東日本は今日も雨です。
冬の終わりからず〜っと、ず〜っと週末を狙った様に雨が降るので、なかなか自転車に乗れません。
そ〜ゆう週末は、ついつい一日中自宅でネット三昧。まあ、ブログやウェブサイトの更新も溜まっていたりするのですが、そんな合間についポチッと無駄な散財をしてしまいがちです。
でも、今日は違います。
車で福島の酒蔵を巡って、地酒をとことん買い込んで来ます。
前々から計画はしていましたが、なかなか休みやタイミングが合いませんでした。が、ついに本日決行!!
朝の4時半に自宅を出発。会津地方の地酒はほぼ制覇したので、本日は震災で生き残った浜通り地域の酒蔵とあぶくま産地、そして中通りの酒蔵を廻ってくる予定です。
さて、東廻りと西廻り、どうやって攻めるか悩みました。しかし、道路事情や渋滞等、蓄積された過去の経験から東廻りで臨む事に。つまりは、常磐道で浜通りとあぶくま産地の酒蔵から巡る事にしました。
雨の降る外環道から常磐道を走り、日立南大田ICで降りて、常陸太田市から里川に沿って国道339号線を北上します。
この道は江戸期から明治期にかけて「棚倉街道」もしくは「茨城街道」と呼ばれた道で、徳川御三家の城下町・水戸から地域経済の中心地であった太田を経て、陸奥棚倉の城下町や水戸藩の支藩である守山藩もあって両藩家臣の往来、そして60万石に及ぶ年貢米の集積地、中通り南部地域を結ぶ幹線道路で、人や物資、藩の役人の往来が盛んな街道でした。
前日に地図で眺めて「あ、この道はまだ走ってないな」
と、このルートから福島山間部へのアクセスを決めたのですが、今日実際に走ってみると何やらいろいろ記憶がある。
う〜ん。そういえば、この道は以前に走っているぞ。そう3年ほど前に。ゴルフヴァリアント最後の旅として茨城の酒蔵と町並み巡りを行った際に、県境ギリギリまで走っていました。
でも、県境を越えたのは今日初めて。かも....。
県境を越えると福島県中通りの最南端に位置する町「矢祭町」
「平成の大合併」で「合併しない宣言」を出して話題になり全国に知られることになった町です。
今日最初の酒蔵はこの矢祭町にある酒蔵、「南郷」を醸す藤井酒造店です。が、まだ8時前の時間帯と土曜日という事もあって蔵は開いていませんでした。
町内のコンビニでの情報を得て、藤井酒造店のちょっと先にある酒屋さんで無事購入。
続いて、立花家に始まり数々の遍歴を経て幕末には阿部家10万石の城下町として発展した棚倉町の鉄砲町に構え「福賑栄(ふくにぎわい)」を醸す藤田屋本店へ。この酒蔵と棚倉は過去に2回ほど撮影に訪れていますが、酒を買うのは今回が初めて。
しかし、ここでも本日は休業。蔵の少し先にある酒屋さんで、これまた無事購入。
続く、石川郡に属する古殿町の「豊国」豊国酒造と、さらに北に接する平田村の「若清水」を醸す若清水酒造はいずれも過去に通りがかったものの、持ち合わせが無くスルー。今回は両蔵とも、お休みのところの朝にも関わらず、蔵で直接購入する事ができました。
あぶくま山間部の酒蔵は以上で終わり。このあと国道49号線でいわき市へと。福島県の浜通りで昨年の震災と原発事故による疎開の中でかろうじて営業を続けているのは、いわき市にある4軒のみ。
しかし、いわき市の中心部に構える「天宅」の山宗酒造はすでにその姿は無く、駐車場と分譲地にその姿を変えていました。
残り3軒、重厚な豪農の佇まいを残す「又兵衛」の四家酒造店と「太平櫻」を醸す「太平櫻酒造」はいずれも休業日にあたり、蔵元に電話をして地元の直販店と取り扱いのあるスーパーで購入。
最後のいわき市植田町にある「清福」を醸す「鷲酒造店」では無事蔵元で購入する事ができました。
このあたりから、地震の爪痕が見え始めました。
ちょうど昨日も、福島県を震源にした震度4の地震があったところでした。
すでにこの時点で正午を回っていました。ここはもう昼飯抜きで先に急ぎます。
まあ、こんな事も想定内の範囲。朝に間食用の飲食物を購入済みです。
ここから先はショートカット。磐越道で中通り地域東部の田村市へ。その中心部である旧田村郡船引町にある「あぶくま」を醸す玄葉本店では蔵元で購入。
続いて、梅・桃・桜の3つの春が訪れる事に由来する三春町。この町も過去2回ほど訪れていますが、この町の酒蔵「三春駒」の佐藤酒造は直売をしておらず、町内にある特約店で購入。小さく地味な蔵ですが、意外にも郡山市圏の町で広く販売されています。
続いて、郡山市へ。
「雪小町」渡辺酒造店
「若関(わかみずき)」若関酒造
「笹の川」笹の川酒造
の3軒はいずれも休業日。なんとか市内の酒販店で購入。
しかし郡山市の中心部に構える「藤の井」の佐藤酒造店だけは、探し回ったあげくどこにも在庫せず断念。
この「藤の井」の佐藤酒造店にも震災の爪痕が。
このあとまだ白河地域の酒蔵が多数残っていますが、今日の残り時間もほとんどありません。
急いで国道4号線を南下。
白河市内ではほぼ日没。市内にある「白陽」の大谷忠吉本店と「千駒」の千駒酒造はいずれも休業日。市内の酒販店で購入。
この酒販店で、残る「関の正宗」白河銘醸と、隣り町・西郷村の「関の里」はいずれも経営者は同じで、しかも現在はいずれも自醸はしておらず、よその蔵に依託醸造・自社瓶詰めしているという情報を得ます。
なので、あえて深追いはせず、今日はここまで。
白河市内の酒蔵にも震災の爪痕が残されていました。
あと、隣接する天栄村にも2軒の酒蔵があるとか。
「寿々乃井」寿々乃井酒造と「稲華かたり」松崎酒造場ですが、ここは過去にも訪れた事があり(いずれも休日早朝)、その時はもう廃業しているものと思っていましたが、調べるとまだ健在とか。
自醸しているかどうかなど、細かい事はわかりませんが、まあ...また次回の旅に取っておきましょう。
さて、と言うわけで本日の購入本数は14蔵14本。過去合計46蔵になります。
そして、これからいよいよダイエットを挙行しようというのに、家には地酒の山となっていました。
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