2012年05月06日
ぶらり、しまなみ海道と淡路島一周を輪行で走って来た(その弐・向島〜生口島)
無事に最初の島である向島まで渡ることができたので、とりあえずホッとしましたが、懸案事項がまだひとつ残っています。
それは「今日の宿」
しまなみ海道・自転車ルートの向島〜今治間は片道約70km。(ちなみに西瀬戸自動車道の同区間は約55kmです)往復140mなので、無理をすれば行って帰ってこれなくも無いですが、すでに時刻は10:30です。早朝に出れば可能だったかもしれませんが、この時間では無理。
後半夜道を走る気もなく、そもそも夜道を走ったあとでどうする?福山市内のビジネスホテルにでも泊まるのか?
それはありえません。ハッキリいいますけど。
それにただ走るだけではつまりません。トレーニング目的で来たわけではないのですから。旅情ですよ欲しいのは。いろいろ寄り道をするなら途中の一泊は必須です。
でも、GWの当日ですよ。やはり事前に調べていた宿はどこも空いていませんでした。
が、最後にかけた瀬戸田町にある瀬戸田垂水温泉が受け入れてくれました。
瀬戸田垂水温泉は旅館や民宿ではありません。以前はユースホステルだった施設です。なので相部屋(雑魚寝)です。でもまるで問題ありません。食事と寝床があれば、それに他の旅行者とコミュニケーションもとれますし。
で、杞憂は晴れたので、心軽く出発です。
それと、しまなみ海道サイクリングコースの6つの橋には通行料があり、全橋の合計で500円(往復1,000円)ほどなのですが、料金箱に小銭を放り込む形式なので、おつりが出ません。
料金所は基本無人ですが、監視カメラでチェックされているので、不届き者はすぐに検挙されます(かも)
小銭が面倒であれば、チケットを買って行くのがベターです。
が、しかしなんと!!今年のGW9日間は「しまなみ休日サイクリングフリー」と銘打った無料開放を実施していたのです。まあ、たかだか1,000円ですが、これはラッキーでした。
富浜港を出発、しなまみ海道のサイクリングルートには路側帯の白線に合わせてブルーのラインがマーキングされています。これで基本道に迷う事はありません。
配布されているサイクリングマップでは国道317号線のルートを走るのですが、このルートは山越えです。しかもあまりショートカットにもなっていません。
なので、みなさん海岸線を走ります。瀬戸内海に来たのだからやはり海岸線が基本でしょう。
写真の正面に見える赤いアーチ橋は岩子島(いわしじま)に架かる向島大橋で、しまなみ海道のルートではなく今回は渡りません。
向島を1/4周して御幸瀬戸(みゆきせと)から布刈瀬戸(めかりせと)へと入ると遠くに最初の橋である因島大橋が見えてきました。
因島大橋の全長は1,270m。しまなみ海道唯一の2階建構造で、自転車は橋桁の中を走ります。
布刈瀬戸は主要航路なので、橋桁の高さが高いです。自転車道は海面から約40m。
なのでちょっとしたヒルクライムです。自転車歩道入口は橋を約1kmほど通り過ぎた先にあります。この橋へのアクセス登山道ですが、因島大橋のこれはしまなみ海道の中で一番緩やかな坂だといいます。その分一般道の入口から橋までの距離は結構あります。
ロードバイクやクロスバイクに乗るサイクリストの他、最近はレンタルサイクルもスポーツ車が増えたためか、自転車道も対向2車線になっています。
ようやく「峠のピーク」に到着。そしてそこは橋の入口です。
アンカーレイジ越しに見る吊り橋の姿。いや〜壮観です。
そして因島大橋の中へ。
東京お台場のレンボ−ブリッジにも同様の歩道はありますが、あちらはあくまで観光用の遊歩道。でもこちらは生活道路です。橋桁の中の区間は自転車・原付と歩道に分かれています。
あっという間に橋を渡りおえると、この海面上の高さまで登った分、今度は下りです。きもちいい〜。このシーズンは特に他のサイクリストを含めた自転車の交通量が多いので、スピードはセーブです。
因島を再び反時計回りで海岸線を走り、重井港から今度は内陸部に進路を変えます。今度は多少アップダウンがあるものの、のどかな農村風景や途中に因島水軍城址もあるようなので、素直にルートに従いました。
中庄町を経由して西浦へと出ると、目の前には美しい斜張橋の生口橋(いくちばし)が現れました。
生口橋の全長は790mと短く、海面からの高さもそれほど高くはなさそうですが、でもまたあの橋桁の高さまでプチヒルクライムです。今日はずっとこの繰り返しです。
橋が水平に見えるようになって、登り切ったと実感します。まあ橋によってはここからまだまだ迂回したりする事も。
いや〜絶好のサイクリング日和です。昨日までの大雨はうそのようですね。でも東京は今日も雨です。
橋の先は広島県最後の島である生口島です。
この島でも海岸線に沿って反時計回りに回ります。瀬戸田町と言えば耕三寺が有名で、その門前町にも古い町並みが残ります。なので以前に訪れた事があり、ちょっと懐かしさがあります。
時刻はちょどお昼時です。コンビニやレストランも見えて来たなかで、目に止まったのがこの食堂。
「漁師の店」とありますが、まあ全国各地の港付近でよく見るものの、このへんの真相は詮索しません。
でも、店は結構混んでいました。(まわりにお店が無いせいもあるかも知れませんが)
いろいろあるメニューの中で、本日のオススメが「刺身定食、1500円」とありました。
他の客も8割がこの刺身定食を注文していたので、ちょっと奮発してわたくしもこれに。
まず感じたのは、刺身の新鮮さもさることながら、独特の風味を持ったさしみ醤油ですね。
苦手な人もいるかも知れませんが、わたくしは地方独特の風味をもった醤油や味噌が大好きです。
ご飯がちょっと少なかったので、おかわりをお願いしました。(しかもサービスだった感謝)
走る為には炭水化物の摂取も必要です。
胃も心も満たされたので、大満足で店を後に。
今日の宿はこの先、多々羅大橋との中間地点、垂水地区にある瀬戸田垂水温泉さんです。
とりあえず、宿に立ち寄って荷物を預け、さらに部屋を借りてレーパンに履き替えました。
戦闘準備万全です。今日はこの先、今治まで走って戻ってくる事にしました。
多々羅大橋を渡るといよいよ愛媛県になります。
そうです!!伊予伊予の愛媛県なので〜す!!
すべり出しは快調!
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ちなみに昼食はアオッサでした!!(笑)
しかし爽快に走った後のお刺身定食、美味しかったでしょうねー!!
(笑)
お刺身醤油、凄く気になります!!(笑)
お刺身醤油。わたしは濃くて甘いのが好きなので、柳井の甘露醤油とか鹿児島や能登半島の醤油が好きなのです。まあ、いろんなものが入っていますけど。この手の醤油はダメな人はホントダメですよね。