さて、うちの29er MTBで今は無きゲイリーフィッシャーブランド「Paragon」のカスタマイズの為に年末一括購入大作戦 from UK特集として、シートポストとステムを紹介してきましたが、いよいよ大本命を紹介いたします。
それはズバリ!!ホイールでした。
正直「いや〜やってしまったよ」って感じでした。
実際のところ、昨年は散々ロード用のパーツやホイールに散財し尽くして、もはやMTBのホイールを購入する経済的余裕も無く、その計画すらありませんでした。
しかし、たまたま英国のある通販会社からの会員向けダイレクトメールで「クランクブラザーズ」セールと言う、ピンポイントで狙ったようなお知らせが届いたのでした。
そんな事で一応、期待せずに流すつもりでサイトに訪れてみると....
な、なんと!!
そこで目にしたのは、29erホイール・旧モデルのバーゲンセールではないですか!!「OH! my GOD!」
ものは2010年モデルで約2年落ちとなります。色はシンプルな(Silver/Iron)ですが、いずれは「Iron」系のパーツでまとめる予定だったので、まるで問題ありません。それよりも確信的なまでにベストマッチではないですか。
ホイールのモデルは「Crank Brothers Cobalt XC Wheelset - 29er」というもので、現在はこれに該当するモデルは無く、おそらく「Cobalt3」がその後継となるのでしょうか?
また現在、クランクブラザーズのホイールで「29er」のサイズはCobalt3と最高峰のCobalt11の2つだけとなっています。
で、クランクブラザーズというメーカーは個性的&革新的&前衛的なデザインや設計思想で開発された商品を生み出す事で知られていますが、それゆえに値段も少々にお高い高級パーツブランドでもあります。
当然ホイールなんざ、10万円オーバーでとても手が出せる代物ではなかったのですが、なんと型落ちのそのホイールが割引クーポンを併用すると半値近い価格だったのです。これは今すぐに買わない訳にはいきません。
そして送料無料の金額ラインを超える為に、ステムやシートポストをまとめ買いしたと言っても過言ではありませんでした。
待つこと...2週間。英国通販の雄「wiggle獄長」では購入後の連絡も含め、在庫品でここまで待たされた事はありません。
(つまり今回の買い物先はCRC)
一時心配になりましたが、それがようやく届いたのです。
早速荷をほどいて、ホイールを取り出しました。
質感、めちゃ良いです。しかも超軽いです。前後でざっと1,700gほどでした。
「Iron」カラーのごついハブがメカメカしくて超カッコイイです。太〜い。
で、その後少し冷静になってよく観察してみると...フロントホイールのハブの穴がやけに大きすぎではないですか。これって....クイックリリースシャフトが入らなくね?も、もしかしてハブの形式を間違えて注文してしまったのか??
こんなに向こうがよく見えるハブは初めてです。
一瞬焦りました。あわてて購入先のサイトへ飛んで商品を確認しました。しかし、特にハブ形式の選択メニューはありませんでした。
英語だけで書かれた取扱説明書を凝視しすると、この大きな穴はどうやら「スルーアクスル」という規格らしいのです。
さらに付属のパーツの存在に気がつきました。
な〜んだ、ちゃんとクイックリリースシャフト用のアダプターが同梱されているではないですか。
この「スルーアクスル」という規格は「貫通軸」とも言うらしく、ダウンヒル競技用の車輪強度及び軸受寿命を上げるために、前輪ハブ軸を9mmのクイックリリースではなく、直径20mmの貫通軸としたのが始まりで、現在は直径15mmや24mmの貫通軸も存在するといいます。
知らなかった〜。勉強になりました。
付属のクイックリリースシャフト用のアダプター。プラスチックでおもちゃみたいです。
奥に見えるのは、チューブレスタイヤ用のバルブです。そうなのです。このホイールはチューブレスタイヤにも対応しているのですよ。いや〜、将来性が高いホイールですな。
ホント、買ってよかった〜。
アダプターの交換は手で簡単に行えます。こんなに簡単でいいの?と逆に心配になるほどに。
実はハブも工具を使わずに分解できるのです。メンテナンス性を最大限に意識した設計なのでしょうか。
こうして、無事に前後共にクイックリリースシャフト仕様となって一安心。
よかった、よかった。パチパチパチ〜!!
と、言うことで次回はタイヤの装着です。
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