今日はSPECIALIZED Roubaix SL3 Expertを紹介します。
さてさて...まずはSPECIALIZED Roubaix SL3のフレームはFACT IS 10rカーボン製です。
FACTとはFunctional Advanced Composite Technology(機能的先端複合素材技術)の意味らしいです。
同じRoubaixでもグレードによって若干カーボンそのもののグレードが違い、下位のグレードのフレームはFACT IS 8rと若干落ちるグレードの物が使われています。以前はフレーム形成構造も違ったそうですが、2011年モデルからは上位のSL3と同じになったそうです。
さて、Specialized Roubaix(ルーベ)と言えば、シートステイとフロントフォークに埋め込まれたzertz(ゼルツ)という振動吸収ダンパの存在でしょう。
材質はエラストマーで、以前はフレームに”埋め込み式”だったそうですが、最新モデルでは”はめ込み式”になりました。これはカーボンフレーム表面の微振動を取り除くのが目的だそうです。
以前はエラストマーがフレームを貫通していたのですが、はめ込み式にした事によって剛性が上がっていそうです。
しかしまあ、なんか色物っぽい感じがして、機材としてはちょっと抵抗がありましたが、一応実績のあるちゃんとした技術のようです。まあ、今でもあまりなじめませんが、ちょっと目を瞑りましょう。
上から見ると極太のヘッドチューブからシートポストに向かって細く薄くなっていきます。かなり個性的な造形です。
さも蛇のコブラの頭のような姿なので「コブラトップチューブ」といいます。
ヘッドチューブにトップチューブとダウンチューブがつながっている部分を「コブラジャンクション」と言うそうです。
ケーブル類はヘッドチューブからトップチューブ及びダウンチューブをチェーンステイまで全てフレーム内に埋め込まれたインナーケーブル設計。
電動Di2システムにも対応していて、将来電動化をしたくなった場合にも現状のフレームで移行が可能です。
まあ、電動化にはあまり興味はありませんが....。
でも、ケーブルをインナー化した事によって、ケーブルが伸びる伸びる。初期伸びが完全に取れるまでに時間は掛かりませんが、それまでの間は変速やブレーキがダルダルになります。
まあ、慣らし期間と考えれば問題は無いでしょう。
ロングライド向けモデルとしても定評のあるルーベはアップライトな姿勢ですが、それはヘッドチューブが高い上に、ヘッドセットの円錐スペーサーの厚みが20mmもあるためで、もう少し攻めの姿勢にしたい時は、ステムをベタで取り付ける事もできますね。それでも普通のロードよりはアップライトになりますね。
ハンドルはスペシャライズド純正のシャロータイプです。
サドルはスペシャライズド純正のToupe Plus compでスペシャライズドが提唱するBody Geometry(ボディジオメトリ)設計。
ロングライド向けレースモデルで、レールが中空クロモリなのでおそらく1万円前のサドルだと思います。ロングライド向けというわりには、結構硬いですね。
シートポストはFACTカーボン製。最近のロードでは珍しい径が27.2mmです。シートポストの外径を小さくしたほうがメリットが多いのだとか。
最近は珍しくなくなりましたが、BB周りが本当にゴツイですね。剛性が高そうです。
シートチューブ付近でかなり薄っぺらくなるコブラトップチューブに対して、ダウンチューブはひたすらに太いです。チェーンステーも太いです。
でもめちゃ軽なフレームです。
とりあえず、今日はこんな感じで。
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