に乗って走ってみましたが、安定感はかなり取り戻しました。

しかし100%ではありません....。

Kalloyadapter2_05.JPG

31.8mmのハンドルバーはORi Bikeにはちょっとゴツい感じでしたが、剛性がアップしたようで安心感は倍増ですね。

安心感は得られたものの、安定感が今ひとつな原因をいろいろと考えましたが、いきついた答えは

ステムの取付位置の高さと角度であろうと。

やっぱりな〜といった感想です。

Kalloyadapter2_06.jpg

ORi Bikeのアジャスタブルステムポスト(かってに命名)にジャストフットのカロイ SFBアヘッド変換アダプターでしたが、その角度ではわずか6度角のステムではアップライトになってしまうのです。

(2)のステム角度をできるだけ水平(かそれ以下)に持って行くには、MTB用の20度以上の角度がついたステムを用いる必要があります。

この高角度がついたステムは、ニッチながらもチープなモデルから軽量高価なものまでいくつかの選択肢があります。
しかし、安価なモデルはそれこそクロスバイクに標準で着いているようなもので、かといって軽量高価なものはイーストンなどがありますが、価格も9.000円台とかなりの高値に引いてしまいます。



サイズが確定したら、検討しなくも無いですが、現時点ではこれはありませんね。
ただし、安価な20度以上角度モデルで、「不安定な原因」がはたして本当にそこにあるのかを検証してみる手はあるにはあります。でも、安いといっても3,000円以上はするのですよ。

(1)の部分の無駄な高さも気になりますね。この部分はアヘッド変換アダプターの外径28.6mmから25.4mmへの搾り部分なので、これ以上中には入らないのです。

この隙間が気になるようでしたら、市販のコラムスペーサーを入れば見た目も良くなりますが、わたくしとしては、この部分も詰めたい(下げたい)のです。

ここはyosiko2さんにお願いして削ってもらおうかな?

ちなみに(3)は、ハンドルポジションチェンジャーを用いていた、以前のハンドルのおおよそ位置となります。

ハンドル位置の高さも従来より約20mm高くなっているのがわかります。

以前はハンドルの位置がアジャスタブルステムポスト頂点よりも下方向に伸びていた為に、上から押さえ込むような力の作用があって、走行やダンシングが安定していたのではないかと推測します。

しかし現在は斜め上方向にアップライトになっています。これが不安定要因の2つめのポイントではないかと推測するのです。

Kalloyadapter2_01.JPG

とりあえずは、日常の走行には支障を来す事のないレベルに落ちつき、今後の改良点が見つかり、そして見た目の良さもあって、まあ満足な結果が得られたとしましょう。

あとは「その」問題をどう解決していくかですね。
しかもその推測があっているとは限りません。



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posted by 太泉八雲 at 18:55| Comment(4) | TrackBack(0) | ORi Bike・オリバイクM10
この記事へのコメント
>ここはyosiko2さんにお願いして削ってもらおうかな?
10分位でやってくれますよ〜。

ところで15日だったかな。秘密基地開放日だったのに、風邪で伏せっていて全然気がつかなかった。お知らせ出来ずに申し訳ありませんでした。今度はしっかり
お知らせいたします(汗)。

Posted by フリー at 2012年01月23日 15:31
フリーさん

そういえば新年のご挨拶がまだでしたね。申し訳ありません。
寒いこの季節はお体に気を着けてください。

秘密基地はアイデアが固まったころに伺いたいと思います。
そうそう、新年会しましょう。では。
Posted by 太泉八雲 at 2012年01月23日 20:32
大泉さん、御無沙汰しています。

田園調布で飲み会しませんかというお誘いです。
http://dadatheque.com/?page=page7

自転車を肴に美酒をかたけられるか。あんまりお客さんが来てしまうと落ち着けないかもしれませんが、おひまでしたら遊びに来てください。
Posted by フリー at 2012年04月11日 09:43
フリーさん

おお、例のお店ですね。行きたいです。
でも土曜日は旅の予定を入れてしまいました。

また誘ってください。平日の夜とかでも新宿・上野界隈あたりで飲みませんか?
Posted by 太泉八雲 at 2012年04月11日 12:31
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