2012年05月27日
ぶらり、東京青梅市の秘境「御岳山」へいってきた・いらかぐみオフ会
また東京の秘境、青梅市の御岳山に行ってきました。
前回の「ぶらり、東京青梅市の秘境「御岳山」へいってみた」
は、ロケハン。
で、今回は本番。
なんの本番かと言うと、わたくしの参加している町並みWeb集団「いらかぐみ」の年に一度のオフ会なのだ〜。
しかも今回は記念すべき10回目。
全国に現存する数多くの古い町並みの中から厳選した場所で毎年行われてきた「いらかぐみ」のオフ会ですが、今回は「東京」です。TOKYO...しかも2回目。
前回の「東京」は戦災をのがれた「都心」に奇跡的に残った文京区本郷の旅館地区。
そして今回は...って、前回ロケハンに行っている御岳山です。奥多摩にある山です。
東京なのに「秘境」です。
東京なのに「山岳集落」です。
東京なのに「宿坊」に泊まっちゃいます。
前日は会社の同僚の送別会の幹事で、3次会まで行って帰ったのが夜中の2時。寝たのが3時。
で、昼間でダウンかと思ったら、いつも通りの5時に目が醒めてしまった。
で、ブログねたの撮影とか、ホームページの更新とか、洗濯とかいろいろやって自宅を出発。
「東京」で開催されるオフ会なので、幹事はわたくしと「集落町並みWalker」の万訪さん。
万訪さんは、遠方から東京に来られるメンバーの為に綿密なスケジュールを立てて、東京とその周辺の町並みをガイド。
そしてわたくしは、宿の担当。
道中で夜のミーティングの為に酒とつまみを購入。つまみは途中に立ち寄ったスーパーで買って。でも、地酒は酒蔵で直接買いたいとな、と。しかも一駅手前の駅にある蔵なのでなおさらですね。
そう、青梅の地酒。「澤乃井」の小澤酒造です。
いや〜久しぶりですね小澤酒造に訪れたのも。もう3年ぶりくらいでしょうか?
多摩川の清流沿いには蔵元直営の豆腐会席料理のお店とかもありますが、田楽や枝豆などのつまみで一杯やれる澤乃井園があります。清流を見下ろす庭園での一杯。最高ではないですか。
しかも、酒蔵はJR青梅線・中央線の沢井駅の目の前(と言うか眼下)にあるので、酔っても足の心配は無用です。
そんな澤乃井の蔵元の売店で酒をゲット。
今日見る多摩川の清流は、過去みた中でも最高レベルの美しさで、本当に一杯やって行きたかったですが、ここはギュッとこらえて先に進みます。
JR青梅線の青梅ー奥多摩区間はローカル路線なので一時間に2本しかありません。
しかも、昨日は送別会で深夜まで飲んで食べていたので、ここは運動の為に1駅となりの御岳駅まで歩くことに。
途中、良さげな料理旅館や古民家カフェを見つけながら、歩くと意外に距離はありませんでした。
御岳山ケーブルカーの滝本駅とJR御嶽駅を連絡するバスは、駅前にあるセブンイレブンの側のバス停から出発します。
時間が20分ほどあったので、セブンイレブンで買い物をしてからバスで滝本駅へ。
滝本駅から御岳口駅まではロープウェイで約6分ほど。
この標高差423m、最大斜度25°の急勾配を登る御岳山ロープウェイの正式社名は御岳山鉄道で京王グループです。
ちなみにこのケーブルカーの車両は「京王重機」製とか。この京王重機も正式社名は「京王重機整備」で、京王電鉄の保有する鉄道車両の保守整備・改造・修理や廃車を全国の地方鉄道に販売する際の車両改造を行う会社です。
関連会社で特殊車両とかも作っているので、ケーブルカーの車両くらいなら製造できるのかな?
