今週末もまた雨でした。
まったく自転車に乗ることができません。
まあ、土日の天気は先週の天気予報で把握していたので、特に落胆する事もなく、代わってある計画を実行する事にしました。
「青春18きっぷ」を使って雪国にいってくる。
ひたすら乗り続ける事になる電車内で、たまった本を読み切る為に、リュックに本を詰めて早朝に家を出発。
とりあえず、プライバシーが確保される「湘南新宿ライン」のグリーン車で北を目指しました。
快適なこの一時で、持ってきた本を1冊でも消化するつもりでしたが、今朝の出発が早かった事もあって早々に爆睡。
気がついたら高崎でした。
この高崎駅からは約30分の乗り継ぎで、上越線にゆられ利根川に沿って三国山脈の入口である水上駅を目指します。
積雪量の少ない冬の間でも、山岳路線である沼田駅を過ぎたあたりから、雪に覆われた景色が始まるものの、さすがにもう少しで春となるこの時期にあっては、目の前に広がる車窓からの景色に、雪はまるで見あたらず、不安が込み上げてきました。
しかし、水上の旅館街が見え始めたあたりから、道路脇や空き地に雪が見え始めて来ます。
朝から降り続く雨は、この水上あたりでは雪に変わるだろうと予測していましたが、これもまた大ハズレ。降り注ぐ雨はわずかに残った雪を溶かしてくだけでした。
水上駅から先、長岡行きの上越線への接続は1時間ちかくあります。しかもこの列車は季節の臨時列車。
初春と言えども、標高の高いこの水上あたりだと真冬並みの寒さ。
暖房の効いた駅の待合室で本を読みながら時間を潰し、定刻の15分前には対岸のホームに長岡行きの列車が入線してきました。
長岡行きの列車に移動して出発を待ちます。
上越線長岡行きの出発です。列車は湯桧曽駅やトンネル内にある土合駅を過ぎると、一気に新清水トンネルを抜けて新潟県に入ります。
長いトンネルを抜けると、そこには川端康成の小説「雪国」にうたわれている様に、遠くまで一面、白銀の世界が広がっていました。
ああ、すばらしい雪景色。心が洗われます。
今日は出発の直前にあわてて決めた経緯もありますが。
「無理して来てよかった」
自宅を出るときに、大急ぎでポットに詰めてきた「熱燗」を飲みながら、冬の旅情をほろ酔い気分で満喫します。
長岡に着くとちょうど昼時。
まだそんなに空腹ではありませんが、せっかく長岡まで来たので新潟の名産でも食べておきたい所。
しかし駅周辺の商店街に開いている飲食店は無し。
全国チェーンのファーストフードで落ちつくしかないかと思ったものの、駅ビル内の飲食店街を発見。
新潟に来て、まえまえから食べてみたかった「へぎそば」を食します。
「へぎそば」とは新潟県でも内陸部の魚沼地方で生まれた独特の蕎麦で、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使い、出来上がった蕎麦をヘギ(片木)といわれる器に一口サイズづつに盛り付けます。
蕎麦は一人前で我慢して店を出ます。
ここから信越本線で長野を目指すわけですが、長い列車の旅に備えて、改札口前にあるパン屋「ヴィ・ド・フランス」でカレーパンとメロンパンを仕入れてから、いざホームへ。
快速「くびき野」
やってきたのはなんと485系特急列車。
青春18きっぷでも乗れる快速でありながら、予想しなかった展開。この快速「くびき野」は新潟県内の信越本線、新潟駅〜新井駅間を1日3往復走る俊足列車で停車駅も車両も特急列車並み。
越後から信濃への入口、妙高高原を控えたかつての宿場町、新井駅まで一気に快適にワープです。
長岡を出発し、宮内を過ぎると上越線から分かれて信越本線は山間部へと入って行きます。車窓からは豪雪地帯そのものの風景が広がり、あらためて来て良かったと実感。
そして、先ほど買ったパンを頂きます。
うまい。うますぎる。
柏崎からは日本海が車窓の向こうに広がります。
そして列車名にもある「くびき野」(頸城野)へと入っていきます。
上杉家の城下町「直江津」から海に別れを告げ、列車は越後と信濃の間を隔てる妙高高原へ向けて南下。
新井駅から先は、直江津発〜長野行きの列車に乗り換えです。
列車の接続を待つ間に日が暮れ始め、あっという間の1日の終わりを実感します。
でも、まだ新潟県。
そして、長野駅に着く頃には日は完全に落ち、今度は駅弁を買う余裕すら無いわずか2分ほどの接続で、長野発〜甲府行きの篠ノ井線直通、中央本線の列車に乗り込みます。
篠ノ井線は長野市近郊の通勤通学路線でもあるので、車内は満員でしたが、篠ノ井駅までに大半が下車。
聖高原を越えて松本方面へと乗る乗客はわずか。さらにその先、甲府まで乗る客ははたして何人いる事やら。
案の定、松本駅で大半の乗客が降り、代わりに松本市近郊へと帰る乗客が乗り込んでくるも、塩尻までに皆降りて行きました。
続いて岡谷、下諏訪駅では、甲府・東京方面をめざす乗客が乗り込んでいましたが、車内が満席になるほどではありません。
リュックに残った水筒の中身の日本酒とつまみのスルメで空腹を紛らわせます。
甲府には21:30に到着。続いて高尾行きの列車への接続はこれまたわずか2分。
みごとな接続ですが、今日の今に限っていえば夕食を買って食べる時間がまるでありません。
しかし、この後ハプニングが!!
今日一日、乗り継ぐ列車にみな遅れが出ていた為、定刻になっても出発しない事が多々ありました。
甲府発のこの列車もなかなか出発しません。
なので、飲み物でも買っておこうとホームに降りた瞬間に、なっなんと!列車が発車してしまったのです。
リュックを載せたまま・・・・。
急いで駅に連絡し、30分後の後続の列車で追っかけました。
リュックはその後なんとか見つかったものの、1日の最後の出来事にすっかり疲れて憔悴しきってしまいました。
自宅に着いたのは深夜1時すぎ。
はあ〜、濃い1日でした。
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