2012年08月26日

ぶらり、富士山に登ってきた(5)登頂そして御来光

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外は真っ暗であったが、はるか眼下に町の灯りが広がっています。
する事が無いうえに、うちの宿泊エリアの出発は深夜1:30なので早めに就寝についたのですが...眠れるわけがありません。

そ、それよりも出ました!高山病!!
初体験です〜。なんて余裕はありません。

夕食まではなんとも無かったのですが、横になってからだんだんと気分が悪くなってきました。
頭はガンガン痛いし、あくびがと涙が止まりません。意識ももうろうとして、身体は熱い。
しかも胃がグルグルしていて、吐き気も及ぼします。

そう、飲み過ぎて家の布団でのたうち回っている時と同じ感覚。でも激しい頭痛とあくびはないですけどね。

あまりに気分が悪いので外にでました。山小屋内はかなりの人口密度で、ただでさえ少ない酸素がさらに淀んでいます。
外にでて、深呼吸を繰り返し酸素を取り込みますが、すでに気温は5度くらい。あまりの寒さに、今度は悪寒がしてきて身体が震え出します。これはヤバイ!!

トイレへも駆け込みました。1回200円です。
吐くのはなんとかこらえましたが、体内の水分を循環させるために、出せる小はなんども出しました。もちろん出すだけではなく、摂取も十分におこなっています。

深夜22時ごろになって、もう我慢できないので山小屋の受付に「酸素缶」を買いに走りました。
1本1,500円...地上の3倍近いですが、これで楽になるのであれば安いものです。

シュー、シューと酸素を吸い込んで、酸素が脳に回るまでは時間が掛かります。プラシーボ効果ですらすぐに現れませんが、少し横になると、すこしづつ楽になってきました。

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下山も検討されましたが、出発までまだ2時間あるのでもう少し様子を見て判断。
やがて全体的に症状がやわらいできたので、登頂を決意しました。

平行感覚がまた不安定ですが、装備をまとめて出発の体制に入ると、アドレナリンの影響でしょうか?気が引き締まってきました。頭痛やあくびの回数も減ってきた感じです。

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宿泊している本八合目の宿の前はすでに大渋滞。登山者のヘッドライトの灯りの道が八合目からずっと繋がっています。
この渋滞を予見して、少しでも山頂に近い本八合目に宿をとったのですが、初心者がこの高度で宿をとったのがいけなかったらしいです。でも、まあ....八合目で宿をとってもそれほど順応性が変わったのでしょうか?

定刻通り、深夜2時に山小屋を出発。

一歩進んで、一歩止まる...。ディズニーランドのアトラクションの列のようにジワジワと進みます。まあ、普通ならキレていますが、病状にある今はこの渋滞に助けられました。

真っ暗な中をLEDのヘッドライトを頼りに進んでいきます。

渋滞の主な原因は、ツアー団体者がポイントポイントで休憩・点呼を行いながら進んでいる事。登山道の広い場所だと、左に寄って急ぐ登山者を先に行かすこともできるのですが、狭い場所や休憩場所となっている山小屋の敷地内が渋滞のボトルネックとなります。

渋滞の原因となっている多くは、午後遅めから入山し山小屋で宿泊する事なく通しで登ってきた人々や、七合目、八合目の山小屋から出発して登ってきた人々なので、八合目や九合目の山小屋や少し開けた場所で休憩を取っているのです。

なので、九合目を過ぎると渋滞は緩和され、ペースも上がってきます。

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九合目と十合目の入口にはそれぞれ鳥居があるので、それを目指します。残すところの距離にしてはそれほど無いので、おそらく40分くらいで登れる道を2時間くらいのペースで登っています。

頭痛もあくびの感覚も長くなってきました。上を見上げると吐き気と目まいが出ますが、普通に歩いている分には苦ではありません。もっとも、残る距離がわずかである事がわかっているので、精神的な安心感があったのかも知れません。

そしてついに十合目の鳥居をくぐりました。

ついた〜!!

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富士山の山頂は思いの外にぎやかでした。

こんなに栄えているのか〜、と感心。

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五合目以来はじめて見た自動販売機。
煌々と灯りがついています。価格は8合目と同じくらい?
富士山の山頂は、山小屋とは別の兵站が確保されているのか〜!!

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おみやげ屋もたくさんあるけど、なにもわざわざこんな所で買って下りなくても...と思ってしまいます。

なので、御来光を拝む場所を探して歩くことにしました。

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気温は0度近いそうです。見晴らしの良い場所はまわりに遮蔽物がなにも無いので、風もあって寒い。
登っている時は身体が温まっていましたが、じっとしていると芯から冷えてきます。

レインウェアを上下着込みますが、あと1枚なにか欲しいところ。一応これでも下着を入れて5枚着ているのですけどね。

山頂に到着したのは4時です。日の出は5時なので、これから1時間ほどじっとしていなくてはいけません。

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4:20ごろから地平線が明るくなってきました。地上の山中湖が浮かび上がってきます。
眼下に広がる雲海を期待したのですが、天気に恵まれすぎて裾野まで見渡せます。遙か眼下の山々には雲海が出来ていました。

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「本番」に供えてカメラのセッティング。とりあえず感度は2000くらいから初めてみます。三脚が無いのでシャッタースピードは1/30以上にはもっていきたい。絞りも開放値F2.8よりもできるだけ絞りたい...といろいろやっている内に、空はどんどん明るくなってきます。

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放射状に広がる光線。

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かなり明るくなってきましたが、まだ太陽は顔を出しません。
ISOは400で十分。シャッタースピードも1/100以上、絞りもF5.6くらいまでもっていけます。

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感動の手前ですが、冷え込みはさらに増してきます。この時間が一番寒いのかもしれません。

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そしてついに!!太陽が顔を出しました。
歓声が上がります。

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御来光です!!




つづく







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posted by 太泉八雲 at 08:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 出来事・雑記
この記事へのコメント
なんだかえらいこっちゃな感じなのに笑えてしまうのは八雲さんの文才から来るものでしょうね(笑)
ヨッシュにいつか富士山に登ろうと言われているのですが、今回の八雲さんのブログをみて真剣、無理だと思いました!!
山登りって思ったよりも相当苛酷ですね(>_<)
Posted by chiepoco☆ at 2012年08月27日 01:15
chiepoco☆さん、おかえりなさい。

富士山はゆっくりと登れば大丈夫ですよ。
この日は幼稚園児が100人くらい登っていました。引率の方も大変だな〜。と見ていて思いましたが、あんな小さな子供達がどこまで登るのか興味がありました。

しっかりとした装備で行けば、行きも帰りも負担が少ないですよ。
Posted by 太泉八雲 at 2012年08月27日 07:47
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