御岳口駅に着いたのは14:00ちょっと過ぎ。宿のチェックインは15:00ですが、重たい荷物を背負っていたうえに、特に今さら観光や散策でもないので、宿を目指します。
途中に見える馬場家住宅。檜皮葺の屋根には以前には見られなかった雑草や花が苔と共に生していました。
この馬場家の建物は今となっては御岳山信仰集落のシンボルで東京都指定有形文化です。
馬場家は甲斐武田氏の重臣馬場美濃守の流れを汲む家柄で、代々御嶽神社の神職(御師)を世襲する家系であり、この母屋は幕末の慶応2年(1866)に建てられたものだとか。
ちょっと早いけれども、御岳口駅からその姿は見えつつも、結構な距離を歩いて本日の宿であり、会場である「御岳山荘」に無事到着。
入口には前もってお願いした「いらかぐみ」の表示が。
御岳山には数多くの宿坊がありますが、この「御岳山荘」はこの写真からも分かるとおり、御岳山集落のランドマークでもあります。昔ながらの伝統的な建築様式の宿坊が日々その姿を消していく中で、この御岳山荘は広く一般に門戸を開く宿坊であると共に、その貴重な建物を今に残している宿として、非常に感謝と尊敬の念を抱かせる宿でもありました。
ロケハンを行って正解でした。そしてこの宿しか無いと確信したのです。
まだ正規のチェックインの時間まで30分ほどありましたが、偶然目の前に表れた宿の方の心配りで部屋に案内されました。
予想以上に広く、またアメニティが充実した部屋。洗面所とトイレ付きの部屋で、窓の外からはウグイスの鳴き声が朝も夜も一日中鳴いていました。
で、これが襖一枚で繋がる隣りの部屋。われらの寝室になります。
先ほどの部屋はメインの部屋で、夕食のあとのミーティングの場所として使われます。事前にオフ会の内容を宿の方に伝えていたので、結構な配慮が伺わせる部屋の配置でした。
浴場は増築された鉄筋コンクリートの建造部分ですが、広くてキレイで十分満足のいくもの。窓からの景色も良く、これで天然温泉だったら最高ですね。
メンバーが来るまで時間がたっぷりあるので、玄関から庭と門とその先の山道をながめてみました。
17時ごろに全メンバーが到着。
風呂で1日の汗と疲れを流して、18時の夕食の時間には余裕をもって間に合いました。
他に大所帯2組の宿泊客がいましたが、われら「いらかぐみ」の食事会場はなんと神前の間でした。
これには正直驚くと共に畏敬の念を禁じ得ませんでした。
でも、ビールや日本酒などのアルコール類は定例どおり注文しましたよ。
宿泊料金は料理の内容によって3段階に分かれていますが、我が「いらかぐみ」の記念すべき第10回目のオフ会なので、一番上のコースで設定。予想以上の品数の料理に、いらかぐみメンバーの方々も十分に満足された事でしょう。
夕食も思いっきり盛り上がりました。
予想以上のメニューですっかりお腹パンパン。
夕食のあとは部屋でミーティング。
みなさん遠方からはるばるいらっしゃり、早朝から町並み巡りをされていたのでスッカリお疲れモード。
それでも翌日は、太陽の差し込む4:30に目が醒めるも、もう少し寝て5:30には早朝の散策の準備。
稟とした気持ちの良い朝で、昨日の酔いもどこへいったやら。
御岳山の宿坊を見て回りました。
御岳山集落は斜面を切り開いて民家を建てているので下りたり上ったりが続きます。
山頂付近にある商店街を通り抜けると、御嶽神社の山門が現れます。
そこから長い階段のはじまり。
朝食前にちょうど良い運動になりますね。
息を切らしながら山頂の御嶽神社に到着。
光のバランス、凛とした空気、多少モヤがかかっていましたが、奥多摩山地の彼方に広がる大都市東京。
キモチい〜ッ!!
最高の朝でした。
帰路は最短ルートで宿へ。
朝ご飯が美味しくない訳がありませんね。
ご飯を3杯もおかわりしてしまいました。
こうして無事に「いらかぐみ」の記念すべき第10回目のオフ会は終了しました。
週末にちょっと変わった東京で過ごす。こういう趣向も良いですね。
東京にもこんな場所があるのです。
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このような旅情あふれるオフ会があったのですね!!(笑)
実は僕はいらかぐみに参加されている岸本信夫さんのブログの大ファンで、毎日見ているのです!!(笑)
しかし、八雲さんと岸本さんがこんなところでつながっているとは、今日今まで全然気付きませんでした・・・。
世間て狭いのか広いのか・・・。
しかし、神前の前の食事会とか・・・凄いですね!!(笑)
なんとyosshuさんはKさんのファンでいらっしゃいましたか。私も結構昔から「いらかぐみ」のメンバーなのですが。ポータルサイトはあまり知名度が高くないですからね。神前の食事会はとても印象的で記憶に残りますね。
とても良い宿でしたよ。