2012年05月10日

ぶらり、しまなみ海道と淡路島一周を輪行で走って来た(その六・淡路島上陸編)

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しまなみ街道を後に、福山から西明石まで山陽新幹線「こだま」でワープ。
西明石から明石まで山陽本線で一駅。

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10:30淡路島への玄関口である明石駅前に降りたって、SPECIALIZED Roubaix SL3を組み立てます。

淡路島へと渡るフェリー乗り場も明石駅の目と鼻の先です。
徒歩で約10分。自転車で3分ほどでしょうか。

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かつて明石と淡路島を結んでいた「たこフェリー」(明石淡路フェリー)は高速道路1000円等の影響を受けて2010年に廃業してしまいました。その後高速道路を走る事ができる自動車や125cc以上のバイク以外の乗り物が、自走で淡路島に渡ることができなくなってしまいましたが、同じく明石ー淡路島間を高速船で運航していた淡路ジェノバラインがフェリー業務を引き継いでようやく自転車や原付などが海峡を渡ることが出来るようになったのです。

淡路ジェノバライン「明石〜岩屋港・時刻表・運賃表

自転車の場合、大人一人450円+自転車200円の合計650円となります。

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「たこフェリー」の業務を引き継いだといっても、自動車輸送は行っていません。
高速船のデッキに自転車をくくりつけるだけです。

往路で乗った高速船は小型のもので、自転車は客席を通って最後部のデッキへと運び込みました。
淡路島一周トレーニングを行うローディーの方々が何人もいらっしゃいました。

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11:00いよいよ淡路島へ向けて出発です。

しかし、船が走り出して異変に気がつきます。

バッシャーン!!

と、窓に叩きつけられる波。波。波。

「うお〜」

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船も激しく上下左右に揺れまくり。波がめちゃ高いです。

「おおおお!!」

や、やばい。酔いそう....。

デッキの自転車には思いっきり潮がかかっています。

「ああああ」

西側からの波が強かったので、左舷側に積んでいたわがSPECIALIZED Roubaix SL3は、まだ直接の波を浴びてはいませんでしたが、それでも霧吹き状の潮はかかっています。

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そ〜して約15分ほどで岩屋港に到着。

今朝5時に尾道市の生口島で起床して出発、約6時間後に淡路島の地に立っています。

...、そこでまた怯みました。

吹き荒れる強風に....。

やばい...やばすぎる。はたして、走れるか....。

その前にやらねばならぬ事があります。とりあえず、淡路島の観光案内所へと駆け込みます。フェリーターミナルのビルの一階の片隅にありました。

そう宿です。

が、みごと玉砕。高いホテルに泊まるつもりは毛頭ないのですが、ビジネス旅館や民宿系にはみな断られました。
とくに一人旅には...冷たかった。一人だとわかると急に態度が変わるのですよ。
いくらGWの当日といったって、部屋空いているのでしょ。遊ばせておくよりいいんじゃね?

なので、淡路島一泊はできなくなりました。
正直ここで引き返す事も考えましたが、勇気をふりしぼって前へと進む事にしました。

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とりあえず、向かい風の中を重たいリュックを背負って進みます。

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ハンガーノックになる前に、食事を摂ることに。コンビニは避けて、なるべく淡路島の魚が食べられる店が良いなと探しましたが、それっぽいお店はみな閉まっていました。GWだというのに...。

で、ファーストフードというわけにもいかないので、偶然見つけた全国チェーンの食堂に入りました。昼時とあって長蛇の列でした。これでざっと1,000円です。まあ、しょうがないでしょう。

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お腹もしっかりと満たされたので、気合いを入れて出発です。

淡路島一周は海岸線コースで約160km。ショートカットコースで約110kmです。
宿が取れない以上、1日で走破しなくてはなりません。

まあ、走れない距離ではありませんが、すでに正午を過ぎています。
しかもこの強風です。

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風は強いが、海はきれいでした。

時速はかろうじて平地で20km/hは維持しているので、計算上は6時間もあればショートコースで一周してくる事ができますが、途中の観光はいっさい出来ません。ただひたすら走るのみ。トレーニングそのものです。

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ただ、淡路島もサイクリングマップとかを作成して配布しているわりには、しまなみ街道のようにインフラの整備は何も行われていません。

旧道があるところは極力旧道を走りましたが、基本は交通量の多い国道の路側帯を走ることになります。
この路側帯がまた走りづらい。

強風に加えて余計に気力と体力を消耗していきます。

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もう、どの辺を走っているのかわかりません。(ナビがあるけど)

14:00 気がついたら洲本市まで来ていました。1/3を走った事になります。

これは行けそうかも。
少し気が楽になりました。





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